73 / 123
第二章
第18話(3) 合コンらしきもの開宴
しおりを挟む
「合コンって言われてもな……」
私服姿の勇次が駅前で後頭部を掻く。
「合コンをする振りをしているで良いって又左は言っていたけど……」
「相手は誰だよ?」
「さあ?」
勇次の問いに愛は首を傾げる。
「大体こいつをどう誤魔化せば良いんだ……」
勇次は自身の背中に担いだ金棒入りのケースを見て首を捻る。
「う~ん、楽器というしかないんじゃない?」
「お待たせしたにゃ」
「あっ、又左……って三尋⁉」
又左とともに三尋が現れる。愛が尋ねる。
「他にも参加するって言っていた隊員って黒駆君のことだったの?」
「ああ、そうだ」
「お前……合コン経験あんのか?」
「当たり前だ、俺くらいになるとさりげなく合コンに潜入するなど容易いことだ」
「さりげなくても駄目なんじゃ……」
どうだと言わんばかりにそれなりに長い髪をかき上げる三尋に愛は小声で突っ込む。
「っていうことは、他に女の子がもう一人か?」
「そうよね、男二人女一人の組み合わせっていうのもちょっと不自然だし……」
勇次と愛が周囲を見回す。又左が口を開く。
「カラオケ店の前で待ち合わせしているにゃ」
「……時間もちょうど良いな、そこに向かおう」
三尋が促し、勇次たちはカラオケ店の前につく。その場所には三人の男女と白い犬がいた。
「やっと来たか……」
勇次たちの姿を見て、白い犬が口を開く。勇次は驚く。
「い、犬がしゃべった⁉」
「勇次君、落ち着いて。武枝隊の尚右(なおすけ)さんよ。一度会っているはずだわ」
「そ、そう言われると……」
「……今更そんなことで驚くとは、どっかの馬鹿猫と似て、上杉山隊は間抜けが多いようだ」
「……聞き捨てならにゃいにゃ」
尚右に対し、又左が詰め寄る。尚右がため息交じりで答える。
「本当のことを言ったまでだが?」
「阿保犬が偉そうに!」
「あ~! ちょ、ちょっと、又左、ストップ! こんなところで争っている場合じゃないでしょ⁉ な、尚右さん、今回は武枝隊との合同任務なのですね?」
愛が又左と尚右の間に割って入り、話を進める。
「そうだ。我が隊の管轄でも被害が出ているからな。幸い命までには至っていないが……」
「ということは、こちらは武枝隊の皆さんですね。初めまして、よろしくお願いします」
「うおーい、ちょっと待て! 一度会っているじゃないか!」
短い茶髪の男性が声を上げる。愛が首を傾げる。
「え?」
「武枝隊の仁藤正人(にとうまさと)だ!」
「仁藤さん……?」
「まさか忘れたのか⁉ 対抗戦で君の妙な術でぼこぼこにされただろう⁉」
「えっと……ごめんなさい」
「謝られた! マジで忘れている……!」
「仁藤、あんまり馬鹿騒ぎをするな。他の二人も挨拶くらいしておけ」
「……どうも」
長めの黒い前髪を顔の両側に垂らし、後ろ髪は短めのポニーテール風にまとめ、口元を赤布で覆っている中性的な雰囲気の女性が軽く頭を下げる。愛が顔を覗き込む。
「あなたはどこかでお会いしたような……って、あ、貴女⁉」
愛は中性的な女性の陰に隠れている女を指差す。そこには赤色が主体のパンキッシュな服装に身を包み、顔の至る所に大小様々な赤色のピアスをつけた小柄な赤髪の女がいた。
「ど、どうも……」
「や、山牙恋夏(やまがれんか)! どうしてここに⁉」
「姉さん……た、隊長に言われたから……」
「よくも私と勇次君の前に顔を出せたわね⁉」
「た、対抗戦のことか……その節は申し訳ない……」
「そうよ! 私も勇次君も貴女に殺されかけたんだから!」
「よせ、愛。操られていたんだから仕方がないだろう。俺は気にしていない」
「……そうね、あの者に操られていたのよね。声を荒げてしまってごめんなさい」
勇次の言葉で落ち着きを取り戻した愛が恋夏に頭を下げる。恋夏が戸惑い気味に頷く。
「い、いや、アタシもマジでごめん……」
「挨拶は済んだな……頃合いだ。後はお前らに任せるぞ」
尚右が声をかけ、仁藤が頷き、皆を促す。
「よし、入店しよう。男三人、女三人の合コンって設定だ」
六人は店に入り、広めの部屋に通される。勇次が三尋に尋ねる。
