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第5章…side ノワール
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「ノワール…おまえがこのまま目を覚まさないのではないかと心配したぞ。」
そう言ってジェロームは私の首に抱きつき、唇を重ねてきた。
押さえられた勢いで胸に痛みが走った。
「ノワール、どこか痛むのか…かわいそうに、こんなに傷付いて…
だが、これもすべてはおまえが悪いのだぞ…
おまえの帰りがあまりに遅いので、私はクラウディアの所に見に行ったのだ…
そしたら、おまえがあの醜いブタを…」
そう言いながらジェロームが私の腕を掴む。
腕が折れるかと思う程の痛みが走った…
「おまえが私を裏切りさえしなければ、こんなことには…!」
「ジェローム、それは誤解だ。
私はただあの鏡がほしかっただけだ。
あんな女に、一欠片の愛情も持っているわけがないだろう。
私が愛しているのは、ジェローム…あなた一人だ。
鏡を持って帰れば、きっとあなたが喜んでくれると思って…ただ、あなたを喜ばせたくて…
それで、クラウディアのいいなりになっただけだ。」
「本当なのか、ノワール?
本当に、私だけを愛しているのか!?」
「もちろんじゃないか。
なぜ、あなたは私のことを信じてくれない!?
私があなたのことをどれほど愛しているかがあなたには伝わっていないのかと考えると、私は死にたい気分になってしまう…」
私はそら涙を浮かべて見せた。
「おぉ、ノワール…
そうだったのか……許しておくれ。
今後は決しておまえの気持ちは疑わない。
しかし、その代わりにおまえもどんな理由であれ、私以外の者と寝るのはやめてくれ、頼む…」
「わかった…約束しよう。
私だって、特別な理由がなければあなた以外の人と寝ようなんて思わない…
クラウディアのことだって、いやでいやでたまらなかったのだ。」
「そうか…そうだったのか…
ノワール、身体がよくなったらまた可愛がってやるからな…」
ジェロームの唇と舌が、私の顔や首筋をまるで生き物のように這いずりまわる。
「ジェローム…それで、クラウディアは…」
「あの豚のことはもう心配しなくて良い。
醜い豚は私が土の中に葬った…
おまえに酷いことをした天罰が下ったのだ。」
「では、やはりあなたが…!!」
「ノワール…そんな目で私を見るのはやめておくれ。
私がこの手を汚したのは、すべておまえのためなのだぞ。
私がそこまでおまえを愛しているということなのだぞ。」
そう言ってジェロームは私の首に抱きつき、唇を重ねてきた。
押さえられた勢いで胸に痛みが走った。
「ノワール、どこか痛むのか…かわいそうに、こんなに傷付いて…
だが、これもすべてはおまえが悪いのだぞ…
おまえの帰りがあまりに遅いので、私はクラウディアの所に見に行ったのだ…
そしたら、おまえがあの醜いブタを…」
そう言いながらジェロームが私の腕を掴む。
腕が折れるかと思う程の痛みが走った…
「おまえが私を裏切りさえしなければ、こんなことには…!」
「ジェローム、それは誤解だ。
私はただあの鏡がほしかっただけだ。
あんな女に、一欠片の愛情も持っているわけがないだろう。
私が愛しているのは、ジェローム…あなた一人だ。
鏡を持って帰れば、きっとあなたが喜んでくれると思って…ただ、あなたを喜ばせたくて…
それで、クラウディアのいいなりになっただけだ。」
「本当なのか、ノワール?
本当に、私だけを愛しているのか!?」
「もちろんじゃないか。
なぜ、あなたは私のことを信じてくれない!?
私があなたのことをどれほど愛しているかがあなたには伝わっていないのかと考えると、私は死にたい気分になってしまう…」
私はそら涙を浮かべて見せた。
「おぉ、ノワール…
そうだったのか……許しておくれ。
今後は決しておまえの気持ちは疑わない。
しかし、その代わりにおまえもどんな理由であれ、私以外の者と寝るのはやめてくれ、頼む…」
「わかった…約束しよう。
私だって、特別な理由がなければあなた以外の人と寝ようなんて思わない…
クラウディアのことだって、いやでいやでたまらなかったのだ。」
「そうか…そうだったのか…
ノワール、身体がよくなったらまた可愛がってやるからな…」
ジェロームの唇と舌が、私の顔や首筋をまるで生き物のように這いずりまわる。
「ジェローム…それで、クラウディアは…」
「あの豚のことはもう心配しなくて良い。
醜い豚は私が土の中に葬った…
おまえに酷いことをした天罰が下ったのだ。」
「では、やはりあなたが…!!」
「ノワール…そんな目で私を見るのはやめておくれ。
私がこの手を汚したのは、すべておまえのためなのだぞ。
私がそこまでおまえを愛しているということなのだぞ。」
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