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妖精からの贈り物
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*
「おーい、サムじいさん、酒がたりないぞーーー!」
「あいよ、今、もって行くからな。」
サム爺さんは両手に酒瓶を持ち、若者のテーブルに運ぶ。
若者達は、皆、赤い顔をして上機嫌で飲んでいた。
「あいよ、でも、あんまり飲みすぎるんじゃないぞ。」
「俺達にとっちゃあこのくらいの酒、なんでもないさ。
そんなことより、さっきの話の続きを聞かせてくれよ。」
「さっきの話?
……おぉ、そうじゃったな。
裏山のお宝の話がまだじゃったな。
お宝は、魔法の種だということじゃ。」
「種?」
その言葉に、三人の動きが停まった。
「そうだ。
その種に願いをかけ、毎日大切に育てたら望みのものが実るという魔法の種じゃ。」
一瞬の間を置いて、三人が同時に噴き出した。
「じゃ、セクシーなカワイコちゃんが欲しいって願えば、カワイコちゃんが実るのか?」
「もちろん裸で実るんだよな?」
「おまえだったら、そんなの見たら出来あがる前に採っちまうんじゃないか!」
三人は、腹を抱えて笑い転げ、笑いすぎて涙を流していた。
サムじいさんは何度も首を振りながら、諦め顔でカウンターの中に戻った。
「おーい、サムじいさん、酒がたりないぞーーー!」
「あいよ、今、もって行くからな。」
サム爺さんは両手に酒瓶を持ち、若者のテーブルに運ぶ。
若者達は、皆、赤い顔をして上機嫌で飲んでいた。
「あいよ、でも、あんまり飲みすぎるんじゃないぞ。」
「俺達にとっちゃあこのくらいの酒、なんでもないさ。
そんなことより、さっきの話の続きを聞かせてくれよ。」
「さっきの話?
……おぉ、そうじゃったな。
裏山のお宝の話がまだじゃったな。
お宝は、魔法の種だということじゃ。」
「種?」
その言葉に、三人の動きが停まった。
「そうだ。
その種に願いをかけ、毎日大切に育てたら望みのものが実るという魔法の種じゃ。」
一瞬の間を置いて、三人が同時に噴き出した。
「じゃ、セクシーなカワイコちゃんが欲しいって願えば、カワイコちゃんが実るのか?」
「もちろん裸で実るんだよな?」
「おまえだったら、そんなの見たら出来あがる前に採っちまうんじゃないか!」
三人は、腹を抱えて笑い転げ、笑いすぎて涙を流していた。
サムじいさんは何度も首を振りながら、諦め顔でカウンターの中に戻った。
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