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051. 黄金の竪琴
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俺はルーク。
ある事情から、ある人物…を探す旅をしている。
俺が行くのは、ちょっとおかしな言い伝えのある場所ばかり…
いや、俺が迷信深いってわけじゃないんだけどな…
(……やっとみつけた!!)
俺が着いた所は、なんてことない小さな町。
でも、今日のこの町は明らかにいつもとは違う。
この町には不似合いな程の人々で、町は賑わっていた。
なぜなら、今日は双子の竪琴奏者がこの村に来てるから。
演奏会が行われる広場にはすでにたくさんの人々が集まり、彼等の演奏が始まるのをいまかいまかと待ちわびている。
「聞いたか?なんでも、双子の演奏を聞くと金持ちになるらしいぜ!」
「あら、私は玉の輿に乗れるって聞いてきたのよ!」
「玉の輿に乗れりゃあ、金持ちになれるじゃないか!」
「あぁ、そうだったわね!
楽しみだわ!
噂の黄金の竪琴を早く見てみたいわ!」
俺の耳元にそんな会話が聞こえてきた。
言っておくけど、俺は金持ちになりたくてここまで来たわけじゃない。
俺には別の理由があるんだ…
やがて、広場に小柄な爺さんが2人現れた。
想像していたのとはかなり違う2人に俺は驚いた。
こんなに年寄りだったとは…
広場にいる大半の客が驚いているようだ。
いや、それとも、このざわめきは片方の爺さんが持つ黄金の竪琴のせいなのか?
黄金の竪琴は、太陽の陽を浴びて眩しい位にキラキラと輝いている。
2人は広場の中心に並んで座り、客に向かって一礼をすると、早速、緩かな曲を奏で始めた。
俺にはうまいとか下手だとかはわからないが、とても心地良い演奏だった。
双子だけあって、2人の息は完璧な程ぴったりと合っている。
やがて、ソロのパートに入った。
まずは、向かって左側のじいさんが白い竪琴を弾いた。
軽快なテンポで、踊りたくなるような楽しい曲調だった。
多分、この爺さん達は、かなりの腕前なんだろうなと俺は思った。
俺は爺さんの演奏に興奮し、自然に拍手を送っていた。
続いて、向かって左側の爺さんが弾き始めた。
今度は、さっきとは打って変わってしっとりとした穏やかな曲調だ。
広場にいた客から、歓声や口笛が沸き上がって、演奏がろくに聞こえない。
なるほど…
この客達は、演奏を聴きに来ていると言うよりは、黄金の竪琴を見に…もっと率直に言えば、黄金の竪琴のご利益を期待して来てるだけなんだろうな…
ある事情から、ある人物…を探す旅をしている。
俺が行くのは、ちょっとおかしな言い伝えのある場所ばかり…
いや、俺が迷信深いってわけじゃないんだけどな…
(……やっとみつけた!!)
俺が着いた所は、なんてことない小さな町。
でも、今日のこの町は明らかにいつもとは違う。
この町には不似合いな程の人々で、町は賑わっていた。
なぜなら、今日は双子の竪琴奏者がこの村に来てるから。
演奏会が行われる広場にはすでにたくさんの人々が集まり、彼等の演奏が始まるのをいまかいまかと待ちわびている。
「聞いたか?なんでも、双子の演奏を聞くと金持ちになるらしいぜ!」
「あら、私は玉の輿に乗れるって聞いてきたのよ!」
「玉の輿に乗れりゃあ、金持ちになれるじゃないか!」
「あぁ、そうだったわね!
楽しみだわ!
噂の黄金の竪琴を早く見てみたいわ!」
俺の耳元にそんな会話が聞こえてきた。
言っておくけど、俺は金持ちになりたくてここまで来たわけじゃない。
俺には別の理由があるんだ…
やがて、広場に小柄な爺さんが2人現れた。
想像していたのとはかなり違う2人に俺は驚いた。
こんなに年寄りだったとは…
広場にいる大半の客が驚いているようだ。
いや、それとも、このざわめきは片方の爺さんが持つ黄金の竪琴のせいなのか?
黄金の竪琴は、太陽の陽を浴びて眩しい位にキラキラと輝いている。
2人は広場の中心に並んで座り、客に向かって一礼をすると、早速、緩かな曲を奏で始めた。
俺にはうまいとか下手だとかはわからないが、とても心地良い演奏だった。
双子だけあって、2人の息は完璧な程ぴったりと合っている。
やがて、ソロのパートに入った。
まずは、向かって左側のじいさんが白い竪琴を弾いた。
軽快なテンポで、踊りたくなるような楽しい曲調だった。
多分、この爺さん達は、かなりの腕前なんだろうなと俺は思った。
俺は爺さんの演奏に興奮し、自然に拍手を送っていた。
続いて、向かって左側の爺さんが弾き始めた。
今度は、さっきとは打って変わってしっとりとした穏やかな曲調だ。
広場にいた客から、歓声や口笛が沸き上がって、演奏がろくに聞こえない。
なるほど…
この客達は、演奏を聴きに来ていると言うよりは、黄金の竪琴を見に…もっと率直に言えば、黄金の竪琴のご利益を期待して来てるだけなんだろうな…
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