la poupee

ルカ(聖夜月ルカ)

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la poupee pure ver.

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「カミーユ!!やっと…やっと会えたのね…
あぁ、夢のようだわ…」

 「ルネ…君、しゃべれるのかい?」

 「違うの!
カミーユ、私よ!私はクロエなのよ!」

 「何を言ってるんだい。
 君はルネじゃないか。
クロエが可愛がっていたお人形のルネじゃないか。」

 「違うのよ!
カミーユ、私はクロエなの…
これから話す話をしっかり聞いて!」

クロエは、今までのいきさつを話した。
ルネに自分の身体を貸したことを…



「…まさか…そんなこと信じられない…!
クロエとルネの中身が入れ変わってるなんて…」

 「信じられないのも無理はないわ…
でも、本当のことなの…
私はクロエなのよ!
…そうだわ!
 私がクロエだという証拠に、ルネに会ったいきさつを話せるわ。
 私、最初は誕生日にはグレーのテディベアを買ってもらうことにしてたの。
 赤いリボンを首に巻いた子で、名前はジョジョって決めてたわ。
あなたと一緒に見に行って、あなたが買ってくれようとしたんだけど、買うのは私の誕生日じゃなきゃいやだって私が言ったのよ。
そして、誕生日にお店に行ったら、ジョジョはもう売れてしまってたの…
前日、可愛い女の子が買っていったということだったわ。
そして、そのことですっかり気落ちしてた時に、おじいさんのお店でルネと出会ったのよ。」

 「……確かにその通りだ…
だけど…これは僕が見てる夢…
僕が知ってることを都合の良い風に夢見てるだけなんだ、きっと…」

 「そうじゃないわ!これはすべて真実なの!
お願い!
 私のことを信じて、カミーユ…」



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