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side 美幸
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「時間をかけたくないのですか?」
違うよ。
かけたくないんじゃなくて、かけられないんだよ。
急がないと、シュウさんは…
でも、そんなことは絶対に言えない。
だから……
「う、うん。私、せっかちなのかもしれないけど…ちょっとでも早くいろんなことを言える仲になりたいんだ。」
「そうなんですか…だったら…
二人の距離を縮めないといけませんよね。」
「うん、でも、信頼してもらえるようになるには時間がかかるし…
それで悩んでるんだ。」
「……方法はありますよ。」
「えっ!?ほ、本当に?」
「はい、順番は逆かもしれませんが…
親しい間柄になれば良いんです。」
親しい間柄って…野々村さん、何を言ってるんだろう?
親しくなるのが難しいのに…
「だから、それが難しいじゃない。」
「告白するんです。」
「……え?」
「告白して、彼女さんになってしまえば、二人の距離は縮まりますよ。
言いにくいことだって、言っても良いと思いますし。」
なるほど!そういう手があったか。
確かに、彼女さんなら言っても良いかもしれない。
この方法なら、信頼関係を築くよりも時間はかからない。
そう思ったら、なんだかテンションが急に上がった。
違うよ。
かけたくないんじゃなくて、かけられないんだよ。
急がないと、シュウさんは…
でも、そんなことは絶対に言えない。
だから……
「う、うん。私、せっかちなのかもしれないけど…ちょっとでも早くいろんなことを言える仲になりたいんだ。」
「そうなんですか…だったら…
二人の距離を縮めないといけませんよね。」
「うん、でも、信頼してもらえるようになるには時間がかかるし…
それで悩んでるんだ。」
「……方法はありますよ。」
「えっ!?ほ、本当に?」
「はい、順番は逆かもしれませんが…
親しい間柄になれば良いんです。」
親しい間柄って…野々村さん、何を言ってるんだろう?
親しくなるのが難しいのに…
「だから、それが難しいじゃない。」
「告白するんです。」
「……え?」
「告白して、彼女さんになってしまえば、二人の距離は縮まりますよ。
言いにくいことだって、言っても良いと思いますし。」
なるほど!そういう手があったか。
確かに、彼女さんなら言っても良いかもしれない。
この方法なら、信頼関係を築くよりも時間はかからない。
そう思ったら、なんだかテンションが急に上がった。
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