皆さんぼっちですか?私は今、この国でぼっちです。

空色アップル

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おはよう

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今は何年だっけ?

あぁそうか。確か2195年だったかな。

私は何者なんだっけ?

あぁそうか。12歳の女だったかな。

ここはどこなんだっけ?

あぁそうか。地下6階だったかな。



今、何してるんだっけ?








あぁそうか。




日本は負けたんだ。


他国に。

惨敗なんだっけ?

テレビが言ってた。そう。「テレビ」が。



皆が消えたらしいね。見てないけど。テレビが言ってた。





え、皆?


違う。違うよ。



皆は消えてないよ。

だって、だって……

じゃあなんで…









「……私、喋れてるの?」





頬をつねれば痛い。足踏みをすれば、音がする。

皆の中の一人。私。

その私だけ、生き残ってしまったんだ。


なんで?なんで私だけ。



こんな気持ちになるぐらいなら、こんなことになるぐらいなら……









「死にたかったよ…………死んじゃえばよかったよ!!!!!」







そうだよ。あの人に……あの人に守られなければよかった。







「…………先生。なんで私だけ守ったの……ひとりぼっちの私を助けたのは先生。でも、その私をひとりぼっちにしたのも、先生。そんな先生なんて、大ッ嫌いだよ……








ばーか…………」






静かで冷たい地下。先生と過ごした思い出のその場所は、私の心に少し似ていた。
いや、そもそも心なんてもの無いのかもしれない。もしかしたら。
悲壮感と疎外感に塗れる私に、テレビが告げた。



―なお、生き残りは一人。一人。捜索は…捜索は…捜索は…捜索は…そそそそそ捜索は……わかりませせせせせせせん―




私のことだな。捜索なんてしなくていいよ。されたくないよ。

ただ、ただ……先生に会いたい。
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