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side 美幸
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「ほ、本当に値段を気にしなくて良いの?」
「しつこいな。
このあたりに売ってるようなものなら大丈夫だ。
おまえも、安物ばかり着てないで少しは質の良いものを着ろ。
もう子供じゃないんだからな。
言っとくが、いつもみたいな服はだめだぞ。
色も明るいものにするんだぞ。」
「わかってるよ。」
買ってくれるのは化粧品だと思ってたら、なんと服や靴まで買って良いって言い出して…
しかも、私が滅多に入ることのないおしゃれなショッピングビルに連れて行ってくれた。
この間、野々村さんとちょっとだけのぞいてすぐに撤退したあのビルだ。
ここに売ってるものはたいていが高くて、私にはTシャツの一枚だって買えそうにない。
そんな所で服買ってもらえるなんて、超ラッキーなんですけど~!
ふっふっふっ……これからシュウさんのお店に行く時用に何枚かねだっちゃおう!
(あ……そういえば、昨日から私って良いこと続きじゃない?
もしかして、幸運期?)
なんだか嬉しくて、自然と不気味な笑いがこみ上げてきて…
押さえようと思うのに、なかなか押さえられない。
「……なんだ。おかしな顔して……」
「お、おかしいって酷いな。
わ、私…嬉しいんだよ。」
私が素直にそう言うと、兄さんは一瞬驚いたような顔をして、そして…苦笑した。
「あそこから見てみるか。」
どういう笑いだったのかわからないけど、兄さんはどこか嬉しそうで……
急に優しい声に変わったような気がした。
(な、なんで?
私はただ高い服をかってもらえるのが嬉しかっただけなのに……)
罪悪感みたいなものがちくっと胸を刺した。
いつもは口うるさいばかりだと思ってた兄さんだけど、本当はとてもお世話になってる。
そんなこと、十分わかってるはずなのに、すぐに忘れてしまうんだよなぁ……
あぁぁ……
兄さんに嘘吐いてホストクラブに行くための高い服を買ってもらうのが、なんだか心苦しくなって来た。
でも…だからと言って話せることじゃない。
言ったら、絶対にもう行かせてもらえなくなるもん。
それは辛過ぎる!
(兄さん、ごめん!)
私は心の中で謝って、兄さんの後を着いて行った。
「ほ、本当に値段を気にしなくて良いの?」
「しつこいな。
このあたりに売ってるようなものなら大丈夫だ。
おまえも、安物ばかり着てないで少しは質の良いものを着ろ。
もう子供じゃないんだからな。
言っとくが、いつもみたいな服はだめだぞ。
色も明るいものにするんだぞ。」
「わかってるよ。」
買ってくれるのは化粧品だと思ってたら、なんと服や靴まで買って良いって言い出して…
しかも、私が滅多に入ることのないおしゃれなショッピングビルに連れて行ってくれた。
この間、野々村さんとちょっとだけのぞいてすぐに撤退したあのビルだ。
ここに売ってるものはたいていが高くて、私にはTシャツの一枚だって買えそうにない。
そんな所で服買ってもらえるなんて、超ラッキーなんですけど~!
ふっふっふっ……これからシュウさんのお店に行く時用に何枚かねだっちゃおう!
(あ……そういえば、昨日から私って良いこと続きじゃない?
もしかして、幸運期?)
なんだか嬉しくて、自然と不気味な笑いがこみ上げてきて…
押さえようと思うのに、なかなか押さえられない。
「……なんだ。おかしな顔して……」
「お、おかしいって酷いな。
わ、私…嬉しいんだよ。」
私が素直にそう言うと、兄さんは一瞬驚いたような顔をして、そして…苦笑した。
「あそこから見てみるか。」
どういう笑いだったのかわからないけど、兄さんはどこか嬉しそうで……
急に優しい声に変わったような気がした。
(な、なんで?
私はただ高い服をかってもらえるのが嬉しかっただけなのに……)
罪悪感みたいなものがちくっと胸を刺した。
いつもは口うるさいばかりだと思ってた兄さんだけど、本当はとてもお世話になってる。
そんなこと、十分わかってるはずなのに、すぐに忘れてしまうんだよなぁ……
あぁぁ……
兄さんに嘘吐いてホストクラブに行くための高い服を買ってもらうのが、なんだか心苦しくなって来た。
でも…だからと言って話せることじゃない。
言ったら、絶対にもう行かせてもらえなくなるもん。
それは辛過ぎる!
(兄さん、ごめん!)
私は心の中で謝って、兄さんの後を着いて行った。
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