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076. 野望
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「そうか、そのために買って来てくれたのか。
おまえにしては気が利くな。
……だが、なぜ私の分だけではなく、おまえの分もあるんだ?」
その問いに李雲はくすくすと笑い、肘で楊俊を突っついた。
「本当に、楊俊様はお人が悪い…
今回のイケメンコンテストの優勝者にはあの伝説の女人島に三泊四日のご招待という超豪華プレゼント。
百年に一度、突然現れるという謎めいた島…島は常に温暖な気候が取り巻き、住む者は女のみ…しかも、女人島に住む女は年を取らない…
まさに、この世のパラダイスではありませんか。
そして、そのご招待はペアですぞ!
楊俊様の一番の親友といえば、この私!ご一緒するのは私以外にいないではありませんか!」
李雲は頬を桃色に染め、半ば夢に浮かされたように語った。
「は…?
誰が一番の親友だって…?
私は、女人島には一人で行くぞ!」
「よ…楊俊様、い、今、なんと…!?」
「聞こえなかったのか?
私は女人島へは一人で行くと言ったのだ!」
楊俊は、李雲の耳元に向かって一際大きな声を出した。
「そ、そんな大声を出していただかなくとも、私はまだ耳は十分聞こえております!!
そんなことよりも、女人島へ一人で行かれるとはどういうことです!?
ペアでご招待だというのに、なにゆえ、私を連れて行って下さらんのですか!」
「なんだ、そんなことか…
それはもちろんおまえがいたら邪魔だからだ。
私の方がモテるのは間違いないが、招待したからには、女人島の女達はきっとおまえにも気を遣うだろう。
私は、女達を一人占めしたいのだ。
女しかいない女人島でただ一人の男として、この上ない至福の時を過ごしたいのだ…!」
楊俊は立ちあがり目をキラキラと輝かせ、両手を広げ大空に差し出した。
「そ、そ、そんな……」
楊俊とは裏腹に、李雲はその場に倒れこむようにがっくりと膝を着いた。
「ま、土産くらい買って来てやるから楽しみに待ってろよ。
あ、それからアロハと海パンはありがたくいただいておく。
……では、翠、そろそろ帰るぞ。」
「キュアッッ!!」
まだ少し眠そうな翠は楊俊を背中に乗せ、大きな翼を羽ばたかせ空へ舞い上がる。
(あ…あんまりでございます…楊俊様…)
楊俊と翠の飛び立った後には、傷心の李雲と派手なアロハとブーメランパンツだけが残された…
おまえにしては気が利くな。
……だが、なぜ私の分だけではなく、おまえの分もあるんだ?」
その問いに李雲はくすくすと笑い、肘で楊俊を突っついた。
「本当に、楊俊様はお人が悪い…
今回のイケメンコンテストの優勝者にはあの伝説の女人島に三泊四日のご招待という超豪華プレゼント。
百年に一度、突然現れるという謎めいた島…島は常に温暖な気候が取り巻き、住む者は女のみ…しかも、女人島に住む女は年を取らない…
まさに、この世のパラダイスではありませんか。
そして、そのご招待はペアですぞ!
楊俊様の一番の親友といえば、この私!ご一緒するのは私以外にいないではありませんか!」
李雲は頬を桃色に染め、半ば夢に浮かされたように語った。
「は…?
誰が一番の親友だって…?
私は、女人島には一人で行くぞ!」
「よ…楊俊様、い、今、なんと…!?」
「聞こえなかったのか?
私は女人島へは一人で行くと言ったのだ!」
楊俊は、李雲の耳元に向かって一際大きな声を出した。
「そ、そんな大声を出していただかなくとも、私はまだ耳は十分聞こえております!!
そんなことよりも、女人島へ一人で行かれるとはどういうことです!?
ペアでご招待だというのに、なにゆえ、私を連れて行って下さらんのですか!」
「なんだ、そんなことか…
それはもちろんおまえがいたら邪魔だからだ。
私の方がモテるのは間違いないが、招待したからには、女人島の女達はきっとおまえにも気を遣うだろう。
私は、女達を一人占めしたいのだ。
女しかいない女人島でただ一人の男として、この上ない至福の時を過ごしたいのだ…!」
楊俊は立ちあがり目をキラキラと輝かせ、両手を広げ大空に差し出した。
「そ、そ、そんな……」
楊俊とは裏腹に、李雲はその場に倒れこむようにがっくりと膝を着いた。
「ま、土産くらい買って来てやるから楽しみに待ってろよ。
あ、それからアロハと海パンはありがたくいただいておく。
……では、翠、そろそろ帰るぞ。」
「キュアッッ!!」
まだ少し眠そうな翠は楊俊を背中に乗せ、大きな翼を羽ばたかせ空へ舞い上がる。
(あ…あんまりでございます…楊俊様…)
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