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十字架の楽園
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「なにがおかしいの!良く笑っていられるわね…
私をあんな酷い目に遭わせておいて、あんたの良心は少しも痛まないの?!」
「フフッ…良く言うぜ。
なんだかんだ言って、おまえはああいう仕事が好きなんじゃないのか?
そうでなきゃ、そんな仕事に耐えきれないはずだもんな。
きっとロザリーみたいに首をくくるだろうよ。
だが、おまえは、そうやって元気に生きてる。
実はけっこう楽しんでやってるんじゃないのか?」
リチャードはそう言いながら、私にいやらしい視線を投げかけた。
こいつは、鬼だ…
自分のせいで死んだ者にさえ、憐れみの情を持ち合わせてはいない…
こいつは、人間ではない…
私は憤りで拳が震えるのを感じていた。
「あれからどのくらいになるだろう…一年…いや、もう少し経つか?
あの時はおまえもまだへたくそだったが、今じゃずいぶんとうまくなってるんだろうな。
どれだけうまくなったか、試させてもらおうか…」
リチャードの手が私の腕を掴み、ベッドにひきずりこもうとする。
「やめて!離して!!」
抵抗する私の目に、サイドテーブルの食べ掛けのりんごとナイフが停まった。
私は咄嗟にそのナイフを掴みとり、リチャードの身体めがけその刃先をめちゃめちゃに振り下ろした。
低いうめき声…
反撃するリチャードに殴られ、蹴られしながらも、私はナイフを振り下ろす事をやめなかった。
ただ、機械のようにその動作を何度も何度も繰り返す。
*
「リリィ…いるのか?」
声が聞こえた。
やがて足音がだんだんと近付いて来る…
「リリィ、いないのか?
………リリィ!!」
ジョシュアが寝室の扉の傍で立ち尽していた…
「リリィ…な、何があった…」
呆然としている私の肩を、ジョシュアが強く揺さぶった。
「リリィ、しっかりしろ…!!」
「……ジョシュア…」
私はジョシュアにすがって泣いた。
大きな声をあげ、涙が枯れはてる程…
「リリィ…」
ジョシュアは私が泣きやむまでずっと私の血まみれの身体を抱き締めていてくれた。
*
*
*
「リリィ、これは誰なんだ?
何があった?」
「これは…リチャード…
……いえ、違うわ…これは鬼…」
ジョシュアはリチャードの傍に近付き、顔を確かめているようだった。
「そうだったのか…
リリィ…ゆっくりシャワーを浴びておいで。
何も心配する事はないんだよ。
そして、服を着替えておいで。
急がなくて良いんだ。ゆっくりで良いんだよ。」
そう言って、ジョシュアは私を浴室に連れていってくれた。
私をあんな酷い目に遭わせておいて、あんたの良心は少しも痛まないの?!」
「フフッ…良く言うぜ。
なんだかんだ言って、おまえはああいう仕事が好きなんじゃないのか?
そうでなきゃ、そんな仕事に耐えきれないはずだもんな。
きっとロザリーみたいに首をくくるだろうよ。
だが、おまえは、そうやって元気に生きてる。
実はけっこう楽しんでやってるんじゃないのか?」
リチャードはそう言いながら、私にいやらしい視線を投げかけた。
こいつは、鬼だ…
自分のせいで死んだ者にさえ、憐れみの情を持ち合わせてはいない…
こいつは、人間ではない…
私は憤りで拳が震えるのを感じていた。
「あれからどのくらいになるだろう…一年…いや、もう少し経つか?
あの時はおまえもまだへたくそだったが、今じゃずいぶんとうまくなってるんだろうな。
どれだけうまくなったか、試させてもらおうか…」
リチャードの手が私の腕を掴み、ベッドにひきずりこもうとする。
「やめて!離して!!」
抵抗する私の目に、サイドテーブルの食べ掛けのりんごとナイフが停まった。
私は咄嗟にそのナイフを掴みとり、リチャードの身体めがけその刃先をめちゃめちゃに振り下ろした。
低いうめき声…
反撃するリチャードに殴られ、蹴られしながらも、私はナイフを振り下ろす事をやめなかった。
ただ、機械のようにその動作を何度も何度も繰り返す。
*
「リリィ…いるのか?」
声が聞こえた。
やがて足音がだんだんと近付いて来る…
「リリィ、いないのか?
………リリィ!!」
ジョシュアが寝室の扉の傍で立ち尽していた…
「リリィ…な、何があった…」
呆然としている私の肩を、ジョシュアが強く揺さぶった。
「リリィ、しっかりしろ…!!」
「……ジョシュア…」
私はジョシュアにすがって泣いた。
大きな声をあげ、涙が枯れはてる程…
「リリィ…」
ジョシュアは私が泣きやむまでずっと私の血まみれの身体を抱き締めていてくれた。
*
*
*
「リリィ、これは誰なんだ?
何があった?」
「これは…リチャード…
……いえ、違うわ…これは鬼…」
ジョシュアはリチャードの傍に近付き、顔を確かめているようだった。
「そうだったのか…
リリィ…ゆっくりシャワーを浴びておいで。
何も心配する事はないんだよ。
そして、服を着替えておいで。
急がなくて良いんだ。ゆっくりで良いんだよ。」
そう言って、ジョシュアは私を浴室に連れていってくれた。
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