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037. 魔女と魔法使い
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「やった!見ろよ!
魔物達が逃げてくぜ!
俺達の魔法もなかなかたいしたもんだな。」
「たまたま相手が弱かっただけよ。
馬鹿なこと言ってないで、さぁ、今のうちに逃げるわよ!」
ミーシャとマルゴがその場から離れようとした時だった。
異様な気配と共に、一匹の魔物が二人の前に姿を現した。
外見からして今までの奴等とは明らかに違う。
身の丈は軽くマルゴ達の倍はある。
その手には剣を思わせる長く鋭い鍵爪があり、耳まで裂けた口にはまるで鮫のような牙がびっしりと生えていた。
「……あの爪…見た?」
「い、言わないで!!
ど、ど、どうすんのよ!
私、あんなのに食べられたくない!」
「お、俺だってそんなのいやに決まってるだろ!
で…でも、人は見掛けによらないっていうから…
あの魔物も、意外とたいしたことなかったりして…ははは…」
引きつった笑いを浮かべるマルゴに、ミーシャが冷静な声で呟いた。
「じゃ…やってみれば?」
「お…おうっ!」
マルゴは深呼吸をして、火の魔法を魔物に投げ付けた。
ピンポン玉程の火の玉が、ふよふよと風に乗って魔物の傍に飛び、魔物は、その火の玉を鼻息で吹き消した。
「……見掛けによったわね…」
「ど、ど、どうしよう?!」
魔物は、一歩、また一歩と二人の傍に近付いてくる。
ミーシャの放った風の魔法も、魔物のまわりの木の葉を舞い上がらせただけで何の効果もなかった。
「ど、どうする?!やばいぞ!」
「いや!私、絶対にいや!
こんな所で、あんたと一緒に死ぬのなんていや~!!」
「俺だって!!」
追い詰められたマルゴとミーシャは同時に魔法を放った。
ミーシャの起こした風に煽られたマルゴの情けない火の玉が、いつもの何倍もの大きさになり、スピードを上げて魔物の顔にぶつかり、魔物は予想外に大きな叫び声をあげた。
「やった!見ろよ!
魔物達が逃げてくぜ!
俺達の魔法もなかなかたいしたもんだな。」
「たまたま相手が弱かっただけよ。
馬鹿なこと言ってないで、さぁ、今のうちに逃げるわよ!」
ミーシャとマルゴがその場から離れようとした時だった。
異様な気配と共に、一匹の魔物が二人の前に姿を現した。
外見からして今までの奴等とは明らかに違う。
身の丈は軽くマルゴ達の倍はある。
その手には剣を思わせる長く鋭い鍵爪があり、耳まで裂けた口にはまるで鮫のような牙がびっしりと生えていた。
「……あの爪…見た?」
「い、言わないで!!
ど、ど、どうすんのよ!
私、あんなのに食べられたくない!」
「お、俺だってそんなのいやに決まってるだろ!
で…でも、人は見掛けによらないっていうから…
あの魔物も、意外とたいしたことなかったりして…ははは…」
引きつった笑いを浮かべるマルゴに、ミーシャが冷静な声で呟いた。
「じゃ…やってみれば?」
「お…おうっ!」
マルゴは深呼吸をして、火の魔法を魔物に投げ付けた。
ピンポン玉程の火の玉が、ふよふよと風に乗って魔物の傍に飛び、魔物は、その火の玉を鼻息で吹き消した。
「……見掛けによったわね…」
「ど、ど、どうしよう?!」
魔物は、一歩、また一歩と二人の傍に近付いてくる。
ミーシャの放った風の魔法も、魔物のまわりの木の葉を舞い上がらせただけで何の効果もなかった。
「ど、どうする?!やばいぞ!」
「いや!私、絶対にいや!
こんな所で、あんたと一緒に死ぬのなんていや~!!」
「俺だって!!」
追い詰められたマルゴとミーシャは同時に魔法を放った。
ミーシャの起こした風に煽られたマルゴの情けない火の玉が、いつもの何倍もの大きさになり、スピードを上げて魔物の顔にぶつかり、魔物は予想外に大きな叫び声をあげた。
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