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030. 不浄なる痕
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心が痛かった。
痛くて痛くてたまらなかった。
輝がまさか澪にそんな気持ちを抱いてたなんて、考えたこともなかったし、彼がそんな怖ろしい事件を起こすとも思っていなかった。
足に力が入らない。
僕は、おぼつかない足取りで、ゆっくりと階段を下りて行った。
警察に行く時は、僕が付き添った方が良いだろうか?
それとも、家族でもないのにそこまでするのは僭越か?
そんなことを考えながら、僕は一歩一歩階段を下って…
ようやく一階に下りた時、あたりが騒がしいことに気が付いた。
女子生徒の甲高い悲鳴が上がる…
嫌な胸騒ぎを感じ、僕は校庭の方に走った。
校庭には人だかりが出来ていた。
僕はそれをかき分け、前に進んで行く…
(……輝……)
そこに倒れていたのは、ついさっきまで一緒だった輝だった…
彼の口からは、赤い血が噴き出していたが、その表情は意外な程に穏やかだった。
*
彼のスマホには、澪を殺したのは自分だということと、澪の傍に行くということが遺されていたという。
あれから、ひと月の時が流れたが、僕はまだ立ち直ることが出来ない。
僕が彼を死に追いやったのだという罪悪感は、あまりにも重い。
僕は正しいことをしたのだろうか?
それとも、友人として知らないふりをするべきだったのか…
その答えはまだ僕にはわからない。
わかる日が来るまで、僕はきっと苦しみ続けるのだろう。
(輝……)
彼がくれたターコイズのストラップを手に取る。
(これからも、僕達…友達だよな…?)
僕は、ターコイズをぎゅっと握り締めた。
痛くて痛くてたまらなかった。
輝がまさか澪にそんな気持ちを抱いてたなんて、考えたこともなかったし、彼がそんな怖ろしい事件を起こすとも思っていなかった。
足に力が入らない。
僕は、おぼつかない足取りで、ゆっくりと階段を下りて行った。
警察に行く時は、僕が付き添った方が良いだろうか?
それとも、家族でもないのにそこまでするのは僭越か?
そんなことを考えながら、僕は一歩一歩階段を下って…
ようやく一階に下りた時、あたりが騒がしいことに気が付いた。
女子生徒の甲高い悲鳴が上がる…
嫌な胸騒ぎを感じ、僕は校庭の方に走った。
校庭には人だかりが出来ていた。
僕はそれをかき分け、前に進んで行く…
(……輝……)
そこに倒れていたのは、ついさっきまで一緒だった輝だった…
彼の口からは、赤い血が噴き出していたが、その表情は意外な程に穏やかだった。
*
彼のスマホには、澪を殺したのは自分だということと、澪の傍に行くということが遺されていたという。
あれから、ひと月の時が流れたが、僕はまだ立ち直ることが出来ない。
僕が彼を死に追いやったのだという罪悪感は、あまりにも重い。
僕は正しいことをしたのだろうか?
それとも、友人として知らないふりをするべきだったのか…
その答えはまだ僕にはわからない。
わかる日が来るまで、僕はきっと苦しみ続けるのだろう。
(輝……)
彼がくれたターコイズのストラップを手に取る。
(これからも、僕達…友達だよな…?)
僕は、ターコイズをぎゅっと握り締めた。
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