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scene 5
12
(ケイトは俺より先にオルジェをみつけたに違いない。
ケイトは、オルジェをどうしただろう?
連れ戻そうとしたとは思うが、オルジェはどうしただろう…?)
とりあえず、町の人の話によると彼らが引き返した形跡はない。
と、なると、この先の町に向かったと考えるのが自然だ。
(やはり、オルジェはケイトの話に耳を貸さなかったのか?
それとも、ケイトはまだ追い付いていないのだろうか?)
様々な疑問が頭に浮かんでくるが、その答えを知る術はない。
(とにかく、今は少しでも先に進むことだ…!
それしかない!)
トレルは気持ちを新たに、この先の町へ向かうことにした。
地図を見るまでもなく、隣の町へはただ道なりに進んで行けば良いだけだ。
しかし、歩いても歩いてもなかなか町にはたどり着けない。
エルスールの持ってきてくれた薬のおかげで、身体の方はもうすっかり良くなったような気がしていたが、やはり無理をしていたのだと感じた。
考えてみれば、ほんの少し前まで、トレルはユフィルの町を出ることすら、許されてはいなかったのだ。
こんなに歩くことなどなかったのだから…
あたりはすでに暗くなっていた。
ランプの油も残り少ない。
(…今日はこのあたりで休むか…)
痛む足をさすりながら、トレルは木の根元で横になる。
ふと思い出して、トレルは首に下げた皮袋の宝石を取り出した。
エルスールのくれた赤い宝石…
(……俺よりも、エルスールの方が似合いそうなのに…
……そうだ…!
こんなに大きいんだ。
これを二つにして指輪かペンダントにでもして…)
宝石を見ながらトレルがそんなことを考えていると、不意にランプの灯りが消えた。
(……おやすみ、エルスール……)
ケイトは、オルジェをどうしただろう?
連れ戻そうとしたとは思うが、オルジェはどうしただろう…?)
とりあえず、町の人の話によると彼らが引き返した形跡はない。
と、なると、この先の町に向かったと考えるのが自然だ。
(やはり、オルジェはケイトの話に耳を貸さなかったのか?
それとも、ケイトはまだ追い付いていないのだろうか?)
様々な疑問が頭に浮かんでくるが、その答えを知る術はない。
(とにかく、今は少しでも先に進むことだ…!
それしかない!)
トレルは気持ちを新たに、この先の町へ向かうことにした。
地図を見るまでもなく、隣の町へはただ道なりに進んで行けば良いだけだ。
しかし、歩いても歩いてもなかなか町にはたどり着けない。
エルスールの持ってきてくれた薬のおかげで、身体の方はもうすっかり良くなったような気がしていたが、やはり無理をしていたのだと感じた。
考えてみれば、ほんの少し前まで、トレルはユフィルの町を出ることすら、許されてはいなかったのだ。
こんなに歩くことなどなかったのだから…
あたりはすでに暗くなっていた。
ランプの油も残り少ない。
(…今日はこのあたりで休むか…)
痛む足をさすりながら、トレルは木の根元で横になる。
ふと思い出して、トレルは首に下げた皮袋の宝石を取り出した。
エルスールのくれた赤い宝石…
(……俺よりも、エルスールの方が似合いそうなのに…
……そうだ…!
こんなに大きいんだ。
これを二つにして指輪かペンダントにでもして…)
宝石を見ながらトレルがそんなことを考えていると、不意にランプの灯りが消えた。
(……おやすみ、エルスール……)
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