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新たな結界
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*
「つまり、術で結界を破ろうとしたら、その術の力が結界に吸収され、さらに強い防御効果を生み出す…とそういうことですか?」
「はい、いかにも、その通りです。」
「では、どうすれば結界は破れるのですか?」
「言うなれば無敵の結界です。
もし、どうしても破ろうと思えば、結界の構造を知り、一から解いていくしかありません。」
「結界を、解く……」
魔導士ではないネストルには、その方法は皆目わからなかったが、それがとても難しいことだということは、漠然と理解した。
*
「まずは、入山証を渡す。」
ネストルは、二人に入山証を手渡した。
「絶対になくすなよ。
これさえあれば、どこの宿舎にも入れるし、好きな時に食事をすることが出来る。」
「へぇ、至れり尽くせりだな。」
「それと、その入山証は、麓にある結界も通れるからな。」
「リンガーはしっかりしてるんだな。
ここでは綻びから入るような奴はいないのか?」
「リンガーには、綻びなんてものはない。」
言い切ったネストルに、ロマノスは目を丸くした。
「それで頂上の結界は…」
「それなんだがな…」
ネストルは、ロダンから聞いた話を二人に話した。
「つまり、術で結界を破ろうとしたら、その術の力が結界に吸収され、さらに強い防御効果を生み出す…とそういうことですか?」
「はい、いかにも、その通りです。」
「では、どうすれば結界は破れるのですか?」
「言うなれば無敵の結界です。
もし、どうしても破ろうと思えば、結界の構造を知り、一から解いていくしかありません。」
「結界を、解く……」
魔導士ではないネストルには、その方法は皆目わからなかったが、それがとても難しいことだということは、漠然と理解した。
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「まずは、入山証を渡す。」
ネストルは、二人に入山証を手渡した。
「絶対になくすなよ。
これさえあれば、どこの宿舎にも入れるし、好きな時に食事をすることが出来る。」
「へぇ、至れり尽くせりだな。」
「それと、その入山証は、麓にある結界も通れるからな。」
「リンガーはしっかりしてるんだな。
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「リンガーには、綻びなんてものはない。」
言い切ったネストルに、ロマノスは目を丸くした。
「それで頂上の結界は…」
「それなんだがな…」
ネストルは、ロダンから聞いた話を二人に話した。
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