「で? どうすれば良いんだ?」
「あくまでも囮捜査だ。純粋にカラオケを楽しんでいる若者を装えば良い……」
「よし! じゃあ、一曲目は俺が行くぜ! ~~♪」
仁藤が手際よく入力し、歌を歌い始める。勇次が呟く。
「のっけからテンション高いな……」
「~~♪ ……俺の歌どうだった⁉ 愛ちゃん?」
「え、えっと……すみません、選曲に集中していて全然聞いてなかったです。ごめんなさい」
「か、完全スルー⁉」
愛の言葉に仁藤が愕然とする。カラオケがしばらく進むと、注文していた飲食物が届く。
「……これを飲み食いするのが合コンなのか?」
「ちょっと違うな……俺の知っている合コンとは互いの魂をぶつけ合うものだ……」
「お前に聞いた俺がアホだったよ……」
三尋のよく分からない回答に勇次は呆れながらポテトを頬張る。仁藤が口を開く。
「こういう時は王様ゲームをやってさらに盛り上げるんだよ!」
「王様ゲームってなんだ?」
「知らないのか? くじで「王様」役を決め、「王様」が参加者の持つくじの番号を指定して命令を下し、「王様」以外の参加者はそれに従わなければならないというゲームだ!」
「す、すごいゲームだな……」
「こんなこともあろうかと思ってくじを用意してきたぞ!」
「準備が良すぎませんか?」
愛が冷ややかな視線を仁藤に向ける。
「と、とにかく、やってみようじゃないか! さあ、くじを引け! ……引いたな? さあ、『王様だーれだ?』……俺だ! ふふっ! 命令は……『1番が3番にキスをする!』だ」
「それでは自分がおいしくないだろう……」
「し、しまった!」
三尋の呟きに仁藤が再び愕然とする。
「い、1番、アタシだ……」
「3番、お、俺だ……」
山牙と勇次がおずおずと手を上げる。山牙が立ち上がって勇次に近づく。
「じゃ、じゃあ、勇次君、失礼します……」
「お、おう……」
「ま、待った! 破廉恥だわ!」
愛が慌てて立ち上がって叫ぶ。三尋が落ち着かせるように語りかける。
「曲江さん、王様ゲームで王様の命令は絶対だ……」
「そ、そんなこと言っても! ⁉」
突如として店内の照明が暗くなる。ここまで無言だった女性が口を開く。
「どうやら囮に引っかかってくれたようだ……」
私服姿の勇次が駅前で後頭部を掻く。
「合コンをする振りをしているで良いって又左は言っていたけど……」
「相手は誰だよ?」
「さあ?」
勇次の問いに愛は首を傾げる。
「大体こいつをどう誤魔化せば良いんだ……」
勇次は自身の背中に担いだ金棒入りのケースを見て首を捻る。
「う~ん、楽器というしかないんじゃない?」
「お待たせしたにゃ」
「あっ、又左……って三尋⁉」
又左とともに三尋が現れる。愛が尋ねる。
「他にも参加するって言っていた隊員って黒駆君のことだったの?」
「ああ、そうだ」
「お前……合コン経験あんのか?」
「当たり前だ、俺くらいになるとさりげなく合コンに潜入するなど容易いことだ」
「さりげなくても駄目なんじゃ……」
どうだと言わんばかりにそれなりに長い髪をかき上げる三尋に愛は小声で突っ込む。
「っていうことは、他に女の子がもう一人か?」
「そうよね、男二人女一人の組み合わせっていうのもちょっと不自然だし……」
勇次と愛が周囲を見回す。又左が口を開く。
「カラオケ店の前で待ち合わせしているにゃ」
「……時間もちょうど良いな、そこに向かおう」
三尋が促し、勇次たちはカラオケ店の前につく。その場所には三人の男女と白い犬がいた。
「やっと来たか……」
勇次たちの姿を見て、白い犬が口を開く。勇次は驚く。
「い、犬がしゃべった⁉」
「勇次君、落ち着いて。武枝隊の尚右(なおすけ)さんよ。一度会っているはずだわ」
「そ、そう言われると……」
「……今更そんなことで驚くとは、どっかの馬鹿猫と似て、上杉山隊は間抜けが多いようだ」
「……聞き捨てならにゃいにゃ」
尚右に対し、又左が詰め寄る。尚右がため息交じりで答える。
「本当のことを言ったまでだが?」
「阿保犬が偉そうに!」
「あ~! ちょ、ちょっと、又左、ストップ! こんなところで争っている場合じゃないでしょ⁉ な、尚右さん、今回は武枝隊との合同任務なのですね?」
