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白亜の城
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「少しは落ち着きましたか?」
「……はい。」
神父さんは、穏やかな笑みを浮かべ、ゆっくりと頷いた。
あんなに失礼なことをしたというのに、神父さんは私を探しに来てくれて、また教会に連れて帰ってくれて…
その上、涙の止まらない私に何も言わず、私が泣き止むのをじっと待ってくれた。
「では…ゆっくりで構いませんから、私の質問に答えて下さいね。」
「はい。」
「マツシタアリサさんは、日本という異国の方なんですね?」
「はい。」
「でも、どうやってここに来たのかは、全く覚えがない…そういうことですね?」
「はい、そうです。」
「そうですか…
私の推測ですが、あなたはなんらかの事件に巻き込まれたのではないかと思います。
その犯人が何者で、何のためにやったのかはわかりませんが、そうでなければあなたの今の状況に説明がつきません。」
確かにそうなのかもしれない。
私もだんだんそんな気がして来ていた。
「マツシタアリサさん、ここはユーロジア王国、シプリアン国王の治められる平和な国です。」
「ユーロジア……」
気付かないうちに、そんな聞いたこともない国に連れて来られたんだと思ったら、怖くてまた涙が溢れた。
誰がそんなことを…
そりゃあ、うちはそれなりに裕福だけど、身代金目当てなら、こんなことはしないはず…
わざわざ外国に連れて来るなんて、そんなことをする必要はないもの。
だとしたら、何かの恨み…?
お父さんの仕事関係の人とか…?
漠然とそんなことを考えている時、私はあることに思い当たった。
「少しは落ち着きましたか?」
「……はい。」
神父さんは、穏やかな笑みを浮かべ、ゆっくりと頷いた。
あんなに失礼なことをしたというのに、神父さんは私を探しに来てくれて、また教会に連れて帰ってくれて…
その上、涙の止まらない私に何も言わず、私が泣き止むのをじっと待ってくれた。
「では…ゆっくりで構いませんから、私の質問に答えて下さいね。」
「はい。」
「マツシタアリサさんは、日本という異国の方なんですね?」
「はい。」
「でも、どうやってここに来たのかは、全く覚えがない…そういうことですね?」
「はい、そうです。」
「そうですか…
私の推測ですが、あなたはなんらかの事件に巻き込まれたのではないかと思います。
その犯人が何者で、何のためにやったのかはわかりませんが、そうでなければあなたの今の状況に説明がつきません。」
確かにそうなのかもしれない。
私もだんだんそんな気がして来ていた。
「マツシタアリサさん、ここはユーロジア王国、シプリアン国王の治められる平和な国です。」
「ユーロジア……」
気付かないうちに、そんな聞いたこともない国に連れて来られたんだと思ったら、怖くてまた涙が溢れた。
誰がそんなことを…
そりゃあ、うちはそれなりに裕福だけど、身代金目当てなら、こんなことはしないはず…
わざわざ外国に連れて来るなんて、そんなことをする必要はないもの。
だとしたら、何かの恨み…?
お父さんの仕事関係の人とか…?
漠然とそんなことを考えている時、私はあることに思い当たった。
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