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045. ヤマタノオロチ
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「そんな暇はないのじゃ。
ごくかいつまんでいうとじゃな、私達は本来8人兄弟なのだが、故あって今は各地に離れておる。
兄弟全部が巡り合えたらその力は強大なものになるのじゃが…あ、今のはダジャレではないぞ。
今は8分の1のパワーしか私には出せんということじゃ。」
「では、龍神様のご兄弟を全員探し出せば、必ず願いは叶うということですか?」
「そういうことじゃ。」
「どのようにすれば良いのですか?」
「簡単なことじゃ、おまえが私の兄弟達に私がここにいることを教えてくれれば、兄弟たちはすぐにここに飛んでくるじゃろう。」
「そんなに簡単に?
では、なぜ、みんなすぐに集まらないのです?」
「わからん奴じゃな。
みんなの居場所がわからんから、飛んでいきようがないじゃろう!」
「そうなんですか!
わかりました!じゃ、俺が龍神様のご兄弟を探してみせます!
その代わり、皆さんが揃ったら、必ず俺の願いを叶えて下さいよ!」
「おまえがぁ~…?
まぁ、探すのはおまえの勝手だがな。
では、あてにしないで待っておるぞ…」
龍神は滝壷の奥へと戻って行った。
(や、やった…!
龍神をみつければ、あのおかしな男じゃなくて本当に素敵な女の恋人にめぐりあえる…)
「ふ……ふ…ふふふふふふ…」
剣四郎の頭の中は、ピンク色の妄想ではちきれんばかりになっていた。
「あんれ~?
あんた、水はどうしたね?桶ももっとらんようじゃが…」
「ふふふふふふ……」
「……おかしな人じゃな。」
「おじいさん!おはようでござる!」
「あぁ、おはよう、よく眠れたようじゃな。
冷たい水で顔を洗ってくるとすっきりするぞ。」
「そうするでござる。水場はどこでござるか?」
「ここをまーっすぐ行って…あ、そうじゃ!
もしかしたらそこに桶があるかもしれんから、あったら水を汲んできてくれんかのぅ?」
「わかってでござる!」
ロディがしばらく進むと大きな滝壷があった。
(あ、桶があったでござる)
水を汲もうとかがんだ時、ロディは視線を感じた。
「あ……」
龍神は、ロディの元へ音もなく進み寄って来た。
ごくかいつまんでいうとじゃな、私達は本来8人兄弟なのだが、故あって今は各地に離れておる。
兄弟全部が巡り合えたらその力は強大なものになるのじゃが…あ、今のはダジャレではないぞ。
今は8分の1のパワーしか私には出せんということじゃ。」
「では、龍神様のご兄弟を全員探し出せば、必ず願いは叶うということですか?」
「そういうことじゃ。」
「どのようにすれば良いのですか?」
「簡単なことじゃ、おまえが私の兄弟達に私がここにいることを教えてくれれば、兄弟たちはすぐにここに飛んでくるじゃろう。」
「そんなに簡単に?
では、なぜ、みんなすぐに集まらないのです?」
「わからん奴じゃな。
みんなの居場所がわからんから、飛んでいきようがないじゃろう!」
「そうなんですか!
わかりました!じゃ、俺が龍神様のご兄弟を探してみせます!
その代わり、皆さんが揃ったら、必ず俺の願いを叶えて下さいよ!」
「おまえがぁ~…?
まぁ、探すのはおまえの勝手だがな。
では、あてにしないで待っておるぞ…」
龍神は滝壷の奥へと戻って行った。
(や、やった…!
龍神をみつければ、あのおかしな男じゃなくて本当に素敵な女の恋人にめぐりあえる…)
「ふ……ふ…ふふふふふふ…」
剣四郎の頭の中は、ピンク色の妄想ではちきれんばかりになっていた。
「あんれ~?
あんた、水はどうしたね?桶ももっとらんようじゃが…」
「ふふふふふふ……」
「……おかしな人じゃな。」
「おじいさん!おはようでござる!」
「あぁ、おはよう、よく眠れたようじゃな。
冷たい水で顔を洗ってくるとすっきりするぞ。」
「そうするでござる。水場はどこでござるか?」
「ここをまーっすぐ行って…あ、そうじゃ!
もしかしたらそこに桶があるかもしれんから、あったら水を汲んできてくれんかのぅ?」
「わかってでござる!」
ロディがしばらく進むと大きな滝壷があった。
(あ、桶があったでござる)
水を汲もうとかがんだ時、ロディは視線を感じた。
「あ……」
龍神は、ロディの元へ音もなく進み寄って来た。
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