深淵に眠る十字架

ルカ(聖夜月ルカ)

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scene 4

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やがて、次の朝がやってきた。

「いやよ!私も一緒に行くわ!」

「わからない女だな!
この旅は遊びじゃないんだ!
ついてこられちゃ迷惑なんだよ!」

「失礼ね!そんなことわかってるわよ!
だいたい、あんたに迷惑なんてかけやしないわ!」

「まぁまぁ、リンクもケイトもそんな喧嘩腰にならなくても良いじゃないか。
もう少し落ちついて話そうぜ。」

「リンクが悪いのよ!
私は、あんた達の話を聞いて、連れ戻すのはやめてついて行くって言ってんのよ!
それのどこに文句あんのよ!」

「それが足手まといだっていうんだよ!」

「あんたより私の方が走るのだってずっと早いわよ!」

「何を~~!!」

「また~…」

「おじさん、ケイトさんはそこらへんの人間の女の子とは比べ物にならない位、すごい人ですよ。
根性もあるし、ちょっとやそっとでへこたれるような人じゃありません。」

「アルグ、良いこと言うじゃない!
リンク、今の話聞いた?
私はトレルと違って悪魔に騙されるようなへまもしないし、体力と気合いはオルジェにも負けないわよ!
それにね、みつかったのがトレルだったら、あんた達、すぐに連れ戻されてた所よ!
私だったことに感謝しなさいよ!」

「ケイト、何のことなんだ?
悪魔に騙されるってのは…」

「……それはね…」

ケイトは困ったような顔をしてアルグをみつめた。

「アルグ、なにかあったのか?」

「実は…」

アルグはリュタンの村で起こったことを話して聞かせた。

「そんなことが…!
…でも、良かった…誰も死ななくて…」

「やっぱり、ティンガはリンクの言った通り、たいした村長だよな。
なぁ、リンク、じゃ、もしかしたらこの前のあの悪魔が…」

「可能性は高いな…
あいつがトレルを操ってたのかもしれないな。」

その時、遠くから高らかな馬の蹄の音が聞こえて来た。

「あの音は…まずいな…
アルグ!魔方陣を描くぞ!
おまえも手伝え!」

「はいっ!」

「どうしたんだ?リンク?」

「またまた変な奴らが来やがったようだ…」

アルグとリンクは地面に大き目の魔方陣を描き始める。
魔方陣が描きあがると、オルジェとケイト、そしてアルグとリンクはその中に身を寄せて座った。 
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