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2008クリスマス企画
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『うまくやったな、ジュリアン。
で、そいつをどうする?』
「へへっ!俺もやる時はやるだろ?
そんなことより、こいつ…このままにしておくわけにもいかないよな…どうしよう…
あっ!そうだ!確か、このあたりにはカパエルの知り合いのあいつが…」
ジュリアンは、伸びたままの男の手足を縛り上げると、肩に背負って山道を下り始めた。
*
「ようっ!あんたが、カパエルの知り合いのアホズラさんか?」
「……カパエルからそうお聞きになったんですか?」
「ほぅ…確かに、まったくわからねぇな!
たいした技術だ!!」
ジュリアンは、アズロの頭部をまじまじとみつめている。
(一体、何なんだ?
カパエルの知り合いは、なぜ僕の頭ばかりをこんなに見るんだろう?)
「あ、俺はジュリアンってもんだ。
実は鉱山で石を掘ってる時に、命を狙われてな。
こいつがその犯人だ。
このマシンガンを持って、しかも山ん中に来るのにこの風体だぜ!
怪しいったらないよな。
あんたが確か警察みたいな仕事をしてるってカパエルから聞いてたのを思い出したもんで、連れて来たんだ。」
「あなたが命を…?」
(そんな重要な人物には見えないが…
いや、そういった人物ほど、わざと馬鹿なフリをするもんだ。
もしかしたら何か重要な任務でも請け負ってる人なのかもしれない。)
「じゃあ、こいつのことは頼んだぜ!
俺は仕事があるから…」
「う…うぅん…」
スーツ姿の男が意識を取り戻し、周りをきょろきょろと見回して驚いた顔をしている。
「こ…ここはどこだ?
あ、おまえはさっきの強暴つるはし男!
そこのあんた!警察を呼んでくれ!
こいつは、すごく強暴な男なんだ。
声をかけただけでこんなことしやがって…」
「何をぬけぬけと…
そのマシンガンで俺の命を狙ったってことはわかってんだぞ!」
「命を…?
おまえ、バッカじゃねぇの!
なんで、俺が見ず知らずのおまえの命を狙わなきゃなんねーんだよ!」
「……どうやら、誤解があるようですね。
ここはゆっくりと話しあってみましょう。
あ、一応、マシンガンだけはお預かりしておきますね。」
アズロは、黒眼鏡の男の戒めを解き、二人を部屋に通すと、すぐに良い香りのお茶を持って来た。
「それで…一体どういうことなんですか?」
「この黒眼鏡が!」
「このつるはしが!」
我先にとマシンガントークを繰り広げる二人の会話を、まるで聖徳太子のように聞き取るアズロだった。
「……ストップ!……事情はよくわかりました。」
「な!この黒眼鏡が悪いだろ?」
「馬鹿な事を言うな!あんたにはわかるよな!?
このつるはしがどれほどイカれた野郎かってことは…」
「俺は『つるはし』じゃねぇ!
ジュリアンって名前があるんだ!」
「それなら、俺だって、『黒眼鏡』じゃなくて、クロッカスって名前があるんだ!」
「ク…クロッカス?
おまえが…?!」
そう言うと、ジュリアンは噴き出し、そのまま腹を抱えて笑い始めた。
笑いの発作は時として感染する。
アズロまでが、ジュリアンにつられて下を向いてくすくすと笑い、肩を震わせその笑いを必死で我慢していた。
で、そいつをどうする?』
「へへっ!俺もやる時はやるだろ?
そんなことより、こいつ…このままにしておくわけにもいかないよな…どうしよう…
あっ!そうだ!確か、このあたりにはカパエルの知り合いのあいつが…」
ジュリアンは、伸びたままの男の手足を縛り上げると、肩に背負って山道を下り始めた。
*
「ようっ!あんたが、カパエルの知り合いのアホズラさんか?」
「……カパエルからそうお聞きになったんですか?」
「ほぅ…確かに、まったくわからねぇな!
たいした技術だ!!」
ジュリアンは、アズロの頭部をまじまじとみつめている。
(一体、何なんだ?
カパエルの知り合いは、なぜ僕の頭ばかりをこんなに見るんだろう?)
「あ、俺はジュリアンってもんだ。
実は鉱山で石を掘ってる時に、命を狙われてな。
こいつがその犯人だ。
このマシンガンを持って、しかも山ん中に来るのにこの風体だぜ!
怪しいったらないよな。
あんたが確か警察みたいな仕事をしてるってカパエルから聞いてたのを思い出したもんで、連れて来たんだ。」
「あなたが命を…?」
(そんな重要な人物には見えないが…
いや、そういった人物ほど、わざと馬鹿なフリをするもんだ。
もしかしたら何か重要な任務でも請け負ってる人なのかもしれない。)
「じゃあ、こいつのことは頼んだぜ!
俺は仕事があるから…」
「う…うぅん…」
スーツ姿の男が意識を取り戻し、周りをきょろきょろと見回して驚いた顔をしている。
「こ…ここはどこだ?
あ、おまえはさっきの強暴つるはし男!
そこのあんた!警察を呼んでくれ!
こいつは、すごく強暴な男なんだ。
声をかけただけでこんなことしやがって…」
「何をぬけぬけと…
そのマシンガンで俺の命を狙ったってことはわかってんだぞ!」
「命を…?
おまえ、バッカじゃねぇの!
なんで、俺が見ず知らずのおまえの命を狙わなきゃなんねーんだよ!」
「……どうやら、誤解があるようですね。
ここはゆっくりと話しあってみましょう。
あ、一応、マシンガンだけはお預かりしておきますね。」
アズロは、黒眼鏡の男の戒めを解き、二人を部屋に通すと、すぐに良い香りのお茶を持って来た。
「それで…一体どういうことなんですか?」
「この黒眼鏡が!」
「このつるはしが!」
我先にとマシンガントークを繰り広げる二人の会話を、まるで聖徳太子のように聞き取るアズロだった。
「……ストップ!……事情はよくわかりました。」
「な!この黒眼鏡が悪いだろ?」
「馬鹿な事を言うな!あんたにはわかるよな!?
このつるはしがどれほどイカれた野郎かってことは…」
「俺は『つるはし』じゃねぇ!
ジュリアンって名前があるんだ!」
「それなら、俺だって、『黒眼鏡』じゃなくて、クロッカスって名前があるんだ!」
「ク…クロッカス?
おまえが…?!」
そう言うと、ジュリアンは噴き出し、そのまま腹を抱えて笑い始めた。
笑いの発作は時として感染する。
アズロまでが、ジュリアンにつられて下を向いてくすくすと笑い、肩を震わせその笑いを必死で我慢していた。
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