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終わりなき旅立ち
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「今度はなにもないわね。」
「そうだね、でも、このままなにもないとは思えないけどね…」
ローランのその言葉を聞いていたかのように、突然、大きな岩が転がり落ちて来た。
「ジョゼット!危ない!」
堅い岩が、咄嗟にジョゼットをかばったローランの頭を直撃した。
「ローラン!!」
頭を抱えるローランの指の間から、どくどくと真っ赤な血が噴き出していた。
「だ…大丈夫だよ…ジョゼット」
ローランの強がった言葉にももはや力はなかった。
「ローラン、しっかり!」
ローランに肩を貸したジョゼットは、一歩一歩、踏みしめるように山を登って行く。
そこへ、また新たな岩が転がり落ちてくる。
今度は、さっきよりも間隔をあけずに次から次へと…
岩はローランの…そしてジョゼットの身体を打ち据えるようにいくつもいくつも落ちて来る。
その度に、二人は傷付き、血を流し、斜面を転がり落とされていく。
だが、二人は諦めなかった。
手がへし折れ、目が潰れても、斜面を一歩ずつ登っていく。
死にかけた赤い芋虫のように地べたに這いつくばって…
何度岩に押し戻されても決して諦めることなく…
「ジョ…ゼット…だ…大丈夫かい?」
「ええ…大丈夫よ…」
やがて二人は周りの光景が少しずつ変わって来ていることに気が付いた。
「ジョゼット…なんだかおかしいよ。」
「私にもわかるわ…でも…まさか…」
二人が登って行く度に…あたりは明るくなっていたのだ。
やがて…明るい光は疑いのないものとなった。
「ジョゼット…見て!
太陽だ!!空だ!僕達、来たんだ…頂上に着いたんだ!」
「ええ……」
見下ろした二人の目に映ったのは、赤黒い二筋の血の跡だった…
「今度はこっち側へ降りていくだけね。」
「もうこんな状態なのに、これからの苦しみが怖くないのかい?」
「怖いわ…でも、ここまで来れたんだもの。
それにあなたがいるから、きっと大丈夫。」
「君はけっこう楽天家だったんだね。」
二人は顔を見合わせて笑った。
「こんな時に笑えるなんて、あなたも相当な楽天家よ!」
「違うよ!
きっと久しぶりに見れた太陽のせいさ!」
「そうね、きっとそうだわ…!」
二人は笑った。
笑って笑って、その笑いが涙に変わるまで笑いつづけた。
「そうだね、でも、このままなにもないとは思えないけどね…」
ローランのその言葉を聞いていたかのように、突然、大きな岩が転がり落ちて来た。
「ジョゼット!危ない!」
堅い岩が、咄嗟にジョゼットをかばったローランの頭を直撃した。
「ローラン!!」
頭を抱えるローランの指の間から、どくどくと真っ赤な血が噴き出していた。
「だ…大丈夫だよ…ジョゼット」
ローランの強がった言葉にももはや力はなかった。
「ローラン、しっかり!」
ローランに肩を貸したジョゼットは、一歩一歩、踏みしめるように山を登って行く。
そこへ、また新たな岩が転がり落ちてくる。
今度は、さっきよりも間隔をあけずに次から次へと…
岩はローランの…そしてジョゼットの身体を打ち据えるようにいくつもいくつも落ちて来る。
その度に、二人は傷付き、血を流し、斜面を転がり落とされていく。
だが、二人は諦めなかった。
手がへし折れ、目が潰れても、斜面を一歩ずつ登っていく。
死にかけた赤い芋虫のように地べたに這いつくばって…
何度岩に押し戻されても決して諦めることなく…
「ジョ…ゼット…だ…大丈夫かい?」
「ええ…大丈夫よ…」
やがて二人は周りの光景が少しずつ変わって来ていることに気が付いた。
「ジョゼット…なんだかおかしいよ。」
「私にもわかるわ…でも…まさか…」
二人が登って行く度に…あたりは明るくなっていたのだ。
やがて…明るい光は疑いのないものとなった。
「ジョゼット…見て!
太陽だ!!空だ!僕達、来たんだ…頂上に着いたんだ!」
「ええ……」
見下ろした二人の目に映ったのは、赤黒い二筋の血の跡だった…
「今度はこっち側へ降りていくだけね。」
「もうこんな状態なのに、これからの苦しみが怖くないのかい?」
「怖いわ…でも、ここまで来れたんだもの。
それにあなたがいるから、きっと大丈夫。」
「君はけっこう楽天家だったんだね。」
二人は顔を見合わせて笑った。
「こんな時に笑えるなんて、あなたも相当な楽天家よ!」
「違うよ!
きっと久しぶりに見れた太陽のせいさ!」
「そうね、きっとそうだわ…!」
二人は笑った。
笑って笑って、その笑いが涙に変わるまで笑いつづけた。
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