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new life
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「やり直し。」
「え?」
「各カードには意味があり、選んだ三枚のカードの持つ意味からストーリーを読み解き、依頼者にそれを伝える…
そういうことだろう?」
「は、はい。」
「おまえが言ってるのは、カードの意味から一部を抜粋しただけのものだ。
もっとイメージを膨らませろ。
相手の立場を想像し、カードの意味をそこにあてはめてストーリーを作るんだ。」
うん、確かにそう。
那月さんは占いについて詳しく知らないはずなのに、ちゃんとわかってるんだね。
私もそういうことは頭ではわかってるんだけど、それがうまく出来ないんだ…
「那月さん…私…だめです。
うまくストーリーが浮かびません。」
「当たり前だ。
出来ないからこそ、勉強して練習するのだろう?
出来るなら、おまえはもうとっくに占い師になってるはずだ。」
またそんな正論を…
そんな風に言われたら、何て言えば良いのかわからなくなってしまう。
「まずは『優しさ』のカードだが、これにはどんな意味があるんだ?」
「え?」
それは文字通り、優しさを表すカードだ。
お祈りをしているような女性が描かれている。
とても穏やかな顔で…
きっと、この女性は誰かの幸せのために祈っているのではないだろうか?
(そうそう、カードの図柄からもイメージしなきゃね…)
私はそんな初歩的なことを思い出しながら、カードを今一度じっとみつめた。
「え?」
「各カードには意味があり、選んだ三枚のカードの持つ意味からストーリーを読み解き、依頼者にそれを伝える…
そういうことだろう?」
「は、はい。」
「おまえが言ってるのは、カードの意味から一部を抜粋しただけのものだ。
もっとイメージを膨らませろ。
相手の立場を想像し、カードの意味をそこにあてはめてストーリーを作るんだ。」
うん、確かにそう。
那月さんは占いについて詳しく知らないはずなのに、ちゃんとわかってるんだね。
私もそういうことは頭ではわかってるんだけど、それがうまく出来ないんだ…
「那月さん…私…だめです。
うまくストーリーが浮かびません。」
「当たり前だ。
出来ないからこそ、勉強して練習するのだろう?
出来るなら、おまえはもうとっくに占い師になってるはずだ。」
またそんな正論を…
そんな風に言われたら、何て言えば良いのかわからなくなってしまう。
「まずは『優しさ』のカードだが、これにはどんな意味があるんだ?」
「え?」
それは文字通り、優しさを表すカードだ。
お祈りをしているような女性が描かれている。
とても穏やかな顔で…
きっと、この女性は誰かの幸せのために祈っているのではないだろうか?
(そうそう、カードの図柄からもイメージしなきゃね…)
私はそんな初歩的なことを思い出しながら、カードを今一度じっとみつめた。
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