210 / 291
scene 11
11
*
「それでは、ヤツはすでに二つの宝石を手にしたというのですか!」
「その通りです!
ですから、私達はここへやって来たのです。
あの宝石をなんとしてでもルシファーの手に渡さないために…!」
「なんということを…!
それなら、なぜ、あなた方はここへやって来たのです!
あなた方さえここへ来なければ、少なくともあと何十年かは宝石は安全だったのに…!」
「どういうことです?」
「流星群が流れ、ここへの扉が開くのは数十年に一度。
それに、ルシファーにはこの場所はわかっても、ここへ入ることは出来なかった。
ここへ入るにはどうしてもリュタンの導きが必要なのですから…」
「そ、それは…まさか…」
「そう、あなたが流星群の伝承に気付き、そして村の入口を開く魔方陣を描かなければ、ここは安全だったのです。」
「そ、そんな…」
アルグのか顔から血の気がひいていく。
「これは、私共の手には負えないようです。
早速、ミューラント様にご相談しましょう。」
*
「う…うぅん…」
(……どうしたんだ、なぜ私はこんな所で?
……そうだ、さっきミルクを飲んで…そして…)
目を覚ましたエルスールの脳裏に不吉な予感が走った。
(まさか……!)
ケイトとトレルはテーブルに突っ伏して眠っている。
エルスールは、ケイトとルシファーの部屋へ走ったが、思った通り、ルシファーのベッドに彼の姿はなかった。
「トレル!トレル!起きろ!起きるんだ!」
エルスールは力いっぱいトレルの頬を叩いた。
「エルスール……どうしたんだ……?」
「トレル、しっかりしろ!
目を覚ますんだ!
いないんだ!
ルシファーが姿を消した!!」
「……な、なんだって…?!
ル、ルシファーが…?!」
「それでは、ヤツはすでに二つの宝石を手にしたというのですか!」
「その通りです!
ですから、私達はここへやって来たのです。
あの宝石をなんとしてでもルシファーの手に渡さないために…!」
「なんということを…!
それなら、なぜ、あなた方はここへやって来たのです!
あなた方さえここへ来なければ、少なくともあと何十年かは宝石は安全だったのに…!」
「どういうことです?」
「流星群が流れ、ここへの扉が開くのは数十年に一度。
それに、ルシファーにはこの場所はわかっても、ここへ入ることは出来なかった。
ここへ入るにはどうしてもリュタンの導きが必要なのですから…」
「そ、それは…まさか…」
「そう、あなたが流星群の伝承に気付き、そして村の入口を開く魔方陣を描かなければ、ここは安全だったのです。」
「そ、そんな…」
アルグのか顔から血の気がひいていく。
「これは、私共の手には負えないようです。
早速、ミューラント様にご相談しましょう。」
*
「う…うぅん…」
(……どうしたんだ、なぜ私はこんな所で?
……そうだ、さっきミルクを飲んで…そして…)
目を覚ましたエルスールの脳裏に不吉な予感が走った。
(まさか……!)
ケイトとトレルはテーブルに突っ伏して眠っている。
エルスールは、ケイトとルシファーの部屋へ走ったが、思った通り、ルシファーのベッドに彼の姿はなかった。
「トレル!トレル!起きろ!起きるんだ!」
エルスールは力いっぱいトレルの頬を叩いた。
「エルスール……どうしたんだ……?」
「トレル、しっかりしろ!
目を覚ますんだ!
いないんだ!
ルシファーが姿を消した!!」
「……な、なんだって…?!
