78~運命のカード

ルカ(聖夜月ルカ)

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再会

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 「に、兄さん!」

 「リアナ!!」

ロダンの家の前で掃除をしていたリアナは、箒を投げ出し、キーファの胸に飛び込んだ。



 「……良かった……
助かったのね……アレクさん、本当にどうもありがとうございました。」

ぽろぽろと大粒の涙を流しながら、リアナはアレクに礼を述べた。



 「おぉ、誰かと思うたらおまえさんか…
どうやら仕事はうまくいったようじゃな…ん?」

 家の中から顔をのぞかせたロダンが、ゆっくりとウォルトの傍に近付いた。



 「見慣れん顔じゃな。」

 「あぁ…初めまして。
 私は、アレクに助けてもらった、ダニエルの知り合いです。」

ウォルトはそう言って、ロダンの細い片手を握りしめた。



 「……質が違うな。」

 「え?今、なんと?」

 「リアナ…皆さんにお茶を……」

 「は、はいっ!」

リアナは涙を拭い、皆を家の中に招き入れた。



 *



 「そうか…あの護符が役に立ったんじゃな。」

 「あぁ、今回は飛んだ先が真っ暗な山の中で、あたりには松明の明かりしかなかったから、すぐにわかったんだ。」

 「奴らのアジトは山の中なのか?」

 「セモリュナから東に行った山の中だった。
だが、思ったよりも小さな施設だったし、あそこは本拠地ではないと思う。」

アレクの言葉に、男達は頷いた。



 「そうだな。本来連れて行かれる場所はあそこじゃないって話を聞いた。
ちょうど魔女が体調を崩していて、魔導士を見分けることが出来ないみたいなことを言ってたな。」

 「おそらく、あそこはハンターがかどわかして来た者達を一時的に置いておく施設じゃないかと思う。
あそこで、魔導士を選別し、然るべき所へ連れて行かれるんだろうな。」

 「それではおまえさんは、魔女が体調を崩したおかげで助かったってわけじゃな。」

 「そういうことですね。」

ウォルトは、そう言って複雑な笑みを浮かべた。 
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