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069. 空の贈り物
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「お気の毒ですが…」
「そんな!先生!
どうかお願いです!ノルンを助けてください!」
医師は辛そうな顔をして首を振るだけだった。
「ノルン…まだ16歳なのに…」
「諦めちゃいけない!
何年も経ってから目を覚ました人だっているんだぞ…」
「……そうね…
ノルンはきっと目を覚ましてくれるわよね!」
「そうさ!
誰も信じなくても、せめて俺達だけはそう信じよう!」
§§§§§§§§§§§§§§§§§§
(……ここはどこなのかしら…?)
ノルンはあたりを見回した。
広い広いその場所には、白くもやもやしたものが漂っていた。
(なにもないけど、なんだかとても落ち着く場所だわ…
でも、私…どうしてこんな場所に…?
それに、どうして誰もいないの…?)
ノルンがあてもなく歩いていると、遠くに人がいるのを見付けた。
「あ!ノルン!!」
金髪の巻き毛、ピンク色の肌をした美しい少女に名前を呼ばれ、ノルンはとても驚いた。
「あなた…どうして私の名前を知ってるの?」
「知ってるに決まってるじゃない!だって、私はあなたの守護天使だもの。」
「守護天使?!」
「そうよ。だから、あなたが産まれてからのことも全部知ってるわよ!」
「……まさか!…でも、それが、本当だとしたら…」
ノルンの顔色が変わった。
「どうしたの、ノルン?」
「もしかして…私…死んじゃったの?
だって、守護天使がはっきり見えて話までしてるなんて…」
「いや~ね。死んでなんかないわよ……まだ…」
「まだ?
…それって、どういうこと?」
「ノルン…あなた、階段から落ちたこと覚えてない…?」
「階段から…?!
あ……!!思い出したわ!」
そうだった…
両親とでかけた旅行先で、展望台の長い階段を踏み外して…それで…
「あの時、私、死んじゃったの?!」
「だから、死んでないってば!!
あなたは、あの時、頭をひどく打って…そして、そのまま眠ってるわ…」
「眠ってる…?
……そう…『まだ』っていうのは、そういう意味だったのね…」
「あなたがこのまま死んでしまうか、それとも死なないかは私にはわからない…
そういうことは神様は教えて下さらないから…」
「…そうだったの…
……私…きっと、死んじゃうんだね…」
ノルンの瞳から大粒の涙が何粒も何粒もこぼれ落ちていく…
「あなたが死んでしまうまで、私はあなたを守るから…
そんなに早く諦めてしまわないで…!」
「そんな!先生!
どうかお願いです!ノルンを助けてください!」
医師は辛そうな顔をして首を振るだけだった。
「ノルン…まだ16歳なのに…」
「諦めちゃいけない!
何年も経ってから目を覚ました人だっているんだぞ…」
「……そうね…
ノルンはきっと目を覚ましてくれるわよね!」
「そうさ!
誰も信じなくても、せめて俺達だけはそう信じよう!」
§§§§§§§§§§§§§§§§§§
(……ここはどこなのかしら…?)
ノルンはあたりを見回した。
広い広いその場所には、白くもやもやしたものが漂っていた。
(なにもないけど、なんだかとても落ち着く場所だわ…
でも、私…どうしてこんな場所に…?
それに、どうして誰もいないの…?)
ノルンがあてもなく歩いていると、遠くに人がいるのを見付けた。
「あ!ノルン!!」
金髪の巻き毛、ピンク色の肌をした美しい少女に名前を呼ばれ、ノルンはとても驚いた。
「あなた…どうして私の名前を知ってるの?」
「知ってるに決まってるじゃない!だって、私はあなたの守護天使だもの。」
「守護天使?!」
「そうよ。だから、あなたが産まれてからのことも全部知ってるわよ!」
「……まさか!…でも、それが、本当だとしたら…」
ノルンの顔色が変わった。
「どうしたの、ノルン?」
「もしかして…私…死んじゃったの?
だって、守護天使がはっきり見えて話までしてるなんて…」
「いや~ね。死んでなんかないわよ……まだ…」
「まだ?
…それって、どういうこと?」
「ノルン…あなた、階段から落ちたこと覚えてない…?」
「階段から…?!
あ……!!思い出したわ!」
そうだった…
両親とでかけた旅行先で、展望台の長い階段を踏み外して…それで…
「あの時、私、死んじゃったの?!」
「だから、死んでないってば!!
あなたは、あの時、頭をひどく打って…そして、そのまま眠ってるわ…」
「眠ってる…?
……そう…『まだ』っていうのは、そういう意味だったのね…」
「あなたがこのまま死んでしまうか、それとも死なないかは私にはわからない…
そういうことは神様は教えて下さらないから…」
「…そうだったの…
……私…きっと、死んじゃうんだね…」
ノルンの瞳から大粒の涙が何粒も何粒もこぼれ落ちていく…
「あなたが死んでしまうまで、私はあなたを守るから…
そんなに早く諦めてしまわないで…!」
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