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子鬼と姫
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それからオイラは姫様の言った通り、お城へ連れて帰られた。
姫様は小さな頃からとても頭がよく、オイラの姿が他の人間に見えてない事もすぐに理解した。
だから、まわりに人がいる時には決してオイラと口をきかない。
素知らぬ顔をしていた。
小さな頃から、たいした役者だったんだ。
大人の前では自分の感情を絶対に出さず、姫様はとても良い子を演じていた。
だが、オイラの前では違う。
外で我慢してた分、その愚痴やヒステリーは酷いものだった。
そのうちに、姫様はオイラに仕返しをさせるようになった。
そのことにオイラが少しでも意見しようものなら、姫様は決まってこう言った。
「軍隊を引き連れて、洞窟に攻め込んでも良いの?」
そんなことを言われたんじゃ、オイラはもうなにも言えなくなる。
うかつに洞窟の場所を教えてしまったことを後悔したが、今更どうにか出来るもんでもない。
その上、こんなことまで言われてた。
「ジョーイ、わかってる?
あなた達は勝手に私の国に住み着いて、税金も払ってないのよ。
だけど、私はそのことをお父様に告げ口もしていない。
それは、なぜだかわかる?
あなたが私の可愛い弟だからなのよ。
つまり、あなた達ゴブリンは、私のおかげで毎日平和に暮らせてるってことなの。
そのことがわかってるの?」
身をかがめ、人差し指を立てながら、オイラの顔の前に自分の顔を近付けて、姫様は何度もこの話をするんだ。
そんなことを言われたら、オイラはなにも言い返せなくなってしまう。
そして、また、姫様の命令通り、つまらない仕返しに加担してしまうんだ。
姫様は小さな頃からとても頭がよく、オイラの姿が他の人間に見えてない事もすぐに理解した。
だから、まわりに人がいる時には決してオイラと口をきかない。
素知らぬ顔をしていた。
小さな頃から、たいした役者だったんだ。
大人の前では自分の感情を絶対に出さず、姫様はとても良い子を演じていた。
だが、オイラの前では違う。
外で我慢してた分、その愚痴やヒステリーは酷いものだった。
そのうちに、姫様はオイラに仕返しをさせるようになった。
そのことにオイラが少しでも意見しようものなら、姫様は決まってこう言った。
「軍隊を引き連れて、洞窟に攻め込んでも良いの?」
そんなことを言われたんじゃ、オイラはもうなにも言えなくなる。
うかつに洞窟の場所を教えてしまったことを後悔したが、今更どうにか出来るもんでもない。
その上、こんなことまで言われてた。
「ジョーイ、わかってる?
あなた達は勝手に私の国に住み着いて、税金も払ってないのよ。
だけど、私はそのことをお父様に告げ口もしていない。
それは、なぜだかわかる?
あなたが私の可愛い弟だからなのよ。
つまり、あなた達ゴブリンは、私のおかげで毎日平和に暮らせてるってことなの。
そのことがわかってるの?」
身をかがめ、人差し指を立てながら、オイラの顔の前に自分の顔を近付けて、姫様は何度もこの話をするんだ。
そんなことを言われたら、オイラはなにも言い返せなくなってしまう。
そして、また、姫様の命令通り、つまらない仕返しに加担してしまうんだ。
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