深淵に眠る十字架 The second

ルカ(聖夜月ルカ)

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さらなる復讐

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「あ~あ、行っちまった。
あんたがあんなことを言うからだぞ。
あんなことを言うから、エドガー様の肉体に火がついたんだ。」

「無駄口は叩くな!
そんなことより、屋敷の中を案内してもらおうか。」

「なんだよ、偉そうに!
あんただって、おいらと同じ下級悪魔なんだろ?
昨夜、上級悪魔だって言ったのは、やっぱりはったりだったんだな。」

ベルナールの腕が、ブランドンの胸倉を乱暴に掴み上げた。



「私達はおまえごとき下賎の者と同じではない!
……余計なことばかり言っていると、エドガー様に言いつけるぞ!」

「わ、わかった。
わかったから離せよ。」

「私にはエドガー様がついている…そのことを忘れるな!」

ブランドンは小声で何事かをぼやきながら、門を開きベルナールを玄関に案内した。



「あ、ブランドンさん。」

「あぁ、シャール、ちょうど良かった。」

玄関から出て来たのは、栗色の長い髪をした美青年だった。
年の頃も体格もベルナールとよく似ていたが、ベルナールよりもずっと純朴な印象の青年だった。



「……この方が……」

シャールの視線は、ベルナールだけに熱く注がれていた。



「……この方ならエドガー様が気に入られるのは間違いないですね。
あ…初めまして。
僕はシャールと言います。」

「初めまして。
私はベルナールです。よろしく。」

ベルナールの差し出した手を、シャールが堅く握り返す。
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