ル、ルシファーが…?!」
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
老聖女の政略結婚
那珂田かな
ファンタジー
エルダリス前国王の長女として生まれ、半世紀ものあいだ「聖女」として太陽神ソレイユに仕えてきたセラ。
六十歳となり、ついに若き姪へと聖女の座を譲り、静かな余生を送るはずだった。
しかし式典後、甥である皇太子から持ち込まれたのは――二十歳の隣国王との政略結婚の話。
相手は内乱終結直後のカルディア王、エドモンド。王家の威信回復と政権安定のため、彼には強力な後ろ盾が必要だという。
子も産めない年齢の自分がなぜ王妃に? 迷いと不安、そして少しの笑いを胸に、セラは決断する。
穏やかな余生か、嵐の老後か――
四十歳差の政略婚から始まる、波乱の日々が幕を開ける。
愛人を選んだ夫を捨てたら、元婚約者の公爵に捕まりました
由香
恋愛
伯爵夫人リュシエンヌは、夫が公然と愛人を囲う結婚生活を送っていた。
尽くしても感謝されず、妻としての役割だけを求められる日々。
けれど彼女は、泣きわめくことも縋ることもなく、静かに離婚を選ぶ。
そうして“捨てられた妻”になったはずの彼女の前に現れたのは、かつて婚約していた元婚約者――冷静沈着で有能な公爵セドリックだった。
再会とともに始まるのは、彼女の価値を正しく理解し、決して手放さない男による溺愛の日々。
一方、彼女を失った元夫は、妻が担っていたすべてを失い、社会的にも転落していく。
“尽くすだけの妻”から、“選ばれ、守られる女性”へ。
静かに離婚しただけなのに、
なぜか元婚約者の公爵に捕まりました。
第12回ネット小説大賞コミック部門入賞・コミカライズ企画進行「婚約破棄ですか? それなら昨日成立しましたよ、ご存知ありませんでしたか?」完結
まほりろ
恋愛
第12回ネット小説大賞コミック部門入賞・コミカライズ企画進行中。
コミカライズ化がスタートしましたらこちらの作品は非公開にします。
「アリシア・フィルタ貴様との婚約を破棄する!」
イエーガー公爵家の令息レイモンド様が言い放った。レイモンド様の腕には男爵家の令嬢ミランダ様がいた。ミランダ様はピンクのふわふわした髪に赤い大きな瞳、小柄な体躯で庇護欲をそそる美少女。
対する私は銀色の髪に紫の瞳、表情が表に出にくく能面姫と呼ばれています。
レイモンド様がミランダ様に惹かれても仕方ありませんね……ですが。
「貴様は俺が心優しく美しいミランダに好意を抱いたことに嫉妬し、ミランダの教科書を破いたり、階段から突き落とすなどの狼藉を……」
「あの、ちょっとよろしいですか?」
「なんだ!」
レイモンド様が眉間にしわを寄せ私を睨む。
「婚約破棄ですか? 婚約破棄なら昨日成立しましたが、ご存知ありませんでしたか?」
私の言葉にレイモンド様とミランダ様は顔を見合わせ絶句した。
全31話、約43,000文字、完結済み。
他サイトにもアップしています。
小説家になろう、日間ランキング異世界恋愛2位!総合2位!
pixivウィークリーランキング2位に入った作品です。
アルファポリス、恋愛2位、総合2位、HOTランキング2位に入った作品です。
2021/10/23アルファポリス完結ランキング4位に入ってました。ありがとうございます。
「Copyright(C)2021-九十九沢まほろ」
王弟が愛した娘 —音に響く運命—
Aster22
恋愛
弟を探す旅の途中、身分を隠して村で薬師として生きていたセラは、
ハープの音に宿る才を、名も知らぬ貴族の青年――王弟レオに見初められる。
互いの立場を知らぬまま距離を縮めていく二人。
だが、ある事件をきっかけに、セラは彼の屋敷で侍女として働くことになり、
知らず知らずのうちに国を巻き込む陰謀へと引き寄せられていく。
人の生まれは変えられない。
それでも、何を望み、何を選ぶのかは、自分で決められる。
セラが守ろうとするものは、弟か、才か、それとも――
キャラ設定・世界観などはこちら
↓
https://kakuyomu.jp/my/news/822139840619212578