愛が又左と尚右の間に割って入り、話を進める。
「そうだ。我が隊の管轄でも被害が出ているからな。幸い命までには至っていないが……」
「ということは、こちらは武枝隊の皆さんですね。初めまして、よろしくお願いします」
「うおーい、ちょっと待て! 一度会っているじゃないか!」
短い茶髪の男性が声を上げる。愛が首を傾げる。
「え?」
「武枝隊の仁藤正人(にとうまさと)だ!」
「仁藤さん……?」
「まさか忘れたのか⁉ 対抗戦で君の妙な術でぼこぼこにされただろう⁉」
「えっと……ごめんなさい」
「謝られた! マジで忘れている……!」
「仁藤、あんまり馬鹿騒ぎをするな。他の二人も挨拶くらいしておけ」
「……どうも」
長めの黒い前髪を顔の両側に垂らし、後ろ髪は短めのポニーテール風にまとめ、口元を赤布で覆っている中性的な雰囲気の女性が軽く頭を下げる。愛が顔を覗き込む。
「あなたはどこかでお会いしたような……って、あ、貴女⁉」
愛は中性的な女性の陰に隠れている女を指差す。そこには赤色が主体のパンキッシュな服装に身を包み、顔の至る所に大小様々な赤色のピアスをつけた小柄な赤髪の女がいた。
「ど、どうも……」
「や、山牙恋夏(やまがれんか)! どうしてここに⁉」
「姉さん……た、隊長に言われたから……」
「よくも私と勇次君の前に顔を出せたわね⁉」
「た、対抗戦のことか……その節は申し訳ない……」
「そうよ! 私も勇次君も貴女に殺されかけたんだから!」
「よせ、愛。操られていたんだから仕方がないだろう。俺は気にしていない」
「……そうね、あの者に操られていたのよね。声を荒げてしまってごめんなさい」
勇次の言葉で落ち着きを取り戻した愛が恋夏に頭を下げる。恋夏が戸惑い気味に頷く。
「い、いや、アタシもマジでごめん……」
「挨拶は済んだな……頃合いだ。後はお前らに任せるぞ」
尚右が声をかけ、仁藤が頷き、皆を促す。
「よし、入店しよう。男三人、女三人の合コンって設定だ」
六人は店に入り、広めの部屋に通される。勇次が三尋に尋ねる。
「で? どうすれば良いんだ?」
「あくまでも囮捜査だ。純粋にカラオケを楽しんでいる若者を装えば良い……」
「よし! じゃあ、一曲目は俺が行くぜ! ~~♪」
仁藤が手際よく入力し、歌を歌い始める。勇次が呟く。
「のっけからテンション高いな……」
「~~♪ ……俺の歌どうだった⁉ 愛ちゃん?」
「え、えっと……すみません、選曲に集中していて全然聞いてなかったです。ごめんなさい」
「か、完全スルー⁉」
愛の言葉に仁藤が愕然とする。カラオケがしばらく進むと、注文していた飲食物が届く。
「……これを飲み食いするのが合コンなのか?」
「ちょっと違うな……俺の知っている合コンとは互いの魂をぶつけ合うものだ……」
「お前に聞いた俺がアホだったよ……」
三尋のよく分からない回答に勇次は呆れながらポテトを頬張る。仁藤が口を開く。
「こういう時は王様ゲームをやってさらに盛り上げるんだよ!」
「王様ゲームってなんだ?」
「知らないのか? くじで「王様」役を決め、「王様」が参加者の持つくじの番号を指定して命令を下し、「王様」以外の参加者はそれに従わなければならないというゲームだ!」
「す、すごいゲームだな……」
「こんなこともあろうかと思ってくじを用意してきたぞ!」
「準備が良すぎませんか?」
愛が冷ややかな視線を仁藤に向ける。
「と、とにかく、やってみようじゃないか! さあ、くじを引け! ……引いたな? さあ、『王様だーれだ?』……俺だ! ふふっ! 命令は……『1番が3番にキスをする!』だ」
「それでは自分がおいしくないだろう……」
「し、しまった!」
三尋の呟きに仁藤が再び愕然とする。
「い、1番、アタシだ……」
「3番、お、俺だ……」
山牙と勇次がおずおずと手を上げる。山牙が立ち上がって勇次に近づく。
「じゃ、じゃあ、勇次君、失礼します……」
「お、おう……」
「ま、待った! 破廉恥だわ!」
愛が慌てて立ち上がって叫ぶ。三尋が落ち着かせるように語りかける。
「曲江さん、王様ゲームで王様の命令は絶対だ……」
