257 / 351
side カンナ
6
しおりを挟む
*
「カンナ…疲れてないか?」
「はい、大丈夫です。」
「馬車には酔わなかったか?」
「はい、お陰様で。」
お昼に小さな町に立ち寄って食事をして、そしてまた馬車に乗り、夜が更けてから大きな町に着いた。
ここで一泊してから、明日の夕方にはキリルの国に入るらしい。
遅かったせいか、もうお店はほとんど閉まってて、レストランとはちょっと違う、酒場のようなお店で夕食を食べた。
馬車に乗ってた人はたいてい来てるし、それほど柄が悪いって程ではないけど、王子様が来るのには不似合いなお店だ。
でも、アルバートさんはそういうこともあまり気にしてないみたい。
前から思っていたけれど、本当に気さくな人だよね。
「カンナ…この肉も食べてみなさい。
柔らかくて美味しいぞ。」
「はい、ありがとうございます。」
差し向かいで食べる食事…ちょっと照れるけど、嫌な気はしない。
イケメンの顔を見ながら食べると、食が進むね。
「酒はどうだ?もう一本頼むか?」
「いえ、僕はそんなに飲めませんから、これで足りると思います。」
「そうか。わかった。」
アルバートさんって、本当に気遣いの出来る人だと思う。
こんな私にも、こんなに優しく接してくれるんだもの。
王子様なんだし、ふんぞり返っていても良い身分なのに、偉ぶったところが本当にないんだよね。
こんなに見た目も良くて、性格も良いのに、いまだ独身っていうのが不思議だね。
そうでなくても、王族だったら、自分の意志とは関係なしに政略結婚とかもありそうなのに。
そういえば、エドワード王もアルバートさんとはほとんど年が変わらないみたい。
なのに、エドワード王はもう再婚だし、子供もいるのに、アルバートさんは独身。
不思議だ。
本当に不思議だ。
あ、そういえば、ネイサンさんも独身、ジョシュアさんも独身、オスカーさんも?
なんでだろ??
見た目的にはモテるに決まってるのに。
本当にもったいない話だね。
「カンナ…疲れてないか?」
「はい、大丈夫です。」
「馬車には酔わなかったか?」
「はい、お陰様で。」
お昼に小さな町に立ち寄って食事をして、そしてまた馬車に乗り、夜が更けてから大きな町に着いた。
ここで一泊してから、明日の夕方にはキリルの国に入るらしい。
遅かったせいか、もうお店はほとんど閉まってて、レストランとはちょっと違う、酒場のようなお店で夕食を食べた。
馬車に乗ってた人はたいてい来てるし、それほど柄が悪いって程ではないけど、王子様が来るのには不似合いなお店だ。
でも、アルバートさんはそういうこともあまり気にしてないみたい。
前から思っていたけれど、本当に気さくな人だよね。
「カンナ…この肉も食べてみなさい。
柔らかくて美味しいぞ。」
「はい、ありがとうございます。」
差し向かいで食べる食事…ちょっと照れるけど、嫌な気はしない。
イケメンの顔を見ながら食べると、食が進むね。
「酒はどうだ?もう一本頼むか?」
「いえ、僕はそんなに飲めませんから、これで足りると思います。」
「そうか。わかった。」
アルバートさんって、本当に気遣いの出来る人だと思う。
こんな私にも、こんなに優しく接してくれるんだもの。
王子様なんだし、ふんぞり返っていても良い身分なのに、偉ぶったところが本当にないんだよね。
こんなに見た目も良くて、性格も良いのに、いまだ独身っていうのが不思議だね。
そうでなくても、王族だったら、自分の意志とは関係なしに政略結婚とかもありそうなのに。
そういえば、エドワード王もアルバートさんとはほとんど年が変わらないみたい。
なのに、エドワード王はもう再婚だし、子供もいるのに、アルバートさんは独身。
不思議だ。
本当に不思議だ。
あ、そういえば、ネイサンさんも独身、ジョシュアさんも独身、オスカーさんも?
なんでだろ??
見た目的にはモテるに決まってるのに。
本当にもったいない話だね。
0
あなたにおすすめの小説
存在感のない聖女が姿を消した後 [完]
風龍佳乃
恋愛
聖女であるディアターナは
永く仕えた国を捨てた。
何故って?
