117 / 449
6、夜光石(永遠の絆)
6
しおりを挟む
「……この石にはそんなに素晴らしい力があるのですか!
それでは、この石をペンダントにすることは出来ますか?」
「もちろん出来ますとも。カットはどんな風に?」
「このままが良いのです。ただ、首から下げられるように出来れば……」
「お護りなのね…
それならすぐに出来ますわよ。
そこでお待ちになる?」
「ええ、そうさせていただきます。」
女主人は手際良く石に小さな穴を開け、金具を付けてペンダントに加工してくれた。
「ありがとうございます。
以前より輝きがうんと増しましたね。」
「ただ少し磨いただけなのよ。
こんな見事な石、削るのはもったいないわね。
カットしなくて正解だわ。
うちの人が生きていたらきっと細工をしたがっただろうけど……」
「ご主人は亡くなられたのですか?」
「えぇ、昨年、急にね……
身体の具合も良くなりかけてて、これからは仕事も頑張るって言ってた矢先のことだったわ。」
「それはお気の毒に……」
「あんなことさえなければ…」
「……え?」
「いえ…なんでもないのよ…」
女主人は言葉を濁した。
それでは、この石をペンダントにすることは出来ますか?」
「もちろん出来ますとも。カットはどんな風に?」
「このままが良いのです。ただ、首から下げられるように出来れば……」
「お護りなのね…
それならすぐに出来ますわよ。
そこでお待ちになる?」
「ええ、そうさせていただきます。」
女主人は手際良く石に小さな穴を開け、金具を付けてペンダントに加工してくれた。
「ありがとうございます。
以前より輝きがうんと増しましたね。」
「ただ少し磨いただけなのよ。
こんな見事な石、削るのはもったいないわね。
カットしなくて正解だわ。
うちの人が生きていたらきっと細工をしたがっただろうけど……」
「ご主人は亡くなられたのですか?」
「えぇ、昨年、急にね……
身体の具合も良くなりかけてて、これからは仕事も頑張るって言ってた矢先のことだったわ。」
「それはお気の毒に……」
「あんなことさえなければ…」
「……え?」
「いえ…なんでもないのよ…」
女主人は言葉を濁した。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
3
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる