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彼の事情
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……困った。
心の底から困ってる。
私は昔から押しに弱いところがあって…
それは今も変わってなくて、さゆみに無理やり押し切られる形で、次のシュバルツのライブにまたついて行くことになってしまった。
確かに、さゆみの気持ちはわかる。
あんな激しいライブに一人で行くのは心細いよ。
でも、私じゃなくても良いじゃない。
他の誰かを誘えば…
そう言ったら、シュバルツのファンだってことを話してるのは私だけだって言う。
自分みたいのがヴィジュアル系のファンだなんて話すのは恥ずかしい。
だけど、私のことは親友だと思ってるから話したんだって。
そんなこと言われたら、無下に断ることは出来ない。
まぁ、実際、私だってさゆみのことは信頼してるし、大学で一番親しい友達っていうのもやっぱりさゆみで…
だったら、やっぱり私が行かないといけないんじゃないかって気になって来て、つい行くって返事してしまった…
でも、それは困ったことで…
瑠威やママに見つかったら、絶対冷やかされるに決まってるし、私がママと瑠威の仲を認めてるようにも感じられるかもしれないし、ライブに行くことはやっぱりバレないようにしなくちゃいけない。
でも、そんなこと、どうすれば…
……困った。
心の底から困ってる。
私は昔から押しに弱いところがあって…
それは今も変わってなくて、さゆみに無理やり押し切られる形で、次のシュバルツのライブにまたついて行くことになってしまった。
確かに、さゆみの気持ちはわかる。
あんな激しいライブに一人で行くのは心細いよ。
でも、私じゃなくても良いじゃない。
他の誰かを誘えば…
そう言ったら、シュバルツのファンだってことを話してるのは私だけだって言う。
自分みたいのがヴィジュアル系のファンだなんて話すのは恥ずかしい。
だけど、私のことは親友だと思ってるから話したんだって。
そんなこと言われたら、無下に断ることは出来ない。
まぁ、実際、私だってさゆみのことは信頼してるし、大学で一番親しい友達っていうのもやっぱりさゆみで…
だったら、やっぱり私が行かないといけないんじゃないかって気になって来て、つい行くって返事してしまった…
でも、それは困ったことで…
瑠威やママに見つかったら、絶対冷やかされるに決まってるし、私がママと瑠威の仲を認めてるようにも感じられるかもしれないし、ライブに行くことはやっぱりバレないようにしなくちゃいけない。
でも、そんなこと、どうすれば…
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