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キリーの店のチョコレート
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「あ、あの時は…」
「とにかく、中へ入りましょう!もう時間がありませんよ!」
「そ、そうですね!」
二人は慌ててホールの中に駆けこんだ。
「う~ん、もう無理かな…
あ!!藤木さん!
あそこ、空いてます!!」
不意に手を取られ、あっけにとられるマリエをひきずるように真人は空席に連れて行く。
「あぁ、良かった!」
「本当ですね。
今日は遅くなったからもう立ち見だろうなって思ってました。」
「ツイてましたね!」
それからすぐに映画は始まった。
人気の高いスペースオペラの最新作だ。
マリエは第1作目からこの作品の大ファンで、部屋にはこのシリーズのフィギュアが一杯飾ってある。
今回は、今まで謎とされていた核心部について解明され、その時にマリエは思わず感嘆の声をあげてしまったが、そのタイミングが隣の真人とあまりにピッタリ合うもので、ついに二人は顔を見合わせて噴き出してしまった。
あっという間に2時間半が過ぎ、二人は喫茶店で、先ほどの映画について語り合っていた。
二人の話は尽きる事がなく、店員がラストオーダーを取りに来た事で、いつの間にかかなりの時間が経っていたことに気がついた。
「うわぁ、ごめんね。
もうこんな遅い時間だったんだ…」
「ううん、私こそ楽しくてこんなに時間が経ってたなんて全然気がついてなくて…あ、ここは私が払います。
この前、わざわざ招待券を届けていただいたお礼もありますから。」
「そんなの良いんだよ。」
結局、喫茶店での支払いは真人が済ませてしまった。
さらに、帰りは真人の車で送ってもらうことになった。
(あぁ、どうしよう。
お礼どころか、またお世話になってしまって…
でも、こんな遅い時間に「部屋でお茶でも…」なんて言えないよね。
困ったなぁ…)
そんな時、ふとマリエはバッグの中にあるものに気が付いた。
(あ…これ…すっかり忘れてた…!
そうだ、とりあえず、これを…!)
「本当に遅くなってすみませんでした。」
「いえ、こちらこそ、わざわざ送っていただいてどうもありがとうございました。」
「じゃ、おやすみなさい。」
「あ、あの…藤本さん…こ、これ!」
マリエは、ピンクのハート型の箱を真人の前に差し出した。
「とにかく、中へ入りましょう!もう時間がありませんよ!」
「そ、そうですね!」
二人は慌ててホールの中に駆けこんだ。
「う~ん、もう無理かな…
あ!!藤木さん!
あそこ、空いてます!!」
不意に手を取られ、あっけにとられるマリエをひきずるように真人は空席に連れて行く。
「あぁ、良かった!」
「本当ですね。
今日は遅くなったからもう立ち見だろうなって思ってました。」
「ツイてましたね!」
それからすぐに映画は始まった。
人気の高いスペースオペラの最新作だ。
マリエは第1作目からこの作品の大ファンで、部屋にはこのシリーズのフィギュアが一杯飾ってある。
今回は、今まで謎とされていた核心部について解明され、その時にマリエは思わず感嘆の声をあげてしまったが、そのタイミングが隣の真人とあまりにピッタリ合うもので、ついに二人は顔を見合わせて噴き出してしまった。
あっという間に2時間半が過ぎ、二人は喫茶店で、先ほどの映画について語り合っていた。
二人の話は尽きる事がなく、店員がラストオーダーを取りに来た事で、いつの間にかかなりの時間が経っていたことに気がついた。
「うわぁ、ごめんね。
もうこんな遅い時間だったんだ…」
「ううん、私こそ楽しくてこんなに時間が経ってたなんて全然気がついてなくて…あ、ここは私が払います。
この前、わざわざ招待券を届けていただいたお礼もありますから。」
「そんなの良いんだよ。」
結局、喫茶店での支払いは真人が済ませてしまった。
さらに、帰りは真人の車で送ってもらうことになった。
(あぁ、どうしよう。
お礼どころか、またお世話になってしまって…
でも、こんな遅い時間に「部屋でお茶でも…」なんて言えないよね。
困ったなぁ…)
そんな時、ふとマリエはバッグの中にあるものに気が付いた。
(あ…これ…すっかり忘れてた…!
そうだ、とりあえず、これを…!)
「本当に遅くなってすみませんでした。」
「いえ、こちらこそ、わざわざ送っていただいてどうもありがとうございました。」
「じゃ、おやすみなさい。」
「あ、あの…藤本さん…こ、これ!」
マリエは、ピンクのハート型の箱を真人の前に差し出した。
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