la poupee

ルカ(聖夜月ルカ)

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la poupee pure ver.

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「…ルネ…どうしたの!?」

ルネは部屋の片隅にしゃがみこんで泣いていた。


 「…ルネ…」

 「…ひどいわ…」

 「ルネ…なんのこと?」

 「昨夜は、クロエといろんなことをたくさんお話しようと思ってたのに…
初めてのおでかけのこと、たくさんお話したかったのに…」

 「…ごめんね…でも、昨夜は…」

クロエは、ルネの背中をさすりながら、か細い声をかけた。



 「カミーユと何をしてたの?
どうして私を寝室に入れてくれなかったの?
クロエは私よりもカミーユの方が好きなのね。
 親友だなんて言ってくれたのは嘘だったのね!」

 「…ルネ…
私にはカミーユもあなたもどちらも大切なの…
どっちが大切なんて、簡単に決められるものじゃないのよ。
あなたにはわからないこともあると思うけど、わかってほしいわ。
 考えてもみて。
カミーユと過ごすより、あなたと過ごしてる方がずっと多いじゃない!
ね?そうでしょう?」

ルネは、返事をせず、黙って俯いたままだった。



 「ほら、ルネ…涙を拭いて…
ねぇ?昨日の湖はどうだった?気に入ってもらえたかしら?」

 「…えぇ…とても綺麗な所だったわ。
あんな所に行ったのは初めてだったから、私、とても嬉しくて…
だから、昨夜はあなたとたくさんお話したかったのよ…」

 「ごめんなさい…
一日遅れたけど、今夜、たくさんお話しましょう!ね!」

そう言いながら、クロエはルネを抱き寄せ、ルネの黒い髪を撫でた。
そんなクロエに、ルネは少しずつ機嫌を直していった。



 「これからも、いろんな所に連れて行ってあげるからね。
 今度は街の方へ行ってみましょうか?
 映画も見に行きましょう!
これから、週末は三人で毎週遊びに行きましょうね!」

 「…三人で…
やっぱりカミーユも一緒に行くのね…」

 「…ルネはカミーユのことが嫌いなの?」

 「…そうじゃないけど…
でも、私は三人よりクロエと二人っきりの方が良いわ…」

 「ルネ…私を困らせないで…
他の日はいつも私はあなたと二人っきりじゃない。」

 「…それはそうだけど…」

ルネは不満そうに顔を背ける。



 「そうでしょ?
だから、週末位は三人でも良いじゃない!」

 「………じゃ、その晩は私も寝室に入れてくれる?」

 「…それは……ダメ…
カミーユと二人っきりの時間も必要なの…」

 「どうして?」

 「…私たちは愛し合ってるから…
ルネも大人になったらわかるわ、きっと…」

 「私はもう大人よ!
あなたよりずっと昔から生きてるのよ。」

 「…人間には必要なことなの…」

 「そう…私はお人形だから、わからないのね…」 

 寂しそうにうつむくルネをクロエは抱き締めた。

 「ごめんなさい、ルネ…
でも、あなたが寂しくないように他の日は必ず会いに来るから…
あなたは私の大切なお友達だから…」



§§§§§§§§§§§§§§§§§§

 
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