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デジカメ(ふたご座)
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二ヶ月後に彼があの場所にいないということは、彼にあと二ヶ月の時間が残されているというわけではない。
彼がいなくなるのは一ヶ月後かもしれないし、一週間後かもしれないし…下手をすれば明日かもしれないのだ。
彼の最期がいつ来るのかと恐怖に怯える日々を過ごしていくうちに、私の心は少しずつ壊れていった。
彼のいない人生なんて考えられない。
どこかでその日が来ることを悟ってはいたけれど、その期限が曖昧に示されたことで、私の心の動揺はとても大きなものに変わった。
(もう、いや
もう誰も見送りたくない…
また、一人ぼっちになるのはいや…)
私の傍からいなくなった人達の顔が次から次に思い出された。
耐えきれない程の絶望と寂しさから、私を救い出してくれたのが彼だった。
彼のおかげで、私は再び生きる勇気をもらった。
だけど、その彼がいなくなったら…
その時のことを想像するだけで、私の身体はがたがたと震え、気が狂いそうな恐怖の渦に飲みこまれた。
彼がいなくなるのは一ヶ月後かもしれないし、一週間後かもしれないし…下手をすれば明日かもしれないのだ。
彼の最期がいつ来るのかと恐怖に怯える日々を過ごしていくうちに、私の心は少しずつ壊れていった。
彼のいない人生なんて考えられない。
どこかでその日が来ることを悟ってはいたけれど、その期限が曖昧に示されたことで、私の心の動揺はとても大きなものに変わった。
(もう、いや
もう誰も見送りたくない…
また、一人ぼっちになるのはいや…)
私の傍からいなくなった人達の顔が次から次に思い出された。
耐えきれない程の絶望と寂しさから、私を救い出してくれたのが彼だった。
彼のおかげで、私は再び生きる勇気をもらった。
だけど、その彼がいなくなったら…
その時のことを想像するだけで、私の身体はがたがたと震え、気が狂いそうな恐怖の渦に飲みこまれた。
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