217 / 218
217
しおりを挟む
「えっ!?僕がタクを…?
女性を愛せないって…
えーーーっ!?僕のこと、そんな風に思ってたの?」
「は、はい、だから、由紀子さんのことを聞いた時は、びっくりしました。」
「……参ったなぁ……すごい誤解だね。」
「す、すみません。」
うちの家族や柊司さんのご両親もそう思ってるってことは、今は言わないでおいた。
言ったら、ますます柊司さんを落ち込ませてしまいそうだったから。
「あ…僕に由紀子さんと会えって言ったのはどうして?
僕のこと、好きだったのなら、会わせたくないはすじゃない。」
「それは、柊司さんに幸せになってほしかったからです。
そんなに昔から好きな方がいらっしゃるのなら、その方と結ばれてほしいって思ったからです。」
柊司さんは、私の顔をじっとみつめた。
「そうだったんだ…
君は本当に良い人だね。やっぱり思ってた通りの人だよ。」
「そ、そんな…
口ではそんなこと言ってますけど、その当時、私、毎日隠れて泣いてたんですよ。
柊司さんと別れることになるんだと思ったら、すごく悲しくて…」
「どうして、その時言ってくれなかったの?
僕は、君を誤解してしまった。
ただ、僕の顔だけが好きだから、そんなに簡単に言うんだと思って、僕もすごく悲しかったんだ。
本当なら、その時点で僕は自分の気持ちに気付くべきだったんだけどね。
そんなに悲しく感じるのは、僕が君のことを好きなせいだって、すぐにわかるはずなのにね…」
柊司さんの言葉に胸が熱くなった。
私…本当に柊司さんに愛されてるんだね。
信じて良いんだね…
女性を愛せないって…
えーーーっ!?僕のこと、そんな風に思ってたの?」
「は、はい、だから、由紀子さんのことを聞いた時は、びっくりしました。」
「……参ったなぁ……すごい誤解だね。」
「す、すみません。」
うちの家族や柊司さんのご両親もそう思ってるってことは、今は言わないでおいた。
言ったら、ますます柊司さんを落ち込ませてしまいそうだったから。
「あ…僕に由紀子さんと会えって言ったのはどうして?
僕のこと、好きだったのなら、会わせたくないはすじゃない。」
「それは、柊司さんに幸せになってほしかったからです。
そんなに昔から好きな方がいらっしゃるのなら、その方と結ばれてほしいって思ったからです。」
柊司さんは、私の顔をじっとみつめた。
「そうだったんだ…
君は本当に良い人だね。やっぱり思ってた通りの人だよ。」
「そ、そんな…
口ではそんなこと言ってますけど、その当時、私、毎日隠れて泣いてたんですよ。
柊司さんと別れることになるんだと思ったら、すごく悲しくて…」
「どうして、その時言ってくれなかったの?
僕は、君を誤解してしまった。
ただ、僕の顔だけが好きだから、そんなに簡単に言うんだと思って、僕もすごく悲しかったんだ。
本当なら、その時点で僕は自分の気持ちに気付くべきだったんだけどね。
そんなに悲しく感じるのは、僕が君のことを好きなせいだって、すぐにわかるはずなのにね…」
柊司さんの言葉に胸が熱くなった。
私…本当に柊司さんに愛されてるんだね。
信じて良いんだね…
0
あなたにおすすめの小説
元暗殺者の俺だけが、クラスの地味系美少女が地下アイドルなことを知っている
甘酢ニノ
恋愛
クラス一の美少女・強羅ひまりには、誰にも言えない秘密がある。
実は“売れない地下アイドル”として活動しているのだ。
偶然その正体を知ってしまったのは、無愛想で怖がられがちな同級生・兎山類。
けれど彼は、泣いていたひまりをそっと励ましたことも忘れていて……。
不器用な彼女の願いを胸に、類はひまりの“支え役”になっていく。
真面目で不器用なアイドルと、寡黙だけど優しい少年が紡ぐ、
少し切なくて甘い青春ラブコメ。
【完結】好きって言ってないのに、なぜか学園中にバレてる件。
東野あさひ
恋愛
「好きって言ってないのに、なんでバレてるんだよ!?」
──平凡な男子高校生・真嶋蒼汰の一言から、すべての誤解が始まった。
購買で「好きなパンは?」と聞かれ、「好きです!」と答えただけ。
それなのにStarChat(学園SNS)では“告白事件”として炎上、
いつの間にか“七瀬ひよりと両想い”扱いに!?
否定しても、弁解しても、誤解はどんどん拡散。
気づけば――“誤解”が、少しずつ“恋”に変わっていく。
ツンデレ男子×天然ヒロインが織りなす、SNS時代の爆笑すれ違いラブコメ!
