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第10話 『脱・鼻がもげる程臭い街』大作戦。開始前、事前準備。
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そんな個性豊かな4人と私が中心となり、この10年間、『脱、鼻がもげる程臭い街』大作戦を推し進めてきた。
では、私達がどのように作戦を実行してきたのか。順を追って説明していきたいと思う。
以前もお話したように、最初に取り掛かったのは人々の意識改革だ。
衛生的な生活環境の意識づける為に、まずは自身の清潔を保ってもらおうと王妃様に協力を仰ぎ、噂を流した。
その後すぐ着手したのは、問題点の洗い出し。
環境改善するには問題点を洗い出し、把握する必要がある。その為に私は王都中を視察して回った。
複数人の近衛騎士の護衛付きで…。
できるだけ目立ちたくないって言ったのに。
案内役兼護衛の一人で十分だと言ったのに。
近衛騎士じゃなくて兵士が良いって言ったのに。
それではいざという時に対処しきれないと宰相に即座に却下された。
『賢者』様としての立場をお忘れなきよう。御身を大事にして下され。そう懇願されたのだ。
それでも渋ると、今度は「もし近衛を連れて行かないのなら、『賢者』様の御身をお守りする為、貴方様の存在を世に公表しましょう」とまで言われてしまったのだ。断るわけなかもいかない。
……てか、それって殆ど脅迫だよね?
でも嫌だったんだよね。近衛騎士って無駄に目立つから。
近衛って皆、良家の子息でイケメン揃いなわけよ。しかも一目で近衛だと分かるよう、無駄に飾りのついた制服まである。そんなイケメ集団を引き連れて街を歩いていたら目立ちまくるでしょ?
それでなくとも白人種ばかりのこの国で、黄色人種の私は悪目立ちするというのにさ。
妥協案として私が宰相に突き付けたのは、護衛につく騎士は2人まで。制服ではなく、商人風の格好をする事。私は彼等の使用人に化けるから、私を変に敬おうとしない事だった。
この案は実際悪くなかったと思う。注目は騎士2人に集まったし、異民族の私は彼等がどこかで購入した奴隷だと思われてたみたいだから。
視察と並行して私がしたのはこの国についての勉強。
宰相にお願いして家庭教師をつけてもらい、この国のしきたりや一般常識について学び始めたのだ。
郷に入っては郷に従え。
この国の事を知らないまま計画を推し進めるのは無理がある。何より、一緒に仕事をしていく仲間達との仲も深められない身体。
私はとにかく我武者羅に学んだ。
できるだけ早く、家庭教師の先生から『及第点』が貰えるよう、受験の追い込み期レベルの必死さで知識を詰め込んでいった。
その頃には既に、私が召喚されてからひと月が過ぎようとしていた。
徐々に気温が上がり始め、日差しも強くなっていた。このまま何もせずに夏を迎えたら、寒いうちは幾分落ち着いているという『疫病』が再流行し始めるのではないかと心配になったのだ。
当時の私の一番の懸念は、この国について何も知らないという事だった。
気候も分からなければ、特産品…どういった食料や製品が生産されているのかも分からない。元の世界のヨーロッパに似ているといっても、全く違う恐れもある。
例え、それまで酷似していたとしても、ヨーロッパのどの地域に似ているのかもわからない。一口にヨーロッパといっても広い。場所によってかなり気候が違うし、作られている物も食べられている物も違う。
そもそも、地球温暖化が懸念される現代と、温室効果ガスなどない産業革命前の中世ヨーロッパでは気候がかなり違うのではないだろうか?と、そんな心配もある。
『疫病』の原因は菌だ。
大抵菌類は寒さに弱いし、媒介する鼠や蚤、ダニの活動も沈静化するから冬の間『疫病』は落ち着いたように見えるのだ。
それらが活発化する温かい季節になればどうなるか…。
私はこれ以上温かくなる前にどうにかしなくてはとかなり焦っていた。
受験生だった時のように只管貪欲に学び続けていると、授業を受け始めてからひと月後にはどうにか家庭教師の先生から『及第点』をもらう事ができた!
