78~運命のカード

ルカ(聖夜月ルカ)

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新たな結界

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「なんてことだ。それじゃあ、帰るに帰れないじゃないか。」

「今回、途中まで結界を解いた奴がいるが、さらに強化されたとなると、解くにはかなり時間がかかりそうだな。」

「畜生め!余計なことをしやがって!」

ロマノスは吐き捨てるようにそう言った。



「仕方がないじゃないか。
何か策がないか、また考えてみる。」

「チッ、それで、今後はどうするつもりなんだ。
あの死にかけの男は、どうなった?」

「あいつは…無事に帰って来た。」

「無事に?」

「あぁ…」

「何故だ?あの時、すでに死にかけていたじゃないか。」

「……なんとも悪運の強い奴でな。
とりあえず、今後のことはもう少し考えてみるから時間をくれ。」

ロマノスは不満気な顔をしながらも、それ以上は何も言わなかった。



「すっかり遅くなってしまったな。
そろそろ宿舎に戻ろう。
腹が減っただろう?
あ、くれぐれも魔導士だということは悟られるなよ。」

「あぁ、わかっている。」

「今度は正面から入って、入山証を使ってみろ。」

「本当に大丈夫なんだろうな?」

「当たり前だ。」

ネストルは、微かに微笑んだ。
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