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第二章 クズは学校へ
第21話
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「……おっそいわねえ!もう三分も過ぎてるわよ!」
奏が腕の時計を見ながら貧乏ゆすりをしていた。
朝礼台の横に気をつけの姿勢で風紀委員がずらりと立っており、その手前には降魔奏、斧研美影、佐野亜紀の女囚人三人衆が集まっていた。
「風紀委員長すみませっ――、じゃなくて、クズは黙って待ってなさい!」
「あら?今の風紀委員長の姿がどこにも見当たらないわねえ……。もしかして就任初日で遅刻ぅ?前任者は一度も遅刻したことがなかったわ。降格させて適任者に戻したほうがいいんじゃないかしら?」
「うぐぅ……」
奏が昨日の夕方まで風紀委員長だったせいか、風紀委員たちは言い返すこともせず口を噤んでしまった。
そこに――。
「すみませぇん!おくれましたぁ」
風紀委員長の金守と彼女にお姫様抱っこされている黒水が広場に現れた。
「なんであんたがこのゴミクズ野郎を連れてきてるのよっ!?」
「えぇ?だって手錠で身動き取れてなくてかわいそうだったんですもんぅ」
「そんなの関係ないわっ!とにかくあんたら二人の貢献ポイントは減らされることになるわ!」
「何言ってるんですかぁ?この集会のトップは現風紀委員長である亜依加ですよぉ?遅刻か否か決めるのも亜衣加ですぅ」
「チッ!なによ、現風紀委員長って!どうせあんたが私の素行をチクって降格させたんでしょ?」
「そんな証拠ないですしぃ、今それ関係なくないですかぁ?」
「ああもうっ――!」
地団駄を踏む奏。
金守はおっとりとした口調に反し、不敵に口角を吊り上げた。
「よかったな、ロミロミ。貢献ポイント減らずに済んで」
「見捨てたお前に言われたくねぇよ!」
「しかも合法であの女にお姫様抱っこされたんだろ?どうよ、感想は?」
「おっぱいだった」
「うわぁ、やっぱきもいわ近づくな。これからクズクズって呼ぼうかな……」
「何言ってるんですか、斧研さん!クズのトップとして、百点満点の解答じゃないですか!?あと、是非クズクズと呼んであげてください!」
「亜紀!お前が勝手に最悪なあだ名に決めるなよ!?」
朝早くから平常運転の亜紀にツッコミする黒水。
それにしても、お姫様抱っこ中は素晴らしい光景が見えた。
青く弾力のある双丘が何度も黒水の目の前に迫ってきたのだから――。
黒水は正直、かぶりつこうとも思ったがさすがに相手は風紀委員長。
そんなことしたらどれだけ貢献ポイントが下がるのか知ったことではない。
黒水はなんとか性欲を抑えたのだった。
「にしても、よかったなあ。奏が手錠をしてくれたことをむしろ感謝したいくらいだ――」
「静粛にッ!これから朝のゴミ箱集会をはじめるッ――!クズ共ッ、礼ッ!」
新しい副風紀委員長と思われる、眼鏡をかけたいかにも生徒会長タイプの女子が号令した。
その勢いに気圧されて黒水を含めた囚人四人は深く礼をした。
「では風紀委員長、お願いします」
「はい」
金守が朝礼台に上がった。
先ほどまでのおっとりとした表情とは打って変わり、真面目で厳格な表情を皆に見せていた。
「おはようございます、クズ共。これから上の階の学校に向かい、あなたたちは善良な生徒に交じって学園生活を送ってもらいます。くれぐれも善良な生徒には迷惑をかけず、むしろ貢献ポイントを上げるような行動を常に心がけてください。その前に、あなたたちは校舎の掃除を学校の朝礼がはじまるまでしてもらいます」
「そ、掃除っ!?」
「そこっ!静粛にしなさいっ!」
黒水が驚きのあまり声を上げると、金守に指をさされて叱られた。
「今日はトイレ掃除の日です。これから支給される荷物を持って早速上の校舎に向かいましょう。しっかりとした掃除ができたと判断されれば貢献ポイントを与えますので悪しからず。今日のゴミ箱集会は以上――!」
