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new life
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「あ、は、初めまして!
わ、私達…」
「今日からお世話になる橘沙也加と橘あかねです。」
「初めまして。僕は講師の南条貢です。
どうぞよろしくお願いします。」
何ともイケメンの先生だ。
まわりに薔薇が飛び交うような、キラキラした王子系の…
沙也加さんは差し出された片手をごく自然に握り、そして、その手が今度は私の前に差し出されたから、私もおずおずとその手を握った。
「お二人共、『橘さん』ですが、もしかしてご姉妹ですか?」
「ええ、そうなんです。」
「そうなんですか…」
先生は意外そうな顔で、私と沙也加さんを交互にみつめる。
沙也加さんは、そんな先生にくすりと笑い…
「姉妹とはいっても、義理の姉妹なんですよ。
私の主人と、あかねさんのご主人が兄弟なんです。」
「なるほど、そうだったんですね。
では、あかねさんがお姉さん?」
「いえ、それが、私の方が姉なんですよ。」
「年は私の方が上ですが…」
そんなこと、言わなくても一目見ればすぐにわかると思うけど、なんだか言わずにはいられなかった。
わ、私達…」
「今日からお世話になる橘沙也加と橘あかねです。」
「初めまして。僕は講師の南条貢です。
どうぞよろしくお願いします。」
何ともイケメンの先生だ。
まわりに薔薇が飛び交うような、キラキラした王子系の…
沙也加さんは差し出された片手をごく自然に握り、そして、その手が今度は私の前に差し出されたから、私もおずおずとその手を握った。
「お二人共、『橘さん』ですが、もしかしてご姉妹ですか?」
「ええ、そうなんです。」
「そうなんですか…」
先生は意外そうな顔で、私と沙也加さんを交互にみつめる。
沙也加さんは、そんな先生にくすりと笑い…
「姉妹とはいっても、義理の姉妹なんですよ。
私の主人と、あかねさんのご主人が兄弟なんです。」
「なるほど、そうだったんですね。
では、あかねさんがお姉さん?」
「いえ、それが、私の方が姉なんですよ。」
「年は私の方が上ですが…」
そんなこと、言わなくても一目見ればすぐにわかると思うけど、なんだか言わずにはいられなかった。
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