赤い流れ星3

ルカ(聖夜月ルカ)

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side 和彦

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 「いらっしゃいませ~」

 「わお!圧巻だね!」



 次の日、早速、俺達はシュウのホストクラブに連れて行ってもらった。
 男同士でホストクラブなんて、少しおかしな気はするものの、マイケル達はなんとも思っていない。
 俺もあんまり深く考えずに、ただ、今のシュウの様子を見るだけのつもりで行くことにした。



エレベーターを降りたら、若いイケメンのホストたちが総出で俺達を迎えてくれた。
その様子は、確かに、マイケルの言う通り圧巻だ。



 「KEN-G、いらっしゃい。」



 列の最後に立っていたのがシュウだ。
そう…俺の知ってるシュウよりはややゴージャスながら、やっぱりあのシュウに間違いない。
 懐かしさに胸が熱くなった。



 「シュウよ、今日はご近所の友達を連れて来たんじゃ。
 皆、男性じゃが、よろしく頼むよ。」

 「男性も大歓迎です。
 皆さん、いらっしゃい。
この店のオーナーのシュウです。
よろしくお願いしま…す。」

 「シュウ、よろしくね!」

ネイサンがシュウの手を固く握った。
だが、その視線は俺の方を見ていた。



 「あの、もしかして…
青木さん…ですか?」

 「あ、はい、初めまして。
 青木和彦です。
なぜ、俺のことを…?」

 「あ、あぁ、あなたはこのあたりでは有名な方ですから…」

それは、おそらく亜理紗の事でだろう…
どこかで俺のことを見たことでもあるんだろうか?
それにしても、やはり、シュウは昔のことはまるで覚えていないようだ。
そのことはわかっていたが、とはいえ、その事実を目の当たりにすると寂しいものだ。


 「では、どうぞ、こちらへ…」

 俺達が通されたのは、VIPルームと思われる広い部屋だった。
シュウとその他に二人のホストが一緒に入室した。
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