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side カンナ
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「で、でも…アルバートさんは王子様なわけですし、いろいろとお忙しいのではありませんか?」
「いや、それほど長い旅でなければ大丈夫だ。
そういえば、最近は公務以外の旅はほとんどしてなかった。
私にとっても、良い骨休みになる。」
「え……そ、そうなんですか…そ、そっか……」
困った私は、とりあえずへらへらと笑うしかなかった。
「よし、決まりだ。
問題は行き先だな。
どこが良いか…
カンナ…君は、どういう所に行きたい?」
「えー……僕は、どこでも…」
「なにかあるだろう。
山が良いとか、賑やかな町が良いとか…
そうだ、隣国のキリルまで足を伸ばそう。
あそこには、祈りの塔というものがあるのだが、たいそう高い塔でな。
ファーリンドにはもちろんのこと、モルドにもあれほどまでに高い塔はないのだ。
なんせ、あの塔が出来上がるまでに十年以上かかったのだから。
あの最上階で祈りを捧げると、必ずその願いは叶うとも言われている。」
「へぇ…面白そうですね。」
一応、女子ですから『願いが叶う』なんて言われたら、ちょっと気になっちゃうよね。
それに、本当に願いが叶うなら、私は本気で祈るよ。
元の世界に戻りたいって。
今は何不自由なく過ごしてるし、楽しいといえば楽しいけれど、やっぱり、元の世界に帰りたい。
一生帰れないのは、やっぱり悲しすぎるもの。
「いや、それほど長い旅でなければ大丈夫だ。
そういえば、最近は公務以外の旅はほとんどしてなかった。
私にとっても、良い骨休みになる。」
「え……そ、そうなんですか…そ、そっか……」
困った私は、とりあえずへらへらと笑うしかなかった。
「よし、決まりだ。
問題は行き先だな。
どこが良いか…
カンナ…君は、どういう所に行きたい?」
「えー……僕は、どこでも…」
「なにかあるだろう。
山が良いとか、賑やかな町が良いとか…
そうだ、隣国のキリルまで足を伸ばそう。
あそこには、祈りの塔というものがあるのだが、たいそう高い塔でな。
ファーリンドにはもちろんのこと、モルドにもあれほどまでに高い塔はないのだ。
なんせ、あの塔が出来上がるまでに十年以上かかったのだから。
あの最上階で祈りを捧げると、必ずその願いは叶うとも言われている。」
「へぇ…面白そうですね。」
一応、女子ですから『願いが叶う』なんて言われたら、ちょっと気になっちゃうよね。
それに、本当に願いが叶うなら、私は本気で祈るよ。
元の世界に戻りたいって。
今は何不自由なく過ごしてるし、楽しいといえば楽しいけれど、やっぱり、元の世界に帰りたい。
一生帰れないのは、やっぱり悲しすぎるもの。
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