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047. 大ピンチ!
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「あああああああああ~~~!」
「遅かったじゃない。
……でも、ちゃんと来たんだ…」
ランザリーナはふふふっと笑った。
「ちゃんと来たんだ…じゃないよ!
ランザリーナ!ここ、どこ?」
「ここは……」
僕達は、二人であたりを見まわした。
そこは、木の生い茂る森みたいな場所だった。
「おやおや、珍しいこともあるもんじゃな。
昨夜に続いて、今夜も羽根猫がやって来るとは…
しかも、二匹も…
まさか、明日は三匹来るんじゃないだろうな…」
不意にどこかから声が聞こえた。
「あなたは誰?
ここはどこ?
昨夜も来た羽根猫ってエンパナーダのこと?」
「……質問責めじゃな。
わしは、この木の精霊。
ここは、人間の世界じゃ。
昨夜来た羽根猫が誰かはわからんが、封印の洞窟から来たと言うとったぞ!」
(に、人間の世界?!)
確か、人間っていうのは、羽根を持たなくて僕達よりずっと大きくて…
同じ人間同士で殺し合いをしたりする野蛮な種族だって聞いたことがある。
それに、動物や植物にもひどいことをするらしい。
大変だ!
早く、エンパナーダを見つけてこの世界から離れないと、どんなおそろしいことが起きるかもしれない…
「間違いない!エンパナーダだわ!
それで、エンパナーダは今どこに?」
僕のそんな物想いを知らず、ランザリーナはてきぱきと木の精霊と会話を続けていた。
「奴なら元の世界へ戻る方法を探しに行ったよ。」
「どこへ?」
「そんなことはわからん。」
「ほらっ!
あなたがすぐに私に言ってたらこんなことにはなからなったのに…
でも、今更、そんなことを言ってても仕方がないわ。
さぁ、探しに行くわよ! 今ならまだそんな遠くへは行ってないはずだわ。」
「ちょっと待ってよ、ランザリーナ。探すって…どこへ行くつもりなの?」
「どこって…」
「植物や動物達に話を聞いて行くとええ。
羽根猫はめったにおらんから、見た者ならしっかり記憶しとるじゃろう。」
「ありがとう!!じゃあ、行ってきます!」
「遅かったじゃない。
……でも、ちゃんと来たんだ…」
ランザリーナはふふふっと笑った。
「ちゃんと来たんだ…じゃないよ!
ランザリーナ!ここ、どこ?」
「ここは……」
僕達は、二人であたりを見まわした。
そこは、木の生い茂る森みたいな場所だった。
「おやおや、珍しいこともあるもんじゃな。
昨夜に続いて、今夜も羽根猫がやって来るとは…
しかも、二匹も…
まさか、明日は三匹来るんじゃないだろうな…」
不意にどこかから声が聞こえた。
「あなたは誰?
ここはどこ?
昨夜も来た羽根猫ってエンパナーダのこと?」
「……質問責めじゃな。
わしは、この木の精霊。
ここは、人間の世界じゃ。
昨夜来た羽根猫が誰かはわからんが、封印の洞窟から来たと言うとったぞ!」
(に、人間の世界?!)
確か、人間っていうのは、羽根を持たなくて僕達よりずっと大きくて…
同じ人間同士で殺し合いをしたりする野蛮な種族だって聞いたことがある。
それに、動物や植物にもひどいことをするらしい。
大変だ!
早く、エンパナーダを見つけてこの世界から離れないと、どんなおそろしいことが起きるかもしれない…
「間違いない!エンパナーダだわ!
それで、エンパナーダは今どこに?」
僕のそんな物想いを知らず、ランザリーナはてきぱきと木の精霊と会話を続けていた。
「奴なら元の世界へ戻る方法を探しに行ったよ。」
「どこへ?」
「そんなことはわからん。」
「ほらっ!
あなたがすぐに私に言ってたらこんなことにはなからなったのに…
でも、今更、そんなことを言ってても仕方がないわ。
さぁ、探しに行くわよ! 今ならまだそんな遠くへは行ってないはずだわ。」
「ちょっと待ってよ、ランザリーナ。探すって…どこへ行くつもりなの?」
「どこって…」
「植物や動物達に話を聞いて行くとええ。
羽根猫はめったにおらんから、見た者ならしっかり記憶しとるじゃろう。」
「ありがとう!!じゃあ、行ってきます!」
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