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終わりなき旅立ち
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「あなたはここに来て、もう長いの?」
「そんなに長くはないけど、きっと君よりは長いと思うよ。」
「そう…ところで、あなたは、ここで毎日何をしてるの?」
「何って…
そうだね。散歩したり…」
「散歩?
こんな何もない所を散歩して楽しい?」
「…楽しいはずなんてないさ。
だから、誰も歩いてないんだよ、きっと。」
「じゃあ、あなたはなぜそんなつまらない散歩なんてしてるの?」
「そうだね…」
ローランは、何かを考えるように空を仰ぐ。
「……きっと、今日みたいなことが起きるのを信じていたかったから…かな?」
「今日みたいなこと…?」
「そう…
誰かと出会って、その誰かは僕に挨拶を返してくれて、そして、話をしてくれる…
つまらない散歩をやめなくて本当に良かったよ!」
にっこりと微笑むローランの顔を見ていると、ジョゼットは込み上げる想いを抑えることが出来なくなっていた。
「…私も散歩してて良かったわ。
私も誰かと話がしたかったの!
寂しい事には慣れてるはずだったのに、寂しくてたまらなかったの!
ありがとう、ローラン…!!
あ……私の名前はジョゼットよ。」
「ジョゼット…綺麗な名前だね。
君と出会えて、僕もとても幸せだよ。」
「ローラン…嬉しいわ!
私…こんな風に優しく名前を呼んでもらえたのはとても久しぶり…
もう一度呼んで!」
「何度でも呼ぶよ!
ジョゼット!」
それから、ジョゼットはローランの家で一緒に暮らすようになった。
知り合ってほんの僅かの言葉を交わしただけで、心の中が癒されていくのを二人は感じた。
もう、離れて暮らすなんてことは出来ない。
それからの日々は、二人にとって今まで味わったことのない幸せなものだった。
「あら、ローラン、あなた、手首に面白い形のあざがあるのね。」
「うん、このあざ…なにかの形に似てると思わない?」
「う~ん…何かしら?」
「……四葉のクローバーに見えない?」
「四葉のクローバー?
……そうね、言われてみればそう見えないこともないわ。」
「なんだよ!それじゃあ、そんな風に見えないみたいじゃないか。ひどいなぁ。
このあざを見ながら母さんはいつも言ってくれたんだ。
『あなたは幸せな人なのよ。この四つ葉はあなたが幸せな人の証なのよ』って。」
そう言いながら、ローランは哀しい目をして笑った。
「そんなに長くはないけど、きっと君よりは長いと思うよ。」
「そう…ところで、あなたは、ここで毎日何をしてるの?」
「何って…
そうだね。散歩したり…」
「散歩?
こんな何もない所を散歩して楽しい?」
「…楽しいはずなんてないさ。
だから、誰も歩いてないんだよ、きっと。」
「じゃあ、あなたはなぜそんなつまらない散歩なんてしてるの?」
「そうだね…」
ローランは、何かを考えるように空を仰ぐ。
「……きっと、今日みたいなことが起きるのを信じていたかったから…かな?」
「今日みたいなこと…?」
「そう…
誰かと出会って、その誰かは僕に挨拶を返してくれて、そして、話をしてくれる…
つまらない散歩をやめなくて本当に良かったよ!」
にっこりと微笑むローランの顔を見ていると、ジョゼットは込み上げる想いを抑えることが出来なくなっていた。
「…私も散歩してて良かったわ。
私も誰かと話がしたかったの!
寂しい事には慣れてるはずだったのに、寂しくてたまらなかったの!
ありがとう、ローラン…!!
あ……私の名前はジョゼットよ。」
「ジョゼット…綺麗な名前だね。
君と出会えて、僕もとても幸せだよ。」
「ローラン…嬉しいわ!
私…こんな風に優しく名前を呼んでもらえたのはとても久しぶり…
もう一度呼んで!」
「何度でも呼ぶよ!
ジョゼット!」
それから、ジョゼットはローランの家で一緒に暮らすようになった。
知り合ってほんの僅かの言葉を交わしただけで、心の中が癒されていくのを二人は感じた。
もう、離れて暮らすなんてことは出来ない。
それからの日々は、二人にとって今まで味わったことのない幸せなものだった。
「あら、ローラン、あなた、手首に面白い形のあざがあるのね。」
「うん、このあざ…なにかの形に似てると思わない?」
「う~ん…何かしら?」
「……四葉のクローバーに見えない?」
「四葉のクローバー?
……そうね、言われてみればそう見えないこともないわ。」
「なんだよ!それじゃあ、そんな風に見えないみたいじゃないか。ひどいなぁ。
このあざを見ながら母さんはいつも言ってくれたんだ。
『あなたは幸せな人なのよ。この四つ葉はあなたが幸せな人の証なのよ』って。」
そう言いながら、ローランは哀しい目をして笑った。
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