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私が冬を嫌いな理由
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(何やってんだろ…)
今日はとても寒い。
体が芯から冷えていくような気がする。
「あ……」
空から白いものが降ってきた。
寒いはずだ。
雪まで降るなんて…
目の前には、キラキラ輝くツリー型のイルミネーション。
下から見上げると、なぜだか自嘲めいた笑みが浮かんだ。
(本当に私って馬鹿だわ。
もう三年もこんなことを続けてる…
来るはずなんてないのに。)
「……お待たせ。」
不意に聞こえた声に振り向くと、そこには幻が立っていた。
(私、そこまで病んでたのね…)
「どうしたの?怒ってるの?」
幻のくせに、一丁前の口を利く。
私が黙っていると、幻は私の傍に歩いて来て、私のことを抱きしめた。
「……本当にごめんね。」
私の瞳からは、熱い涙が流れ出す。
幻でも構わない。
私は彼の背中に腕を回し、彼の体を抱き締めた。
今日はとても寒い。
体が芯から冷えていくような気がする。
「あ……」
空から白いものが降ってきた。
寒いはずだ。
雪まで降るなんて…
目の前には、キラキラ輝くツリー型のイルミネーション。
下から見上げると、なぜだか自嘲めいた笑みが浮かんだ。
(本当に私って馬鹿だわ。
もう三年もこんなことを続けてる…
来るはずなんてないのに。)
「……お待たせ。」
不意に聞こえた声に振り向くと、そこには幻が立っていた。
(私、そこまで病んでたのね…)
「どうしたの?怒ってるの?」
幻のくせに、一丁前の口を利く。
私が黙っていると、幻は私の傍に歩いて来て、私のことを抱きしめた。
「……本当にごめんね。」
私の瞳からは、熱い涙が流れ出す。
幻でも構わない。
私は彼の背中に腕を回し、彼の体を抱き締めた。
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