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三番目の夢
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「今日は本当に楽しかったよ。
会えて良かった。
じゃあ……また、いつか……」
一方的にそう言って、悟は私に背を向けた。
「……待って。」
私の声に、悟は立ち止まり振り返る。
「……優まさる君……だよね?」
「えっ!?」
彼の顔色が、一瞬で青ざめた。
私と彼は、静かにみつめあう…
「……どうしてわかったの?」
「カン…みたいなものかな。」
「……そう。」
優君は、悟の双子の弟。
生まれてしばらくして、優君は子供のいない叔父さん夫婦の養子になったらしい。
会ったのは今日が初めてだけど、そのことは悟から聞いたことがあったし、二人の画像をみせてもらったこともあった。
こんなに悟にそっくりで…なのに、悟じゃないとしたら、それは優君しかいない。
「……もう一度、戻ろうか。」
私達は今出たばかりのカフェに、再び戻った。
「今日は本当に楽しかったよ。
会えて良かった。
じゃあ……また、いつか……」
一方的にそう言って、悟は私に背を向けた。
「……待って。」
私の声に、悟は立ち止まり振り返る。
「……優まさる君……だよね?」
「えっ!?」
彼の顔色が、一瞬で青ざめた。
私と彼は、静かにみつめあう…
「……どうしてわかったの?」
「カン…みたいなものかな。」
「……そう。」
優君は、悟の双子の弟。
生まれてしばらくして、優君は子供のいない叔父さん夫婦の養子になったらしい。
会ったのは今日が初めてだけど、そのことは悟から聞いたことがあったし、二人の画像をみせてもらったこともあった。
こんなに悟にそっくりで…なのに、悟じゃないとしたら、それは優君しかいない。
「……もう一度、戻ろうか。」
私達は今出たばかりのカフェに、再び戻った。
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