これで準備は整った!
後は作戦を実行してくだけ!
作戦実行に移る前に、各チームの代表者4名と私の顔合わせが、国王同席の下、謁見の間で行われた。
国王はこの代表者4名に、他言無用だと前置きしてから、私が異世界から召喚された『賢者』である事を告げた。
私は皆が抱いている『賢者』のイメージを壊してしまうのでないかと心配だった。もしかしたら信じてもらえないかも知れないとも思っていた。
しかし、意外な事に4人ともすんなり信じてくれたようだ。
(…まあ、国王陛下と宰相、そして神官長までもが同席してるし、疑う余地はないよね?それにしても、宰相の目付きどうにかならんかね?ってか、神官長のお爺ちゃまも笑顔の圧がすごすぎ!)
そんな事をぼんやり考えていると、突然レオが私に話しかけてきた。
どうやら最近、王宮内で私の事が噂になっていたらしい。毎日のように近衛兵を引き連れ、街に繰り出す異国の女がいると。我が物顔で王宮内を闊歩しているが、あれは誰なのかと。
そんなに悪目立ちしていたのかと私は地味に落ち込んだ。
だからだったのか、私の正体を知った面々が妙に納得したような顔をしたのは…。
落ちこむ私を尻目に、国王は更に続けた。
私が『賢者』である事を公表するのを拒んでいるので、名目上は『他国から呼び寄せた疫病の専門家』として通すつもりだと。だからもし、私が本当の身分を隠している事で何らかの不利益が生じた時…私の出自を邪推したり、私を蔑ろにするような事があった時…は全力で守るようにと。
その国王の言葉を4人は神妙な顔で了承していた。
因みに、この顔合わせの席で、私達は国王より活動拠点として王宮内の離宮を貸し与えられた。
以前もお話したが、この国の王宮は豪奢でもなければ、優美さの欠片もない防御命の建物だ。堅牢な石造りで、矢狭間はあちこちにあるが、窓自体は少ない。要塞といった趣の物。
しかし、先々代の国王が愛妾の為に建てたという離宮は、近世の屋敷のような優美さを持つ建物で私は一目で気に入った。
私と各チームの代表者4人には、離宮内にそれぞれ執務室を与えられた。
因みに私の部屋は、この離宮を贈られた愛妾が使っていた部屋らしい。14、5畳くらいの広さで陽当たりのいい、水色と白を基調としたとても可愛らしい部屋だった。
後から聞いた話だが、こちらの世界ではあまり水色や白といった薄い色を使わないらしい。汚れが目立つというのも理由の一つだろうけれど、きっと原材料費の問題だろう。
ツタンカーメンの黄金のマスクの縁取りとか、フェルメールの絵に使われている青系顔料って、ラスピラズリっていう石からできているんだけど。確か、その石ものすごく高価だったんだよね?
そのせいでフェルメールは借金まみれになったとか…。フェルメールの生きた近世でもそうだったんだから、この時代なら尚の事だよね?
それでも敢えてこの色を基調にしたのは私の好きな色だからだという。
勝手に召喚して私の人生をぶち壊しにした事への謝罪の意味もあるらしい。
離宮に部屋を与えられた代表者4人だったが、既婚者組は基本帰宅していたからあまり使用していなかった。使っていたのは、私とレオ。そして女性を連れ込みまくるようになったダズリーだけだ。
では、私達がどのように作戦を実行してきたのか。順を追って説明していきたいと思う。
以前もお話したように、最初に取り掛かったのは人々の意識改革だ。
衛生的な生活環境の意識づける為に、まずは自身の清潔を保ってもらおうと王妃様に協力を仰ぎ、噂を流した。
その後すぐ着手したのは、問題点の洗い出し。
環境改善するには問題点を洗い出し、把握する必要がある。その為に私は王都中を視察して回った。
複数人の近衛騎士の護衛付きで…。
できるだけ目立ちたくないって言ったのに。
案内役兼護衛の一人で十分だと言ったのに。
近衛騎士じゃなくて兵士が良いって言ったのに。
それではいざという時に対処しきれないと宰相に即座に却下された。
『賢者』様としての立場をお忘れなきよう。御身を大事にして下され。そう懇願されたのだ。
それでも渋ると、今度は「もし近衛を連れて行かないのなら、『賢者』様の御身をお守りする為、貴方様の存在を世に公表しましょう」とまで言われてしまったのだ。断るわけなかもいかない。
……てか、それって殆ど脅迫だよね?
