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scene 4

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「ケイトじゃないか!!」

「…オルジェ…オルジェ?!
あなた、本当にオルジェなの?!」

「そうだよ。
ケイト…一体、どうしてこんな所へ…?!」

「オルジェ……会いたかったよ~!!」

いきなり起きあがりオルジェに抱きつくケイトに、オルジェは真っ赤になって目を丸くする。

「お、おいっ、ケ、ケイト!」

そんな二人をアルグがにやにやとみつめていた。

「ケイト…ほら、水飲んで落ちつけよ。」

「あ、ありがとう…」

しばらくしてやっと落ちついたケイトとアルグを連れ、リンクの待つ場所へ戻った。



「アルグ!!アルグじゃないか!どうしてここに?」

「実はですね…」

アルグは、これまでのなりゆきを話して聞かせた。

「なんだ、じゃ、おまえ、誘拐されてきたのか?
…情けないヤツだなぁ…」

「誘拐って、何よ、人聞きの悪い!
道案内のためにちょっとついてきてもらっただけじゃない!
それに、この子、全然役に立たなかったのよ。
っていうか、この子のせいでここまで来るのにすごく遠回りすることになったんだから!
帰りたければ帰ったって良かったのよ。
でも、アルグが私についてきたがったんだから!
ね、アルグ、そうよね!!」

「は、はいっ!
その通りです!」

「……オルジェ、おまえ、こんな気の強いのが趣味なのか?」

「バ、バカッ!
俺とケイトは、そんな…」

「まぁ、確かに…思ってたような芋ではないけど…」

「芋?芋って何のこと?趣味ってなによ!」

「い、いや、ケイト、なんでもないんだ。
あ、おまえさ、今日はずっと走って来て疲れてるんだろう?
今夜は早く眠った方が良いぞ。
オレもなんだか眠くなってきたよ。
もう寝ようっと。
皆、おやすみ!」

そう言うと、オルジェはごろんと横になり固く目を閉じる。

「オルジェったら…」

ケイトやリンクも仕方なくその場に横になる。

 
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