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042. 錬金術
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「ユキ…
そうか…
じゃあ、いただくとするかな。」
おじいちゃんも、少し決まりの悪そうな顔をしていた。
「……ユキ…体調はどうだ?」
「うん…ちょっと腰が痛い。
あと、膝も…」
「そうか。
年取ると、いろんな所が痛むからな。」
そう言われて、あたしははたと気が付いた。
おじいちゃんも老人だったってことに…
いつも元気だから、労わる気持ちもあんまりなかったけど、きっとおじいちゃんにも痛む所はあったんだね。
「ユキ…本当にすまんかった…」
「おじいちゃん!そんなことより、この薬の逆の作用のものを作ったら、若返りの秘薬が出来るんじゃないの?!」
「え…っ?」
「絶対にそうだよ!
そしたらあたしも元に戻れるし、おじいちゃんも若返ることが出来るじゃない!」
「ユキ…」
「ねっ!そうしなよ…
あ……」
突然、あたしの身体に異変が起こった。
身体が熱い…昨日、あの薬を飲んだ時みたいに…
「ユキ!どうしたんじゃ?!
ユキ!」
「おじい…ちゃ…」
そう、昨日もこんな感じだった。
とても気分が悪くて…意識が…
「ユキ!!」
バランスを崩しかけたあたしの身体を、おじいちゃんが支えてくれた。
「おじい…あれ…?」
目の焦点があわない。
あたしは目をこすろうとして、眼鏡をかけていたことに気がついた。
眼鏡をはずすと、視界は一瞬にしてクリアになった。
「ユキ!戻ったぞ!」
「へ…?」
あたしは自分の手の皺がなくなってることに気が付いた。
(まさか…!?)
あたしはそのままお風呂場に走り、大きな鏡で自分の姿を確かめた。
「も…戻ってる!!」
「良かった…!
本当に良かったのぅ!」
「ありがとう、おじいちゃん!
……でも、なんで?」
「おそらく…有効期限が過ぎたんじゃ。」
「有効期限?」
「そう、薬の効き目が切れたということじゃ。
昨日からほぼ24時間じゃな。
120ccで24時間ということは…」
おじいちゃんはブツブツ言うと、あわててそこらへんの紙切れになにやら数式のようなものを書き始めた。
こうなると、キリの良い所まで来ないとおじいちゃんの耳には何も入らない。
あたしは、小さな溜息を一つ漏らして、台所に戻り、一人で食事の続きを始めた。
悲しい思いをしたけど、おじいちゃんの研究が一歩前に進んだ事は事実だし、今まで気付かなかったことにも気が付くことが出来て…
やっぱり、ここにいて良かった。
アメリカに行かずに良かった…なんて思いながら、あたしは二杯目のごはんをおかわりした。
そうか…
じゃあ、いただくとするかな。」
おじいちゃんも、少し決まりの悪そうな顔をしていた。
「……ユキ…体調はどうだ?」
「うん…ちょっと腰が痛い。
あと、膝も…」
「そうか。
年取ると、いろんな所が痛むからな。」
そう言われて、あたしははたと気が付いた。
おじいちゃんも老人だったってことに…
いつも元気だから、労わる気持ちもあんまりなかったけど、きっとおじいちゃんにも痛む所はあったんだね。
「ユキ…本当にすまんかった…」
「おじいちゃん!そんなことより、この薬の逆の作用のものを作ったら、若返りの秘薬が出来るんじゃないの?!」
「え…っ?」
「絶対にそうだよ!
そしたらあたしも元に戻れるし、おじいちゃんも若返ることが出来るじゃない!」
「ユキ…」
「ねっ!そうしなよ…
あ……」
突然、あたしの身体に異変が起こった。
身体が熱い…昨日、あの薬を飲んだ時みたいに…
「ユキ!どうしたんじゃ?!
ユキ!」
「おじい…ちゃ…」
そう、昨日もこんな感じだった。
とても気分が悪くて…意識が…
「ユキ!!」
バランスを崩しかけたあたしの身体を、おじいちゃんが支えてくれた。
「おじい…あれ…?」
目の焦点があわない。
あたしは目をこすろうとして、眼鏡をかけていたことに気がついた。
眼鏡をはずすと、視界は一瞬にしてクリアになった。
「ユキ!戻ったぞ!」
「へ…?」
あたしは自分の手の皺がなくなってることに気が付いた。
(まさか…!?)
あたしはそのままお風呂場に走り、大きな鏡で自分の姿を確かめた。
「も…戻ってる!!」
「良かった…!
本当に良かったのぅ!」
「ありがとう、おじいちゃん!
……でも、なんで?」
「おそらく…有効期限が過ぎたんじゃ。」
「有効期限?」
「そう、薬の効き目が切れたということじゃ。
昨日からほぼ24時間じゃな。
120ccで24時間ということは…」
おじいちゃんはブツブツ言うと、あわててそこらへんの紙切れになにやら数式のようなものを書き始めた。
こうなると、キリの良い所まで来ないとおじいちゃんの耳には何も入らない。
あたしは、小さな溜息を一つ漏らして、台所に戻り、一人で食事の続きを始めた。
悲しい思いをしたけど、おじいちゃんの研究が一歩前に進んだ事は事実だし、今まで気付かなかったことにも気が付くことが出来て…
やっぱり、ここにいて良かった。
アメリカに行かずに良かった…なんて思いながら、あたしは二杯目のごはんをおかわりした。
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