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side 瑠威
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「じゃあ、行ってくる…」
「いってらっしゃい。」
なんだか恥ずかしくてかおりの顔がまともに見られなかった。
クロウにああ言われた時、俺には自信はなかった。
いくらかおりのことを愛していても、「俺を捨てないでくれ」なんてこと、プライドが邪魔して言えないだろうって思ってた。
だけど、俺はその言葉をすんなりと口にしていた。
俺はあの時、本心からそう思ったから…
しかも、恥ずかしいことに俺は泣いてしまってた。
このままかおりが離れて行ったらどうしようって考えると、自然に涙が流れてた。
なんて醜態だ。
今思い出しても恥ずかしい…
だけど、100%本気でぶつかったからなのか、かおりは俺を抱きしめてくれた。
俺と別れるとはもう言わなかった。
いつの間にか、あの男は姿を消していて…
その晩、俺達は愛し合った。
いつも以上に熱く激しく…
何も話さなかったけど、やっぱり俺は愛されてるんだって、強く感じた。
俺は間違ってはいなかったんだって、自信がよみがえった。
でも、だったらなぜあんなことをかおりが言ったのか…
話し合わないといけないことはいっぱいあったけど、その前に俺はやることがあった。
とにかく、まずはそれを済ませてからだと思い、俺は家を出た。
「じゃあ、行ってくる…」
「いってらっしゃい。」
なんだか恥ずかしくてかおりの顔がまともに見られなかった。
クロウにああ言われた時、俺には自信はなかった。
いくらかおりのことを愛していても、「俺を捨てないでくれ」なんてこと、プライドが邪魔して言えないだろうって思ってた。
だけど、俺はその言葉をすんなりと口にしていた。
俺はあの時、本心からそう思ったから…
しかも、恥ずかしいことに俺は泣いてしまってた。
このままかおりが離れて行ったらどうしようって考えると、自然に涙が流れてた。
なんて醜態だ。
今思い出しても恥ずかしい…
だけど、100%本気でぶつかったからなのか、かおりは俺を抱きしめてくれた。
俺と別れるとはもう言わなかった。
いつの間にか、あの男は姿を消していて…
その晩、俺達は愛し合った。
いつも以上に熱く激しく…
何も話さなかったけど、やっぱり俺は愛されてるんだって、強く感じた。
俺は間違ってはいなかったんだって、自信がよみがえった。
でも、だったらなぜあんなことをかおりが言ったのか…
話し合わないといけないことはいっぱいあったけど、その前に俺はやることがあった。
とにかく、まずはそれを済ませてからだと思い、俺は家を出た。
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