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034. 迷いの森の守護者
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(そうだ、森の地図を持っていかなくては…)
そう考えたのと同時に、エルミナはあることに思い当たった。
(僕、あの地図をどこに置いたんだっけ?)
いつもは極めて几帳面なエルミナだったが、重大な役目を仰せ付かった興奮のためか、それともあの酷い現状を目の当たりにしてしまったせいなのか、地図を不用意にどこかに置いてしまったようだ。
そして、それがみつからないということは…おそらくはゴミと一緒に焼いてしまったのだと思われる。
(ど…どうしよう…?!
ま、ま、まさか…本当に焼いてしまったのか?)
もうみつからないだろうとは思いつつ、それでもエルミナは森の地図を探し続けた。
やがて、一週間が経ち……
諦めの悪いエルミナもついに諦め、森の中を歩き始めた。
しかし、何日も歩きまわった末に辿りついたのは、無情にも元の祠の前だった…
その場に深い溜息を一つ残し、エルミナはまた森の中を歩き始めた。
今度は祠には戻らなかったが、何日歩き続けても森が途絶えることはなかった…
そんなある日…エルミナは、森の中で湖を発見する。
(こ、これは、もしかしたら水龍のための湖なのか?
ほとんど出来あがってるじゃないか!
そうだ…この分ではいつこの森から出られるかわからないし…
それなら、ここで水龍を孵してみるか…
こんなに時が経ってしまったんじゃ、孵るかどうかわからないけど…)
エルミナは、水際に腰を降ろし、水龍の卵を湖の中にそっと沈めた…
透き通った水の中を、水色の卵はゆっくりと沈んで行く…
(どうか、水龍が無事に孵りますように…)
それからのエルミナは、湖の傍で生活を始めた。
毎日、湖面をのぞき込むのがエルミナの日課のようになっていた。
(やっぱり、時が経ち過ぎてたか…)
変化のない湖にエルミナが諦めかけた頃、湖の中央がぶくぶくと泡立ち、やがてそこから小さな龍の子がひょっこりと顔を出した。
「い、生きてたのか!」
龍の子は、エルミナの顔を見ると、すいすいと水面を滑るように泳いで近寄って来た。
エルミナは、水際まで来た龍の子の頭を愛しげに撫でる。
「これからは、僕がおまえの親だからな。」
そう考えたのと同時に、エルミナはあることに思い当たった。
(僕、あの地図をどこに置いたんだっけ?)
いつもは極めて几帳面なエルミナだったが、重大な役目を仰せ付かった興奮のためか、それともあの酷い現状を目の当たりにしてしまったせいなのか、地図を不用意にどこかに置いてしまったようだ。
そして、それがみつからないということは…おそらくはゴミと一緒に焼いてしまったのだと思われる。
(ど…どうしよう…?!
ま、ま、まさか…本当に焼いてしまったのか?)
もうみつからないだろうとは思いつつ、それでもエルミナは森の地図を探し続けた。
やがて、一週間が経ち……
諦めの悪いエルミナもついに諦め、森の中を歩き始めた。
しかし、何日も歩きまわった末に辿りついたのは、無情にも元の祠の前だった…
その場に深い溜息を一つ残し、エルミナはまた森の中を歩き始めた。
今度は祠には戻らなかったが、何日歩き続けても森が途絶えることはなかった…
そんなある日…エルミナは、森の中で湖を発見する。
(こ、これは、もしかしたら水龍のための湖なのか?
ほとんど出来あがってるじゃないか!
そうだ…この分ではいつこの森から出られるかわからないし…
それなら、ここで水龍を孵してみるか…
こんなに時が経ってしまったんじゃ、孵るかどうかわからないけど…)
エルミナは、水際に腰を降ろし、水龍の卵を湖の中にそっと沈めた…
透き通った水の中を、水色の卵はゆっくりと沈んで行く…
(どうか、水龍が無事に孵りますように…)
それからのエルミナは、湖の傍で生活を始めた。
毎日、湖面をのぞき込むのがエルミナの日課のようになっていた。
(やっぱり、時が経ち過ぎてたか…)
変化のない湖にエルミナが諦めかけた頃、湖の中央がぶくぶくと泡立ち、やがてそこから小さな龍の子がひょっこりと顔を出した。
「い、生きてたのか!」
龍の子は、エルミナの顔を見ると、すいすいと水面を滑るように泳いで近寄って来た。
エルミナは、水際まで来た龍の子の頭を愛しげに撫でる。
「これからは、僕がおまえの親だからな。」
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