78~運命のカード

ルカ(聖夜月ルカ)

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新たな結界

25

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クレオンは辺りを注意深く見渡し、裏口を探した。
幸い、暗がりだし、歩いてる者もいない。
さらに、裏口はすぐにみつかった。
宿舎は同じような構造で、作られているようだった。
素早く、裏口に周りこんだクレオンは、鍵穴に向かって術をかけた。
鍵はあっという間に開いた。



そっと、足を踏み入れた時、がっしりと腕を掴まれた。



「そこまでだ!」

「な、なにを!」

クレオンは抵抗したが、相手の男はそれを交わし、攻撃を加えて来る。
かなりの手練だとクレオンは感じた。
このままでは負ける。
そう思ったクレオンは、転移した。



「魔導士か!」

「えっ!?」

クレオンが転移する瞬間に、男はクレオンの腕を掴んだため、二人はロマノスの待つ場所へ、転移されてしまった。



「もしや、お前たち、ロージックの…」

「この野郎!」

ロマノスは短刀を持ち出し、男に斬りかかったが、一撃で跳ね飛ばされてしまった。



「馬鹿な真似はやめろ!
私はネストルだ!」

「ネストル…?」

クレオンの顔に、どこか安堵したような表情が宿った。



「いかにも私達はロージックの者だ。
あんたに会いに来た。」

「やはり、そうだったか。」

ネストルの顔にも微かに笑みが浮かんだ。
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