奏が腕の時計を見ながら貧乏ゆすりをしていた。
朝礼台の横に気をつけの姿勢で風紀委員がずらりと立っており、その手前には降魔奏、斧研美影、佐野亜紀の女囚人三人衆が集まっていた。
「風紀委員長すみませっ――、じゃなくて、クズは黙って待ってなさい!」
「あら?今の風紀委員長の姿がどこにも見当たらないわねえ……。もしかして就任初日で遅刻ぅ?前任者は一度も遅刻したことがなかったわ。降格させて適任者に戻したほうがいいんじゃないかしら?」
「うぐぅ……」
奏が昨日の夕方まで風紀委員長だったせいか、風紀委員たちは言い返すこともせず口を噤んでしまった。
そこに――。
「すみませぇん!おくれましたぁ」
風紀委員長の金守と彼女にお姫様抱っこされている黒水が広場に現れた。
「なんであんたがこのゴミクズ野郎を連れてきてるのよっ!?」
「えぇ?だって手錠で身動き取れてなくてかわいそうだったんですもんぅ」
「そんなの関係ないわっ!とにかくあんたら二人の貢献ポイントは減らされることになるわ!」
「何言ってるんですかぁ?この集会のトップは現風紀委員長である亜依加ですよぉ?遅刻か否か決めるのも亜衣加ですぅ」
「チッ!なによ、現風紀委員長って!どうせあんたが私の素行をチクって降格させたんでしょ?」
「そんな証拠ないですしぃ、今それ関係なくないですかぁ?」
「ああもうっ――!」
地団駄を踏む奏。
金守はおっとりとした口調に反し、不敵に口角を吊り上げた。
「よかったな、ロミロミ。貢献ポイント減らずに済んで」
「見捨てたお前に言われたくねぇよ!」
「しかも合法であの女にお姫様抱っこされたんだろ?どうよ、感想は?」
「おっぱいだった」
「うわぁ、やっぱきもいわ近づくな。これからクズクズって呼ぼうかな……」
「何言ってるんですか、斧研さん!クズのトップとして、百点満点の解答じゃないですか!?あと、是非クズクズと呼んであげてください!」
「亜紀!お前が勝手に最悪なあだ名に決めるなよ!?」
朝早くから平常運転の亜紀にツッコミする黒水。
それにしても、お姫様抱っこ中は素晴らしい光景が見えた。
青く弾力のある双丘が何度も黒水の目の前に迫ってきたのだから――。
黒水は正直、かぶりつこうとも思ったがさすがに相手は風紀委員長。
そんなことしたらどれだけ貢献ポイントが下がるのか知ったことではない。
黒水はなんとか性欲を抑えたのだった。
「にしても、よかったなあ。奏が手錠をしてくれたことをむしろ感謝したいくらいだ――」
「静粛にッ!これから朝のゴミ箱集会をはじめるッ――!クズ共ッ、礼ッ!」
新しい副風紀委員長と思われる、眼鏡をかけたいかにも生徒会長タイプの女子が号令した。
その勢いに気圧されて黒水を含めた囚人四人は深く礼をした。
「では風紀委員長、お願いします」
「はい」
金守が朝礼台に上がった。
先ほどまでのおっとりとした表情とは打って変わり、真面目で厳格な表情を皆に見せていた。
「おはようございます、クズ共。これから上の階の学校に向かい、あなたたちは善良な生徒に交じって学園生活を送ってもらいます。くれぐれも善良な生徒には迷惑をかけず、むしろ貢献ポイントを上げるような行動を常に心がけてください。その前に、あなたたちは校舎の掃除を学校の朝礼がはじまるまでしてもらいます」
「そ、掃除っ!?」
「そこっ!静粛にしなさいっ!」
黒水が驚きのあまり声を上げると、金守に指をさされて叱られた。
「今日はトイレ掃除の日です。これから支給される荷物を持って早速上の校舎に向かいましょう。しっかりとした掃除ができたと判断されれば貢献ポイントを与えますので悪しからず。今日のゴミ箱集会は以上――!」
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