それは新たに現れた聖女が
ヒロインだったから。
ディアターナは
いつの日からか新聖女と比べられ
人々の心が離れていった事を悟った。
もう私の役目は終わったわ…
神託を受けたディアターナは
手紙を残して消えた。
残された国は天災に見舞われ
てしまった。
しかし聖女は戻る事はなかった。
ディアターナは西帝国にて
初代聖女のコリーアンナに出会い
運命を切り開いて
自分自身の幸せをみつけるのだった。
拾われ子のスイ
蒼居 夜燈
ファンタジー
【第18回ファンタジー小説大賞 奨励賞】
記憶にあるのは、自分を見下ろす紅い眼の男と、母親の「出ていきなさい」という怒声。
幼いスイは故郷から遠く離れた西大陸の果てに、ドラゴンと共に墜落した。
老夫婦に拾われたスイは墜落から七年後、二人の逝去をきっかけに養祖父と同じハンターとして生きていく為に旅に出る。
――紅い眼の男は誰なのか、母は自分を本当に捨てたのか。
スイは、故郷を探す事を決める。真実を知る為に。
出会いと別れを繰り返し、生命を懸けて鬩ぎ合い、幾度も涙を流す旅路の中で自分の在り方を探す。
清濁が混在する世界に、スイは何を見て何を思い、何を選ぶのか。
これは、ひとりの少女が世界と己を知りながら成長していく物語。
※基本週2回(木・日)更新。
※誤字脱字報告に関しては感想とは異なる為、修正が済み次第削除致します。ご容赦ください。
※カクヨム様にて先行公開中(登場人物紹介はアルファポリス様でのみ掲載)
※表紙画像、その他キャラクターのイメージ画像はAIイラストアプリで作成したものです。再現不足で色彩の一部が作中描写とは異なります。
※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
王宮メイドは今日も夫を「観察」する
kujinoji
恋愛
「はぁぁ〜!今日も働くヴィクター様が尊すぎる……!」
王宮メイドのミネリは、今日も愛しの夫ヴィクターを「観察」していた。
ヴィクターが好きすぎるあまり、あますところなく彼を見つめていたいミネリ。内緒で王宮メイドになり、文官である夫のもとに通うことに。
だけどある日、ヴィクターとある女性の、とんでもない場面を目撃してしまって……?
※同じものを他サイトにて、別名義で公開しています。
〜仕事も恋愛もハードモード!?〜 ON/OFF♡オフィスワーカー
i.q
恋愛
切り替えギャップ鬼上司に翻弄されちゃうオフィスラブ☆
最悪な失恋をした主人公とONとOFFの切り替えが激しい鬼上司のオフィスラブストーリー♡
バリバリのキャリアウーマン街道一直線の爽やか属性女子【川瀬 陸】。そんな陸は突然彼氏から呼び出される。出向いた先には……彼氏と見知らぬ女が!? 酷い失恋をした陸。しかし、同じ職場の鬼課長の【榊】は失恋なんてお構いなし。傷が乾かぬうちに仕事はスーパーハードモード。その上、この鬼課長は————。
数年前に執筆して他サイトに投稿してあったお話(別タイトル。本文軽い修正あり)
『身長185cmの私が異世界転移したら、「ちっちゃくて可愛い」って言われました!? 〜女神ルミエール様の気まぐれ〜』
透子(とおるこ)
恋愛
身長185cmの女子大生・三浦ヨウコ。
「ちっちゃくて可愛い女の子に、私もなってみたい……」
そんな密かな願望を抱えながら、今日もバイト帰りにクタクタになっていた――はずが!
突然現れたテンションMAXの女神ルミエールに「今度はこの子に決〜めた☆」と宣言され、理由もなく異世界に強制転移!?
気づけば、森の中で虫に囲まれ、何もわからずパニック状態!
けれど、そこは“3メートル超えの巨人たち”が暮らす世界で――
「なんて可憐な子なんだ……!」
……え、私が“ちっちゃくて可愛い”枠!?
これは、背が高すぎて自信が持てなかった女子大生が、異世界でまさかのモテ無双(?)!?
ちょっと変わった視点で描く、逆転系・異世界ラブコメ、ここに開幕☆
大根令嬢の雑学無双、王弟殿下を添えて。~ 前世を思い出したので、許婚をほったらかして人助けしまくります!!
古森真朝
恋愛
気弱な伯爵令嬢のカレンは、自分勝手な婚約者レナートに振り回されていた。耐え続けていたある日、舞踏会で何者かに突き飛ばされ、階段から落ちてしまう。
その傷が元で儚く……なるかと思いきや。衝撃で前世を思い出したカレンは一転、かの『ド根性大根』みたいな超・ポジティブ人間になっていた。
『モラハラ婚約者の思惑なんぞ知るか!! 今度こそ好きなことやって、目いっぱい幸せに長生きするんだから!!!』
昔ひたすら読書に耽って身に着けた『雑学』を武器に、うっかり採れ過ぎた作物や、開墾しようとすると不幸に見舞われる土地、不治の病にかかった王族、等々の問題をどんどん解決。
領地の内外で心強い友人が出来たり、いつの間にかものすごく有名になっていたり、何かと協力してくれる王弟ヴィクトルから好意を寄せられたり(注:気付いてない)する中、温かい家族と共に仕事に励んでいく。
一方、前世から因縁のある人々もまた、こちらに転生していて――
女性が少ない世界に転生した控えめ伯爵令嬢、なぜか五人の婚約候補に選ばれて少しずつ恋を知っていきます
ノッポ
恋愛
女性が極端に少ない異世界に転生した私は、気づけば伯爵令嬢になっていた。
前世は日本で普通に生きていたせいか、貴族令嬢らしい強気な振る舞いがどうしても苦手。
社交界デビューを迎えても、「どうして私が選ばれるの?」と戸惑うばかりだった。
けれど今年デビューする高位令嬢はわずか三人。
家同士の思惑も重なり、騎士団長家の息子、宰相子息、魔術師団長の息子、幼なじみの侯爵子息、そして英雄騎士――
五人の若きエリートとのお見合いが次々と始まってしまう。
遠慮がちで控えめな性格は、この世界では珍しく、気づけば少しずつ距離を縮めていく彼ら。
異世界での恋愛に戸惑う日々。けれど出会いを重ねるたびに、私は少しずつ変わっていく――。
女性希少世界で、自分の幸せを選べるようになるまでの逆ハーレム恋愛ファンタジー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる