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お星さま
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(だめ…私には全然わからない…)
私の住む町とは違って、この空には数え切れない程の星が瞬く。
寄せては返す波の音が、どこか子守歌のように聞こえる。
あなたは良く言ってたわね。
『あの星…ほら、二つ仲良く並んでるだろ?
あれがきっと僕の両親だと思うんだ。』
『えっ!?』
あの時…この浜辺に…智樹とふたりで並んで座って、星空を見てたら、智樹は突然そんなことを言い出して…
私は何のことだかわからずに戸惑った。
『ほら、良く言うじゃない。
人は死んだら星になるって…僕の両親が死んだ時…なぜだかあの星が両親の星だって思ったんだ。』
『……そうなんだ。
じゃあ、私が死んでも、智樹にはどの星が私だかわかるのね?』
『多分ね…真由にはわかる?
僕が死んだら、どの星が僕なのかわかる自信はある?』
『もちろんよ。あなたはきっと他のどの星よりの明るく輝くでしょうから。』
でも、それは間違いだった。
私にはわからない。
どの星が智樹なのか…空には無数の星がある。
そんなこと、わかるはずがない。
私の瞳から大粒の涙がこぼれた。
(あの時…夜釣りになんて行かなければ…)
七年前…私達は三年の交際の後、結婚することになった。
両親の墓前に報告したいっていう智樹の希望からここに来て…
帰る前日、地元の友達から夜釣りに誘われ、智樹は出て行った。
次の朝には戻るはずだった。
だけど、彼らの乗った船は、昼になり…夜になっても戻って来なかった。
次の日…智樹と一緒に海に出た友達の亡骸が発見された。
船は何らかの原因で、船体に穴が開き、沈没してしまったようだ。
船の中から、乗務員と友達二人の亡骸もみつかった。
智樹だけがみつからなかった。
遺体がみつからないから、もしかしたらどこかで生きてるんじゃないかとそんなことを思い続けた。
だけど、警察も地元の人も、智樹が生きている可能性は0に等しいと、冷たくそう言った。
それももっともな話だ。
生きていれば、戻って来ないはずがない。
そう…智樹は死んだ…あの空で輝く無数の星のひとつになったんだ。
そう思えるまでに七年もかかってしまった。
私の住む町とは違って、この空には数え切れない程の星が瞬く。
寄せては返す波の音が、どこか子守歌のように聞こえる。
あなたは良く言ってたわね。
『あの星…ほら、二つ仲良く並んでるだろ?
あれがきっと僕の両親だと思うんだ。』
『えっ!?』
あの時…この浜辺に…智樹とふたりで並んで座って、星空を見てたら、智樹は突然そんなことを言い出して…
私は何のことだかわからずに戸惑った。
『ほら、良く言うじゃない。
人は死んだら星になるって…僕の両親が死んだ時…なぜだかあの星が両親の星だって思ったんだ。』
『……そうなんだ。
じゃあ、私が死んでも、智樹にはどの星が私だかわかるのね?』
『多分ね…真由にはわかる?
僕が死んだら、どの星が僕なのかわかる自信はある?』
『もちろんよ。あなたはきっと他のどの星よりの明るく輝くでしょうから。』
でも、それは間違いだった。
私にはわからない。
どの星が智樹なのか…空には無数の星がある。
そんなこと、わかるはずがない。
私の瞳から大粒の涙がこぼれた。
(あの時…夜釣りになんて行かなければ…)
七年前…私達は三年の交際の後、結婚することになった。
両親の墓前に報告したいっていう智樹の希望からここに来て…
帰る前日、地元の友達から夜釣りに誘われ、智樹は出て行った。
次の朝には戻るはずだった。
だけど、彼らの乗った船は、昼になり…夜になっても戻って来なかった。
次の日…智樹と一緒に海に出た友達の亡骸が発見された。
船は何らかの原因で、船体に穴が開き、沈没してしまったようだ。
船の中から、乗務員と友達二人の亡骸もみつかった。
智樹だけがみつからなかった。
遺体がみつからないから、もしかしたらどこかで生きてるんじゃないかとそんなことを思い続けた。
だけど、警察も地元の人も、智樹が生きている可能性は0に等しいと、冷たくそう言った。
それももっともな話だ。
生きていれば、戻って来ないはずがない。
そう…智樹は死んだ…あの空で輝く無数の星のひとつになったんだ。
そう思えるまでに七年もかかってしまった。
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