でも嫌だったんだよね。近衛騎士って無駄に目立つから。
近衛って皆、良家の子息でイケメン揃いなわけよ。しかも一目で近衛だと分かるよう、無駄に飾りのついた制服まである。そんなイケメ集団を引き連れて街を歩いていたら目立ちまくるでしょ?
それでなくとも白人種ばかりのこの国で、黄色人種の私は悪目立ちするというのにさ。
妥協案として私が宰相に突き付けたのは、護衛につく騎士は2人まで。制服ではなく、商人風の格好をする事。私は彼等の使用人に化けるから、私を変に敬おうとしない事だった。
この案は実際悪くなかったと思う。注目は騎士2人に集まったし、異民族の私は彼等がどこかで購入した奴隷だと思われてたみたいだから。
視察と並行して私がしたのはこの国についての勉強。
宰相にお願いして家庭教師をつけてもらい、この国のしきたりや一般常識について学び始めたのだ。
郷に入っては郷に従え。
この国の事を知らないまま計画を推し進めるのは無理がある。何より、一緒に仕事をしていく仲間達との仲も深められない身体。
私はとにかく我武者羅に学んだ。
できるだけ早く、家庭教師の先生から『及第点』が貰えるよう、受験の追い込み期レベルの必死さで知識を詰め込んでいった。
その頃には既に、私が召喚されてからひと月が過ぎようとしていた。
徐々に気温が上がり始め、日差しも強くなっていた。このまま何もせずに夏を迎えたら、寒いうちは幾分落ち着いているという『疫病』が再流行し始めるのではないかと心配になったのだ。
当時の私の一番の懸念は、この国について何も知らないという事だった。
気候も分からなければ、特産品…どういった食料や製品が生産されているのかも分からない。元の世界のヨーロッパに似ているといっても、全く違う恐れもある。
例え、それまで酷似していたとしても、ヨーロッパのどの地域に似ているのかもわからない。一口にヨーロッパといっても広い。場所によってかなり気候が違うし、作られている物も食べられている物も違う。
そもそも、地球温暖化が懸念される現代と、温室効果ガスなどない産業革命前の中世ヨーロッパでは気候がかなり違うのではないだろうか?と、そんな心配もある。
『疫病』の原因は菌だ。
大抵菌類は寒さに弱いし、媒介する鼠や蚤、ダニの活動も沈静化するから冬の間『疫病』は落ち着いたように見えるのだ。
それらが活発化する温かい季節になればどうなるか…。
私はこれ以上温かくなる前にどうにかしなくてはとかなり焦っていた。
受験生だった時のように只管貪欲に学び続けていると、授業を受け始めてからひと月後にはどうにか家庭教師の先生から『及第点』をもらう事ができた!
これで準備は整った!
後は作戦を実行してくだけ!
作戦実行に移る前に、各チームの代表者4名と私の顔合わせが、国王同席の下、謁見の間で行われた。
国王はこの代表者4名に、他言無用だと前置きしてから、私が異世界から召喚された『賢者』である事を告げた。
私は皆が抱いている『賢者』のイメージを壊してしまうのでないかと心配だった。もしかしたら信じてもらえないかも知れないとも思っていた。
しかし、意外な事に4人ともすんなり信じてくれたようだ。
(…まあ、国王陛下と宰相、そして神官長までもが同席してるし、疑う余地はないよね?それにしても、宰相の目付きどうにかならんかね?ってか、神官長のお爺ちゃまも笑顔の圧がすごすぎ!)