「そ、そんなこと言っても! ⁉」
突如として店内の照明が暗くなる。ここまで無言だった女性が口を開く。
「どうやら囮に引っかかってくれたようだ……」
0
あなたにおすすめの小説
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
看病しに行ったら、当主の“眠り”になってしまった
星乃和花
恋愛
⭐︎完結済ー全36話⭐︎
倒れた当主を看病する役目を振られた使用人リィナは、彼の部屋へ通うことになる。
栄養、灯り、静かな時間、話し相手――“眠れる夜”を整えていく。そして、回復していく当主アレクシス。けれど彼は、ある夜そっと手を握り返し、低い声で囁く。
「責任、取って?」
噂が燃える屋敷で、ふたりが守るのは“枠(ルール)”。
手だけ、時間だけ、理由にしない――鍵はリィナが握ったまま。
けれど、守ろうとするほど情は育ち、合図の灯りはいつしか「帰る」ではなく「眠る」へ変わっていく。
看病から始まった優しい夜は、静かな執着に捕まっていく。
それでも、捕獲の鍵は彼ではなく――彼女の手にある。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
没落港の整備士男爵 ~「構造解析」スキルで古代設備を修理(レストア)したら、大陸一の物流拠点になり、王家も公爵家も頭が上がらなくなった件~
namisan
ファンタジー
大陸の南西端に位置するベルナ子爵領。
かつては貿易で栄えたこの港町も、今は見る影もない。
海底には土砂が堆積して大型船は入港できず、倉庫街は老朽化し、特産品もない。借金まみれの父と、諦めきった家臣たち。そこにあるのは、緩やかな「死」だけだった。
そんな没落寸前の領地の嫡男、アレン(16歳)に転生した主人公には、前世の記憶があった。
それは、日本で港湾管理者兼エンジニアとして働き、現場で散った「整備士」としての知識。
そして、彼にはもう一つ、この世界で目覚めた特異な能力があった。
対象の構造や欠陥、魔力の流れが設計図のように視えるスキル――【構造解析】。
「壊れているなら、直せばいい。詰まっているなら、通せばいい」
アレンは錆びついた古代の「浚渫(しゅんせつ)ゴーレム」を修理して港を深く掘り直し、魔導冷却庫を「熱交換の最適化」で復活させて、腐るだけだった魚を「最高級の輸出品」へと変えていく。
ドケチな家令ガルシアと予算を巡って戦い、荒くれ者の港湾長ゲンと共に泥にまみれ、没落商会の女主人メリッサと手を組んで販路を開拓する。
やがてその港には、陸・海・空の物流革命が巻き起こる。
揺れない「サスペンション馬車」が貴族の移動を変え、「鮮度抜群の魚介グルメ」が王族の胃袋を掴み、気性の荒いワイバーンを手懐けた「空輸便」が世界を結ぶ。
里帰りをしていたら離婚届が送られてきたので今から様子を見に行ってきます
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
<離婚届?納得いかないので今から内密に帰ります>
政略結婚で2年もの間「白い結婚」を続ける最中、妹の出産祝いで里帰りしていると突然届いた離婚届。あまりに理不尽で到底受け入れられないので内緒で帰ってみた結果・・・?
※「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています
さようなら、お別れしましょう
椿蛍
恋愛
「紹介しよう。新しい妻だ」――夫が『新しい妻』を連れてきた。
妻に新しいも古いもありますか?
愛人を通り越して、突然、夫が連れてきたのは『妻』!?
私に興味のない夫は、邪魔な私を遠ざけた。
――つまり、別居。
夫と父に命を握られた【契約】で縛られた政略結婚。
――あなたにお礼を言いますわ。
【契約】を無効にする方法を探し出し、夫と父から自由になってみせる!
※他サイトにも掲載しております。
※表紙はお借りしたものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる