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子鬼と姫
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オイラの名前はジョーイ…
とはいっても、それはあのジョセフィーヌ姫様が勝手に付けた名前なんだけど、最近では仲間までもがオイラのことを「ジョーイ」と呼ぶようになってしまってる。
この国のはずれにある洞窟がオイラ達ゴブリンの住処なんだが、オイラは洞窟にはほとんど帰っちゃいない。
帰りたくても姫様が帰してくれないから、今じゃこの城がオイラの住処みたいなもんだ。
オイラが初めて姫様に出会ったのは、姫様がまだちっちゃな子供の頃だった。
たまたま森の中をブラブラしてる時に、近くの別荘に遊びに来てた姫様と出会ったんだ。
オイラ達の姿は、人間すべてに見えるわけじゃない。
いや、大半の人間には見えない。
だけど、姫様の青い目は真っ直ぐにオイラをみつめてた。
ちょっと脅かしてやるか…と、思ったら、姫様はオイラがそれを行動に移す前にオイラの所にやってきて、おもむろにオイラの手を取ってこう言った。
「あそぼ…」
「え…?」
普通、小さな子供だとオイラ達の頭の角や吊り上がった目を見ただけで怖がるもんなんだが、姫様はまるでそんな様子がなかった。
その反応にオイラが戸惑ってる間にも、姫様はオイラの手をひいて森の中を歩いて行った。
「私は、ジョセフィーヌ…わかった?
ジョ・セ・フィー・ヌ…
さぁ、言ってごらんなさい。」
小さいくせに、やけに高圧的な言い方だった。
腹の中ではそれを面白くないと感じているのに、オイラはなぜだか姫様の言葉に素直に従っていた。
「ジョセフィーヌ…」
「そう!上手よ。えらいわ。」
姫様は、オイラの頭をもう片方の手で撫でた。
なんだ?こいつ…
人間の子供のくせに…
そんなことを考えてると、姫様はさらに言葉を続けた。
「今日から、あなたを私の弟にしてあげる。
私の方がちょっと大きいから私がお姉さん。
そうね…あなたの名前は……ジョーイ。
ジョセフィーヌの弟だから、ジョーイよ。
弟だから、これからは私のお部屋に住まわせてあげる。
良いのよ、お礼は…
でも、その代わり、お姉さんの私の言うことはよく聞くのよ!
わかった?」
よくもまぁそんなに勝手なことを言えるものだと呆れていると、姫様は、突然オイラのほっぺたに口付けた。
やわらかくてなんとも言えない良い香りがして、オイラは一瞬息が止まりそうになった。
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オイラの名前はジョーイ…
とはいっても、それはあのジョセフィーヌ姫様が勝手に付けた名前なんだけど、最近では仲間までもがオイラのことを「ジョーイ」と呼ぶようになってしまってる。
この国のはずれにある洞窟がオイラ達ゴブリンの住処なんだが、オイラは洞窟にはほとんど帰っちゃいない。
帰りたくても姫様が帰してくれないから、今じゃこの城がオイラの住処みたいなもんだ。
オイラが初めて姫様に出会ったのは、姫様がまだちっちゃな子供の頃だった。
たまたま森の中をブラブラしてる時に、近くの別荘に遊びに来てた姫様と出会ったんだ。
オイラ達の姿は、人間すべてに見えるわけじゃない。
いや、大半の人間には見えない。
だけど、姫様の青い目は真っ直ぐにオイラをみつめてた。
ちょっと脅かしてやるか…と、思ったら、姫様はオイラがそれを行動に移す前にオイラの所にやってきて、おもむろにオイラの手を取ってこう言った。
「あそぼ…」
「え…?」
普通、小さな子供だとオイラ達の頭の角や吊り上がった目を見ただけで怖がるもんなんだが、姫様はまるでそんな様子がなかった。
その反応にオイラが戸惑ってる間にも、姫様はオイラの手をひいて森の中を歩いて行った。
「私は、ジョセフィーヌ…わかった?
ジョ・セ・フィー・ヌ…
さぁ、言ってごらんなさい。」
小さいくせに、やけに高圧的な言い方だった。
腹の中ではそれを面白くないと感じているのに、オイラはなぜだか姫様の言葉に素直に従っていた。
「ジョセフィーヌ…」
「そう!上手よ。えらいわ。」
姫様は、オイラの頭をもう片方の手で撫でた。
なんだ?こいつ…
人間の子供のくせに…
そんなことを考えてると、姫様はさらに言葉を続けた。
「今日から、あなたを私の弟にしてあげる。
私の方がちょっと大きいから私がお姉さん。
そうね…あなたの名前は……ジョーイ。
ジョセフィーヌの弟だから、ジョーイよ。
弟だから、これからは私のお部屋に住まわせてあげる。
良いのよ、お礼は…
でも、その代わり、お姉さんの私の言うことはよく聞くのよ!
わかった?」
よくもまぁそんなに勝手なことを言えるものだと呆れていると、姫様は、突然オイラのほっぺたに口付けた。
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