そんな事をぼんやり考えていると、突然レオが私に話しかけてきた。
どうやら最近、王宮内で私の事が噂になっていたらしい。毎日のように近衛兵を引き連れ、街に繰り出す異国の女がいると。我が物顔で王宮内を闊歩しているが、あれは誰なのかと。
そんなに悪目立ちしていたのかと私は地味に落ち込んだ。
だからだったのか、私の正体を知った面々が妙に納得したような顔をしたのは…。
落ちこむ私を尻目に、国王は更に続けた。
私が『賢者』である事を公表するのを拒んでいるので、名目上は『他国から呼び寄せた疫病の専門家』として通すつもりだと。だからもし、私が本当の身分を隠している事で何らかの不利益が生じた時…私の出自を邪推したり、私を蔑ろにするような事があった時…は全力で守るようにと。
その国王の言葉を4人は神妙な顔で了承していた。
因みに、この顔合わせの席で、私達は国王より活動拠点として王宮内の離宮を貸し与えられた。
以前もお話したが、この国の王宮は豪奢でもなければ、優美さの欠片もない防御命の建物だ。堅牢な石造りで、矢狭間はあちこちにあるが、窓自体は少ない。要塞といった趣の物。
しかし、先々代の国王が愛妾の為に建てたという離宮は、近世の屋敷のような優美さを持つ建物で私は一目で気に入った。
私と各チームの代表者4人には、離宮内にそれぞれ執務室を与えられた。
因みに私の部屋は、この離宮を贈られた愛妾が使っていた部屋らしい。14、5畳くらいの広さで陽当たりのいい、水色と白を基調としたとても可愛らしい部屋だった。
後から聞いた話だが、こちらの世界ではあまり水色や白といった薄い色を使わないらしい。汚れが目立つというのも理由の一つだろうけれど、きっと原材料費の問題だろう。
ツタンカーメンの黄金のマスクの縁取りとか、フェルメールの絵に使われている青系顔料って、ラスピラズリっていう石からできているんだけど。確か、その石ものすごく高価だったんだよね?
そのせいでフェルメールは借金まみれになったとか…。フェルメールの生きた近世でもそうだったんだから、この時代なら尚の事だよね?
それでも敢えてこの色を基調にしたのは私の好きな色だからだという。
勝手に召喚して私の人生をぶち壊しにした事への謝罪の意味もあるらしい。
離宮に部屋を与えられた代表者4人だったが、既婚者組は基本帰宅していたからあまり使用していなかった。使っていたのは、私とレオ。そして女性を連れ込みまくるようになったダズリーだけだ。
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初めまして。連載当初より毎回の更新を楽しみにしていたのですが、長く更新されて居ないのが、非常に残念です。凄く続きが読みたいです。更新を心待ちにしております。宜しくお願いします🥺
ちー様
とても嬉しいお言葉をありがとうございます😭!
感動して泣きそうです🥺
ここ2年程体調が悪く、書くことができない状態だったのですが、最近ようやく落ち着いてきました!
ですので、ちー様のお言葉を胸に、少しずつ更新して行こうと思います!
今暫しお待ち下さい!!
続きを楽しみに、お待ちしています~!
hiyo 様
いつも拙作をお読みいただき有難うございます!
こちらの方で感想をいただけるのが本当に久しぶりで、筆者は感涙しそうです!
今、書いております。年齢制限付きの『私との〜』の方がもう少しで完結致しますので、そうしましたら、こちらの方も書いて行きたいと思っております!
どうぞ、もう暫くお待ち下さい!!
感想有難うございました!
レオキターーーー!レオーー!レオ推しな私としては嬉しい限りです!レオ頑張れ~!
毎日更新ありがとうございます!寒い日が続きますが、お身体に気をつけてくださいね!
ネコのしっぽ 様
いつも拙作をお読みいただき有難うございます!
お待たせしました(笑)!!
ここから当分の間、レオのターンが続きます!
レオは無垢な天使の仮面を被った腹黒策士なので、これから主人公をどう振り回し返して行くのかをお楽しみ下さい!!
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