最後は笑って、ちょっと泣ける。
#誤解が本当の恋になる瞬間、あなたもきっとトレンド入り。
明日のために、昨日にサヨナラ(goodbye,hello)
松丹子
恋愛
スパダリな父、優しい長兄、愛想のいい次兄、チャラい従兄に囲まれて、男に抱く理想が高くなってしまった女子高生、橘礼奈。
平凡な自分に見合うフツーな高校生活をエンジョイしようと…思っているはずなのに、幼い頃から抱いていた淡い想いを自覚せざるを得なくなり……
恋愛、家族愛、友情、部活に進路……
緩やかでほんのり甘い青春模様。
*関連作品は下記の通りです。単体でお読みいただけるようにしているつもりです(が、ひたすらキャラクターが多いのであまりオススメできません…)
★展開の都合上、礼奈の誕生日は親世代の作品と齟齬があります。一種のパラレルワールドとしてご了承いただければ幸いです。
*関連作品
『神崎くんは残念なイケメン』(香子視点)
『モテ男とデキ女の奥手な恋』(政人視点)
上記二作を読めばキャラクターは押さえられると思います。
(以降、時系列順『物狂ほしや色と情』、『期待ハズレな吉田さん、自由人な前田くん』、『さくやこの』、『爆走織姫はやさぐれ彦星と結ばれたい』、『色ハくれなゐ 情ハ愛』、『初恋旅行に出かけます』)
包んで、重ねて ~歳の差夫婦の極甘新婚生活~
吉沢 月見
恋愛
ひたすら妻を溺愛する夫は50歳の仕事人間の服飾デザイナー、新妻は23歳元モデル。
結婚をして、毎日一緒にいるから、君を愛して君に愛されることが本当に嬉しい。
何もできない妻に料理を教え、君からは愛を教わる。
【完結済】25億で極道に売られた女。姐になります!
satomi
恋愛
昼夜問わずに働く18才の主人公南ユキ。
働けども働けどもその収入は両親に搾取されるだけ…。睡眠時間だって2時間程度しかないのに、それでもまだ働き口を増やせと言う両親。
早朝のバイトで頭は朦朧としていたけれど、そんな時にうちにやってきたのは白虎商事CEOの白川大雄さん。ポーンっと25億で私を買っていった。
そんな大雄さん、白虎商事のCEOとは別に白虎組組長の顔を持っていて、私に『姐』になれとのこと。
大丈夫なのかなぁ?
ご褒美人生~転生した私の溺愛な?日常~
紅子
恋愛
魂の修行を終えた私は、ご褒美に神様から丈夫な身体をもらい最後の転生しました。公爵令嬢に生まれ落ち、素敵な仮婚約者もできました。家族や仮婚約者から溺愛されて、幸せです。ですけど、神様。私、お願いしましたよね?寿命をベッドの上で迎えるような普通の目立たない人生を送りたいと。やりすぎですよ💢神様。
毎週火・金曜日00:00に更新します。→完結済みです。毎日更新に変更します。
R15は、念のため。
自己満足の世界に付き、合わないと感じた方は読むのをお止めください。設定ゆるゆるの思い付き、ご都合主義で書いているため、深い内容ではありません。さらっと読みたい方向けです。矛盾点などあったらごめんなさい(>_<)
理想の男性(ヒト)は、お祖父さま
たつみ
恋愛
月代結奈は、ある日突然、見知らぬ場所に立っていた。
そこで行われていたのは「正妃選びの儀」正妃に側室?
王太子はまったく好みじゃない。
彼女は「これは夢だ」と思い、とっとと「正妃」を辞退してその場から去る。
彼女が思いこんだ「夢設定」の流れの中、帰った屋敷は超アウェイ。
そんな中、現れたまさしく「理想の男性」なんと、それは彼女のお祖父さまだった!
彼女を正妃にするのを諦めない王太子と側近魔術師サイラスの企み。
そんな2人から彼女守ろうとする理想の男性、お祖父さま。
恋愛よりも家族愛を優先する彼女の日常に否応なく訪れる試練。
この世界で彼女がくだす決断と、肝心な恋愛の結末は?
◇◇◇◇◇設定はあくまでも「貴族風」なので、現実の貴族社会などとは異なります。
本物の貴族社会ではこんなこと通用しない、ということも多々あります。
R-Kingdom_1
他サイトでも掲載しています。
あなたがいなくなった後 〜シングルマザーになった途端、義弟から愛され始めました〜
瀬崎由美
恋愛
石橋優香は夫大輝との子供を出産したばかりの二十七歳の専業主婦。三歳歳上の大輝とは大学時代のサークルの先輩後輩で、卒業後に再会したのがキッカケで付き合い始めて結婚した。
まだ生後一か月の息子を手探りで育てて、寝不足の日々。朝、いつもと同じように仕事へと送り出した夫は職場での事故で帰らぬ人となる。乳児を抱えシングルマザーとなってしまった優香のことを支えてくれたのは、夫の弟である宏樹だった。二歳年上で公認会計士である宏樹は優香に変わって葬儀やその他を取り仕切ってくれ、事あるごとに家の様子を見にきて、二人のことを気に掛けてくれていた。
息子の為にと自立を考えた優香は、働きに出ることを考える。それを知った宏樹は自分の経営する会計事務所に勤めることを勧めてくれる。陽太が保育園に入れることができる月齢になって義弟のオフィスで働き始めてしばらく、宏樹の不在時に彼の元カノだと名乗る女性が訪れて来、宏樹へと復縁を迫ってくる。宏樹から断られて逆切れした元カノによって、彼が優香のことをずっと想い続けていたことを暴露されてしまう。
あっさりと認めた宏樹は、「今は兄貴の代役でもいい」そういって、優香の傍にいたいと願った。
夫とは真逆のタイプの宏樹だったが、優しく支えてくれるところは同じで……
夫のことを想い続けるも、義弟のことも完全には拒絶することができない優香。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる