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決意
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「だから…僕達はトレルにし返しをしてやった。
あいつを殴って縛り付け、動けなくしたその前で、僕とオルジェスはルキティア痛めつけ、何度も犯してやったんだ。
トレルは、余程ルキティアにまいっていたのか、それを見ながら涙を流していたよ…
僕の母さんに同じことをしたくせに……きっとあいつはそんなことは考えちゃいなかっただろうね。もう忘れてるに違いない。
そして、さんざん弄んだ挙句に、オルジェスがルキティアの心臓をえぐり出した。」
感情のこもらないルークのその言葉に、サマンサは唇を震わせた。
「最終的に手を下したのはオルジェスだ。
だけど、僕だって同罪なんだ。
僕は、ルキティアが可哀想だともなんとも思わなかった。
トレルに苦しみを与えるためだけに、ルキティアを痛めつけた…ただ、それだけのことなんだ。
……わかるかい?僕はそんな非常な男なんだよ。
人間だっていったって、悪魔となにも変わらない…
……そんな僕がどんなに頑張ったって、昔のような生活に戻る事なんて出来ないんだ。」
「ルーク…あなた達本当に…そんなことを…」
「本当だよ。
僕は、あの場でトレルも殺してやりたかった。
だけど、ベルナールが止めたんだ。
あいつの罪はそんなに簡単に殺してしまえる程軽いものじゃないってね。」
サマンサはルークの衝撃的な告白に、何も言えず、目を閉じてじっと俯くばかりだった。
「だから、サマンサ…」
「……出来るわ…」
「……なんだって?」
消え入りそうな声で囁かれたサマンサの言葉を、ルークは静かに聞き返した。
「出来るって言ったのよ!
あなたがどんなに酷いことをしたとしても…あなたが本気でやり直したいと思えば、絶対にやり直せる。
元の平穏な生活を取り戻せるわ!」
ルークは一瞬驚いたような表情を見せたが、やがて肩を震わせ、低い笑い声をもらした。
「サマンサ…君には呆れるね。
……じゃあ、好きにするが良いさ。
僕が、もうどうしようもない所まで変わってしまったことをその目でしっかりと確かめるんだね。」
冷たく微笑むルークに背を向け、サマンサは黙々と散らかった部屋を片付け始めた。
(私は絶対に諦めないわ…)
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だけど、僕だって同罪なんだ。
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「本当だよ。
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だけど、ベルナールが止めたんだ。
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「だから、サマンサ…」
「……出来るわ…」
「……なんだって?」
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「出来るって言ったのよ!
あなたがどんなに酷いことをしたとしても…あなたが本気でやり直したいと思えば、絶対にやり直せる。
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……じゃあ、好きにするが良いさ。
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